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「日本の鉱山・炭鉱を追って・1970-2003」
第6回国際鉱山ヒストリー会議・赤平大会2003.9.26.ー29.
ポスター・セッション発表・提出要旨・より

                                        橋本 康夫
 私は1970年、大学の卒業論文のテーマ「足尾鉱毒事件と田中正造」の現地見学と資料収集のため、初めて「鉱山町・足尾」を訪ねました。当時、足尾はまだ閉山前で鉱山町独特の風景が町中に溢れていました。
  製錬所・選鉱場・坑口・社宅などの鉱山施設、そしてハゲ山などの風景。また、そこに暮らす人々や暮らしぶり等々、「鉱山町・足尾」で見て感じた風景は私に強い衝撃と大きな感動を与えてくれました。私と足尾、鉱山との出会いでした。
  以来30年間、私は足尾や鉱山・鉱山町の持つ独特の風景や人情味豊かな人々の暮らしぶりに惹かれ、現在も足尾に通い、閉山後の足尾を追いつつ、各地の鉱山や炭鉱、それらの跡地を廻って写真を撮り、資料を集めています。
  私にとって鉱山・炭鉱は様々な問題を考えさせられる不思議な存在です。その鉱山や炭鉱の歴史に思いを馳せるのはもちろんですが、そこにまつわる諸問題や人々の生活等々などを考えていると、いつの間にかごく自然に私の生き方まで問われていることに気付かされるからです。きっと鉱山や炭鉱の歴史の「重み」から自然に来るのだろうと思っています。そしてそれはまた単に鉱山や炭鉱の歴史ばかりでなく、日本の歴史や人間を考えることにつながって来ます。その意味では鉱山・炭鉱は決して「過去」のものではなく、貴重な幅広い「財産」と確信しています。
  今回の赤平のポスターセッションではそれらの写真の中から抜粋した各地の鉱山・炭鉱の写真を主として、他に全盛時(1916年)の足尾全山の便覧図の資料を含めて10枚から15枚前後展示する予定です。
  それらの展示から「私が見た」日本の鉱山や炭鉱を見て頂き、人間と鉱山、歴史と未来を考えるきっかけにして頂ければ幸いです。

※ ホームページを開設してからいろいろな方から有り難いメールを多く頂きました。
中でも鉱山に直接縁がない私がどうして鉱山・炭鉱に興味を持ったのかという質問が非常に多いです。
そこで、2003年9月26日から29日まで北海道・赤平市において開催された
第6回国際鉱山ヒストリー会議赤平大会・ポスター・セッションに
エントリーした時の発表要旨をここに載せ、自己紹介とさせて頂きます。

赤平にて・写真・ドナルド . スミス 2003

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