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こちらもギャレットのブラックダイアルのクロノグラフですが、この時計はかなり特徴があります。 まず、文字盤を見ていただくと通常時計の時間を指す分針と時針が文字盤の中心でなはく上の方にあります。 そしてクロノグラフの秒針は文字盤の中心につけられていて30分計は6時の位置にあります。 この針の配置だけでこの時計がいかに変わっているかわかると思います。 また、この時計でよく見るのはホワイトダイアルですのでブラックダイアルはさらに珍しいと思います。 この時計の機械はビーナスの140です。 ビーナスの140はこのような針の配置にするためか他のビーナスの機械とはかなりデザインが異なります。 通常のクロノグラフの機械はクロノグラフの機構がケースバック側にあり、ケースバックを開けるとレバーや歯車が見えますが、この機械はクロノグラフの機構が文字盤側にあります。 そのため、ケースバックを開けても地板が見えるだけとなっています。 なぜこのような機械が設計されたのか知らないのですがとても面白いと思います。 クロノグラフのボタンが2つありますが通常のクロノグラフと異なり、スタートとストップは下のボタンで行い、リセットは上のボタンで行います。 ボタンの感触は他のビーナスのクロノグラフとはかなり違うようです。
この時計は40年代だと思いますが細かい目盛りはクロノグラフならではでいいですね。 目盛りのかすれや変色もあまりなくきれいだと思います。 どう使うかはよくわからないのですが、、、 ケースはこの時代に一般的なスナップバックです。 外側には刻印などはありません。 ギャレット以外にもビーナス140を使用したメーカーはありますがギャレットのものが数では多いのではないでしょうか。 それにしてもなぜこのような構造の機械をつくったのか興味深いところです。
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