大阪府最大の満水面積のため池
久米田池

 大阪府内最大の面積をもつ久米田池は、岸和田市池尻町と岡山町にまたがり、広さ45.6ha、周囲2.6km、貯水量万トンのため池です。
農業用水として80haもの水田をうるおしているとともに、風致地区にも指定されるほど美しい景観を呈しています。また、養魚もおこなわれており、冬期には水鳥が飛来するなど、豊かな自然資源としても貴重な存在となっています。

 

久米田池と人々の暮らし

 久米田池の築造は奈良時代にさかのぼります。行基年譜によれば、神亀2年(西暦725年から天平10年(西暦738年)の14年の歳月をかけて完成したと言われています。
 当時、久米田池北西に位置する八木郷一帯は、水量の少ない天の川に頼っており、干ばつに悩む農民を見て、僧行基と橘諸兄が農民を集めて当時の久米田池を築造したと言われています。
 その後、岡山町よりの物部田池と当時の小さな数個の池を集めて、現在の大きな久米田池にしたと伝えられています。当時は、現在の春木川から水を引いていました。以後、改修や下流の新田開発に伴う拡張を幾度となく繰り返しています。
 池端に建つ久米田寺は、行基が天平6年に開創した名刹です。久米田寺の別名「隆隆池院」は、築造当時からの寺名で、ため池の管理にあたった久米田寺建立の目的がうかがえます。
 久米田寺は昭和14年に、また、久米田池は昭和16年に大阪府の「史跡・名勝」に指定されています。水を求め、水と生きた久米田池の歴史は、天平文化の薫りとともに今も地域の人々に受け継がれ、語り継がれています。

久米田池の一年
4月 久米田池桜祭り
8月 灯ろう流し
10月 行基参り(だんじり)
1月 大とんど祭り
2月 開山行基忌(久米田寺)
4月 久米田池桜祭り
8月 灯ろう流し
10月 行基参り(だんじり)
1月 大とんど祭り
 このほか、マラソン大会やボーイスカウトによる清掃奉仕活動など、様々な催しに利用され、地域の人々に親しまれています。

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