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さて今回はロンジンです。 このブランドは今でももちろんあって時計を出していますが中級と高級の間くらい といった位置づけでしょうか。 しかしこの時計の作られた年代である50年代頃はロンジンは独立した会社で 最高級の時計を作っていました。 自社ムーブメントの仕上げなどはすばらしいですね。 その中でもロンジンのクロノグラフは仕上げや耐久性の面で評価が高くクロノグラフの最高峰と言われています。 60年から70年代以降は汎用ムーブメントを使用するようになり仕上げも普通になっていってきます。
この時計はロンジンの自社クロノグラフムーブメントの30CHというムーブメントが使用されています。 30CHは13ZNとならぶクロノグラフムーブメントの最高峰としていろいろな時計雑誌などにも紹介されて いますのでご存知の方も多いと思います。 クロノグラフの時計はムーブメントメーカーの作った ムーブメントを時計メーカーが使用することが多かったのですがロンジンは当時の最高級メーカーとして 自社の設計したムーブメントを採用していました。
この時計はスクリューバックの防水ケースが採用されています。 そのためかムーブメントは 大変きれいな状態を保っていました。 ケースは小傷はありますがいい状態だと思います。 ケースのデザインはがっちりとした感じでダイアル側はステップベゼルで段がついたデザイン です。 ケースの大きさはクロノグラフとしては中くらいでしょうか。
ダイアルはシンプルなアラビア数字で視認性が良いものです。 焼けはありますがこれも 味だと思って使用しています。 針はブルースチールで錆などなくいい状態です。 全体に 軍用時計のように飾りのない機能性を求めた感じのデザインですね。 こういう感じの時計 は結構好きです。
ロンジンの自社ムーブのクロノグラフは評価が高いだけあって値段もいいのでそんなに 買えませんが欲しい時計の1本です。 できれば防水ケースでなおかつあまり後の年代 でないものがいいのですがなかなかありませんね。
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