ピラミッドは惑星を表している

古代エジプト最古の時代に建てられた
七基の巨大なピラミッドは、なんと惑星を表している。
驚くほど正確なデータが、ピラミッドには込められている。
イシス女神

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    ピラミッドに隠された天文学

   ナイル川のほとり、現在のカイロ郊外にあるギザの三大ピラミッドは、今も人類にとって最大のミステリーだ。過去から現在まで多くの人々を不思議がらせてきたが、ピラミッドの根本的な謎は、今もやはり解き明かされていない。ピラミッドは古代エジプトの王(ファラオ)の墓なのか?そもそもいつ、誰が、どんな方法で、何のために建てたのか?
3大ピラミッド 2001年2月  こういった問題は基本的に現在も謎である。ピラミッドの研究は世界中で続けられているが、これまでに判明している事実はきわめて少ない。本当のところは、何もわかっていないといってもいい。
 「歳月は人を笑う」といわれる。ところが、「ピラミッドはその歳月を笑う」といわれてきた。何千年の歳月が経っても、ピラミッドはやはり神秘のベールに包まれたままだからだ。ピラミッドはいわば、人類の文明の記念碑である。エジプトの地に遥かな昔から存在し続けてきた四角錐の巨大な石の山。莫大な石材が使われたその単純で幾何学的な姿について、ピラミッド自身は何も語らない。

 だが、ここに驚くべき事実がある。従来のピラミッド観を根本的に覆すびっくりするような証拠がある。ピラミッドはなんと、惑星をあらわしている。しかも、驚くほど正確な数値で惑星と対応している。


    ピラミッドと惑星が正確に対応する

 まず、三大ピラミッドのなかでも最も北側に位置するクフ王のピラミッドと、中央に立つカフラー王のピラミッドの大きさを比較してみることで、不思議な関係を見ることができる。
 クフ王のピラミッドは、全ピラミッド中最大の大きさである。カフラー王のピラミッドはそれに次ぐ大きさだ。
 このふたつのピラミッドは大きさが非常によく似ており、どちらもピラミッドの寸法について、現在、非常に正確な値が得られている。最古のピラミッド群のなかでも、特別に大きなこのふたつのピラミッドの大きさを比べると、それは、地球と金星の関係にそっくりなのである(図1、2)。

―図1― 拙著『ピラミッド 秘密の地下室』より

―図2―(同上)


 ふたつのピラミッドの体積を比べると、クフのピラミッド〔1〕にたいして、カフラーのピラミッドは〔0・854〕、一方、地球と金星の体積比は、地球〔1〕にたいして、金星は(0・857〕である。
 非常によく似た値である。じつに不思議な関係だ。
 これはクフのピラミッドとカフラーのピラミッドが、そのまま地球と金星に対応しているという驚くべき事実を示唆している。
 このような数字だけでも信じがたいことであるが、これだけではまだ偶然かもしれない、とも考えられる。ふたつのピラミッドがそのまま地球と金星をあらわしているのなら、それぞれのピラミッドが、個々に惑星と対応している原理がなければならない。クフのものは地球と、カフラーのものは金星と、何らかの原理で結びついていれば、ピラミッドと惑星の関係を明らかにすることができるのである。
 そこにはいったい、どんな原理が働いているのだろうか。

第2ピラミッド(左)と大ピラミッド

第2ピラミッド(左)と大ピラミッドを南から見る


    4/3πによって球体に移す原理

 その関係はしかし、結論からいうと、案外簡単に見つけられる。ふたつのピラミッドの値に4/3πを掛けてみると、それぞれが地球と金星の体積に正確に対応するのである。(図3)

―図3―(同上)


 ピラミッドと惑星では絶対的な大きさが違うので、桁数が違うのは当然だが、ここには驚くべき関係がある。まったく信じがたいことである。
 ふたつのピラミッドは、4/3πを掛けるという同じ原理で惑星と正確に対応している。一方は地球を、他方は金星を表しているのである。
 だが、この結果だけではまだ十分とはいえない。少し気になるのは、カフラーのピラミッドと金星では非常に正確な数字の対応を見せているのにたいして、クフのピラミッドと地球の間には、やや数字のズレがあることだ。この点をもう少し見てみよう。

 地球と金星というふたつの惑星は、大きさのおいても、比重においても双子といってもよいほどよく似た惑星である。が、わずかに違う点は、金星が完全な球形であるのにたいして、地球の方はごくわずかに上下に押しつぶした形をしており、完全な球形ではない。
 地球の場合、赤道面の半径(赤道半径)の方が、両極方向の半径(極半径)よりもわずかに長いのである。
 そこで地球の体積は、球の体積を求める公式ではなく、次のような公式で求めることができる。

  真の地球の体積=4/3π×(赤道半径)2×(極半径)

 地球の体積を求める場合、赤道半径だけで求めると実際の地球よりも大きな値になるし、極半径だけで求めると、実際の地球よりもわずかに小さくなってしまう。
 この点を考慮してみると、どうだろう。クフのピラミッドと地球との対応において、わずかに数字のズレがあったのは、こうした点に原因があったのではないか。
 そう考えて、試みに地球を赤道半径だけの完全な球体として体積を求めてみると、なんとその値は、クフのピラミッドから得られる数値のほとんど正確に対応したのである。(図4)

―図4―(同上)


