Bar461 HomeMapMenuDetailMusicLiveOnOffLink
Favorite Album

1971
Mud Slide Slim And The Blue Horizon
James Taylor
8月に新譜のでたジェームスイェイラーさん。詳しくはリンク先の James Taylor Online を見ていただければいいんですが、1968年アップルレコードよりデビュー。
70年「Sweet Baby James」発売、そして翌71年このアルバムが発表されます。実際にはここからですね、よく耳にするようになったのは。当時は、日本のフォークにぐっと引き付けられていた私でしたが、この優しい声と繊細なギターにはまいりましたね。
CだのGだのかき鳴らしてりゃいいと、思ってたのになんなんだこのギターは。それから3年足らずで、ここに収められている名曲「You've Got A Friend」を完コピしてる方の演奏を聴くに及んで、私のギターは長い長〜い眠りについたのでありました。 (2002.11.18)


1971
Live At Fillmore East
Allman Brothers Band
言わずと知れたサザンロックの雄、オールマン渾身の傑作ライブアルバム。
1曲目「Statesboro Blues」のイントロで即ノックアウト。今聴いてもこれだけ心が高鳴るアルバムは他にない。通称フライングドッグ、天翔るスライドギターの天才デュエイン・オールマンの心の叫びが胸に突き刺さる。一番好きなギタリストはと聞かれたら、多分この人をあげるだろう。もちろん「LAYLA Session」におけるエリック・クラプトンとの共演も素晴らしく、いまさら申し上げるまでもないでしょう。弱冠25歳でこの世を去った男が30年以上たった今も聴く者の胸を熱くする。これぞアメリカンロック魂。(2002.11.19)


1973
Captain And Me
The Doobie Brothers
なんといっても「Long Train Running」、ドゥービーブラザース通算3枚目のアルバムからの大ヒット。イントロのギターカッティングにゃみんな痺れちまった。
勿論その前作、72年の「Toulouse Street」の 「Listen To The Music」も素晴らしい曲だがアルバムを聴いた順だとこちらが先。レコード屋さんの店頭でもそうだったように記憶しております。
76年のマイケルマクドナルド参入でバンドはさらなる飛躍を遂げるわけだが、私のドゥービーは「Stampede」まで。乾いたギターと繊細なコーラス。これだね。それにしてもイーグルス、ドゥービーと、いい時代にいい音楽と巡り合えたことは私の最大の幸せ。最近はアコースティック系の曲をピックアップして聴きなおしております。(2002.12.30)


1973
Old Time Lady
Maria Muldaur
可憐で色っぽいっマリア・マルダーのソロデビューアルバム。
2曲目「Midnight Oasis」ではその歌声にエイモス・ギャレットの絡み付くようなギターが極上サウンドを作り出しています。この頃はこうした古き良きアメリカの再発見的な内容をもつものが沢山出されています。映画の世界も同様でした。そこにはアメリカの時代背景があるのですが、おかげで僕らは’50s以前の音楽に徐々に親しんでいくことができたのですね。マリア・マルダー姐御はいまも健在で太った身体とドスの効いた声でブルーズなんぞ歌っております。(2003.1.31)


1974
Planet Waves
Bob Dylan
ボブディランについて語る事は難しい。その活動歴の長さ、多彩さあるいは発表アルバムの多さから言ってもそれ自体網羅することさえむずかしいであろう。ましてや詩人としてのボブディランを考えるとその詩自体の理解度、さらに韻にまで話しが及べばとうてい私なんぞがどうこう申し上げる筋ではない。であるからしてこの方を取り上げるのはすごく気の引ける話しなんである。
なんであるが、そういう難しい事なしに、 このコーナーの主旨である今日も聴いてるこの1枚ということで選ぶとこの「プラネットウェイブ」だったりする。74年発売のこのアルバムは当時気にしてたアサイラムからの発売ということもあってすぐに手にいれたのだが、ザ・バンドとのここでは比較的穏やかなやりとりの中に人生の妙味みたいなものが感じられて好きだな、やっぱり。ロビーロバートソンのギターも秀逸。
これと「欲望」がディランのベスト2(加えて今回のLive 1975 でベスト3)って言ったら浅いんでありましょうな、きっと。(2003.3.3)
ジャケット写真は、ご本人またはその製作会社の著作物です。