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2005.10 Get Album


1973
U.F.O.
Ron Davies
リリース時の評判は全く知らないのだがタイトル通りUFOと思いきや帽子が飛んでるジャケットが印象的なロン・デイビスの2ndアルバム。デヴィッド・スピノザ、アンディー・ニューマーク、チャック・レイニーといった当時の売れっ子がバッキングをつとめている。ゴリゴリ押しまくるのではなく時に切なく優しい語り口が魅力のメロー・スワンプアルバム。(う〜ん、言い得てるなあ)なんで知らなかったんだろう?お薦め。


1971
Breakaway
William Truckaway
これまたレコファンの間で話題になっていたウイリアム・トラッカウェイのリイシュー。ノーマン・グリンバウムのアルバムに参加していたという以外とっかりがないのだが「この一枚」的なミュージシャンはけっこういてこのアルバムも僕にとってはそう。ヒッピー気分のジャケット写真と1曲目「Breakaway」のアコースティックギターのイントロが素敵。ちょいポップなアコースティック路線がこれも時代か。


2005
Black Dog
HERON
「ヘロン」のアルバムというのはどうやら特別な存在のようだ。それはかつてCD化されてなかったことや「ブラックホークの99枚」に寄せられた松平氏の文章が大きく影響していると思われる。そんな「ヘロン」の新譜が30周年再結成アルバムとして届けられた。97年のレコーディングは71年当時彼等が実際に暮し2ndアルバムを録音した「ブラックドッグ」という村の民家でなされたという。思わず9月の「狭山の森」のコンサートが浮かんできてしまうのは僕だけか。しばし英国の草原に想いを馳せよう。

Very Best Of "Country Comfort & Billy Kaui"
75年アルバム「We Are The Children」でデビーした「カントリー・コンフォート」はネイティブ・ハワイアンが多く住むワイナマロを本拠地に音楽活動。セシリオ&カポノやカラパナは、メインランドに出て録音したが彼等はハワイでの活動にこだわったバンドとも言える。ビリー・カウイは、このバンドの中心人物でベスト盤で聴けるボズ・スキャッグスと聴きまごう歌声とAORチックなアレンジは彼のソロアルバムから。これがまたイケルんだわ。
ビリーは、ソロアルバム発表の3カ月後、バンド解散の原因ともなったドラッグによる脳溢血で、28才で逝去とのこと。ワイナマロは、のどかな感じがするいいところだったし、ハワイ自体もビジターである僕には、海と空の広がりが気持ちのいい場所。でも、ネイティブにはある意味、閉ざされた感覚があるのかもしれませんね。ダニー・オキーフの「グッドタイムチャーリー」で歌われている閉塞感みたいに。ドラッグで 自滅、という悲しいエピソードに、僕はそんなことを思います。 (CD TEXT by Buddy)

ジャケット写真は、ご本人またはその製作会社の著作物です。