 まったくびっくりするような数字である。カフラーのピラミッドと金星との対応に見られる同じ正確さが、ここでもあらわれてきたのだ。
 これはもはや偶然ではない。ふたつのピラミッドは、正確にふたつの惑星と対応している。これらのピラミッドは個々に独立しているのではなく、同一の建造者によって建てられた、同一のプロジェクトだというわけである。

 ところで、ピラミッドの体積の値になぜ4/3πを掛けるのだろうか。これについては、やはり意味があるようだ。
 クフ王のピラミッド、すなわち、通称「大ピラミッド」からはπの値が得られることが、これまでにわかっている。不思議なことだが、大ピラミッドの四つの底辺の和を、高さの2倍で割ってみると、〔3・14〕のπの値が出てくるのだ。
 この関係はこれまでふつう「円の四角化」と呼ばれてきた。ピラミッドには、「円を四角に移すような原理」が込められている、というのである。
 同様に、マニアの間では「ピラミッドには球体に移すような原理も隠されているのではないか」といわれていた。真実かどうかは、むろんわからない。
 しかし、4/3πを掛けると惑星に対応する関係こそ、「球体に移す原理」と考えられなくもない。ただし、この場合は、太陽系の惑星という、とんでもなく巨大な球体なのであるが・・・・。

 なお、敢えていっておくと、ここまでの数字は十分に信頼できるものである。ピラミッドについては、エジプト考古学の父と呼ばれるF・ピートリの測量によるものであり、惑星については、東京天文台発行の理科年表に拠っている。

大ピラミッド

クフ王のピラミッド 通称大ピラミッド



    大ピラミッドと地球のさらに正確な関係

 さて、大ピラミッドと地球の関係についていえば、じつは、もっと不思議な正確さを見ることができる。
 大ピラミッドの頂上の高さは、F・ピトリーの測量によれば146・7メートルである。この値は、その後、エジプト考古局による測量によっても修正されなかったほど正確なもので、これまでの計算でもこの値を使ってきた。
 しかし、これまでの調査と研究では、大ピラミッドの高さには若干の幅がもたせてある。
 大ピラミッドの頂上部は現在9メートルほどが失われており、本当の頂上の高さは、残された外装石や各面の勾配から計算で求めることになるのだが、大ピラミッドの各面には微妙な勾配の変化がつけられている。そのため、計算されるピラミッドの高さとしては、50センチほどの誤差が生じると考えられている(高くなるよりは、低くなる可能性のほうが大きいようである)。
 ということは、大ピラミッドの高さは、最大では147メートルほどであり、最小の場合は146・2メートルほどになる可能性がある。これまでの計算では、標準的な146・7メートルを使っってきた。ところが、最小の高さを想定して、146・2メートルを使って大ピラミッドの体積を計算してみると、なんとその値はみごとに真の地球の体積に符合したのである(図5)。
 真の地球の体積とは、前にみたように赤道半径と極半径の両方を用いた本当の地球の体積である。

―図5― 拙著『ピラミッド 秘密の地下室』より


 こうして大ピラミッドと地球の真の体積を比べてみると、数字の正確さは驚くばかりである。大ピラミッドのような巨体にたいして、どうしてこのようなことが可能なのだろうか。ネットでご来訪の皆さんも、この不思議な数字の符合をたっぷりと堪能していただきたい。
 大ピラミッドと地球の対応は、標準的な高さをとれば、地球を赤道半径だけの完全な球体と考えた場合の体積に対応し、下限をとると、真の地球の体積に対応するのである。これは建造者の意図なのだろうか。


大ピラミッド

大ピラミッドの建設には2百数十万個の石材が使われたという


 さて、こうした結果をみて、強調しておかなければならないことがふたつある。
 まず、ピラミッド建造者について――。
 大ピラミッドの現在失われている頂上部については、今も、初めからなかったという説と、あったという説に議論が分かれているが、もし仮に、ピラミッドの建造者が意図的に頂上部を造らないことによって、50センチほどの差が生じることまで計算していたとすると、彼らの技術や知識はどれほどのものか、ということである。
 ここまでに見てきたピラミッドと惑星の関係は、πの値などとは比較にならない高い知識の存在を物語っている。単に幾何学や天文学の知識というだけでなく、惑星の正確な大きさなどは20世紀の知識に相当するものである。しかも、ピラミッドの建造者が、このように正確な惑星のデータをピラミッドに残したとすると、(非常に不可解で不思議なことだが、)彼らはコンピューターに相当する計算装置を使っていたと考えないわけにはいかない。そう考えないわけにはいかないのである。なぜなら、大ピラミッドは二百数十万個もの莫大な石材を用いて造られているからだ。これは何かとんでもないことを物語っている。

 さらにもうひとつ強調すべきことは、これまでのピラミッド研究の歴史で、こうしたピラミッドと惑星の対応関係は、まったく気づかれてこなかったということである。これほどの知識と技術がピラミッドに示されているとは、考えられたことがなかった。これはまったくの新事実である。従来のエジプト学は、この新事実を、まだ考慮に入れていない。ピラミッドは、素朴な古代人によって、ほとんど人力だけで建てられたと考えてきたのである。
 だが、そうした考え方は、もはや通用しなくなる。ピラミッドにたいする見方を、根本的に変える必要が出てきたのだ。(倉橋 日出夫




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