MY DISC NOTE #5                                  MY DISC NOTE #4へ


        ROCKIN'  Ronnie Hawkins

 こんなん知ってました?あのラストワルツの最初のゲスト、ロニー・ホーキンス。59年の作品です。
 このLPを昔買った理由は、サポートミュージシャンが、全曲ではないのですが、B面の大方が、ガース・ハドソンを除くザ・バンドであるからです(但し、ドラムスはA面B面ほとんどがレボン・ヘルムですが)。

 で、聴き返しますと、バックのジェイミー・ロビー・ロバートソンとリッキー・ダンコ、リチャード・ビーク・マニュエル、マーク・レボン・ヘルム(とクレジットされています)ですが、ほんとに演っているのかよくわからない(笑)。つまり、後のいわゆるザ・バンドのサウンドではないです。

 ただ、ロビーのギターがそういわれると、あぁ成る程と思いますが。ちなみにB面ラストの曲はWHO DO YOU LOVEで、他にカール・パーキンスやチャック・ベリー等のロックンロールを演っているせいか結構歪んだ音色であります。この頃はまだピッキングハーモニックスは演っていないのですが。

 しかし、この若い頃のロニー・ホーキンスは結構いい声してます。この人、プレスリーと同年代だそうでありますが、結局売れなかった。しかし、当時ザ・ホークスを名乗っていたバックバンドが後にザ・バンドとなって売れた。その縁で後年ラストワルツに出た。それを観て僕がこのLPを買った、と。結局そういうことでありまして、人生どこでどう転ぶかわからない(笑)。
 録音はいいです。小細工なしで、妙に生々しい。レコードは昔のずっしり重いディスクで高音質。


           Jesse Winchester

 ロビーのギターといえば、このジェシー・ウィンチェスターも。おっと、このディスク、プロデューサーもロビーでしたか。
 ジャケットのウィンチェスターはご覧のとおり神経質そうな顔をしていますが、もともとのオリジナル盤は見開きで4面とも全部同じ。4枚この顔。単なる手抜きかどうかはわからないのですがともかく圧倒されます。しかし、僕の持っているLPは残念ながら、見開きではないのですが。

 で、1曲目は印象的なリフで始まるPay Day。以下ロビーのギターがかっこいい。こっちの方が、ザ・バンドでのロビーよりも彼のギターが堪能できる感じ。ロックンロール色の強いファーストアルバムですが、名曲ザ・ブラン・ニュー・テネシー・ワルツ他、彼のいくつかの曲はいろんな人にカバーされております。71年の名盤。


            Peter Gallway

 このピーター・ゴールウェイは、友達に借りて良かったので、手に入れようと当時あちこち探したのですが。しかし、見つけて買った時には既に廃盤になっていました。ご覧のとおりジャケットは左上がカットしてあります。
 彼は、元フィフス・アヴェニュー・バンド。次のオハイオ・ノックスは実質的には彼のソロアルバムみたいなもののようですが、借りて聴いたものも含め、彼のアルバムの中では、僕はこれが一番好きです。

 久々にA面B面通して聴くと、やっぱりいいです。ほのかな感動みたいなものが味わえます。それが好きなら今ならこんなのがあるよ、と、他のディスクを教えてほしいくらい。72年の名盤。


         If You're Lonley  Eric Justin Kaz

 エリック・カズのこのディスクも72年の作品。何か70年代のロックの名盤復活シリーズみたいになってしまいましたが、レコードの棚にまとめて入れたあるもので。
 しかし、この70年代というのは、60年代にビートルズが出て、60年代後半にウッドストックがあってその後と、ロック界が一番盛り上がった時期でありまして、それに引っ張られるようにいいディスクがたくさん出てきたように思います。
 何でも旬の時期というものがあるんですよね。旬が過ぎればつまらなくなってしまう。ジャズでもブルースでもそうだと思いますが。

 で、このLP。エリック・カズはちょっとしゃがれた独特の声で歌い上げています。おっと、チャック・レイニーがベース、ボニー・レイットがスライドギターで参加(いずれも全曲じゃないのですが)。
 冒頭のCruel Wind であぁ懐かしい。そしてA面最後のTonight,The Sky's About to Cry。この曲は感動が込み上げてくるようないい曲です。この曲を知らないボーカリストに教えて歌わしたい気がします。

                                                         2011年2月11日 記


                       EVERYBODY'S TALKIN'  FRED NEIL

 ボブ・ディランを始め、前回のシンガーソングライターの祖と言えるのが、このフレッド・ニール。
 昔、ダスティン・ホフマン主演の、真夜中のカーボーイという映画がありまして、ガキの僕はてっきり西部劇か何かと思って観に行ったところ何これ?てな記憶がありますが。
 テーマソングが、噂の男(EVERYBODY'S TALKIN')。ニルソンがカバーして歌っておりましたが、やっぱりオリジナルのこのフレッド・ニールのが良いです。
 この太い声。今聴くと昔にタイムスリップしたような気になります。それにこのジャケット。このLP、置いといて良かった。


         A Man And The Blues  Buddy Guy

 以前、ある若い(といっても30代後半ですが)ディスクのコレクターがうちに来まして、左のこのバディー・ガイのはCDで持ってる。それも3枚組で、と。
 3枚組!お腹一杯になりそうですが。
 しかし、このLPを聴かせてやったらCDより良い。この雰囲気はCDでは出ない。ジャケットも初めて見たがこれも良い。やっぱりアナログディスクも集めなあきまへんな、と言っておりましたが。
 わははは、わかってくれましたか、もっともうちのアナログプレーヤーはちょっと違いまして、これはいずれAUDIO&EFFECTORのページに書こうと思っておりますが。

 で、このバディー・ガイのディスクは68年のヴァンガードに移籍してのファーストアルバムです。前述の3枚組というのは、おそらくこのヴァンガード時代のものを集めたものと思われます。
 バックはオーティス・スパン、フレッド・ビロウ等。曲によっては、何かオーティス・スパンが弾き過ぎみたいな感もなくはないのですが、若し日の(30代前半?)バディー・ガイはそれに遠慮している感じ。シャウトも控えめ。しかし、かえってそれがいいと思います。
 ジャケットはサイケデリック調ですが、68年はサージェント・ペパーズが出た頃。それに影響されたのかも。


         EASY LISTENING BLUES  B.B.KING

 このB・BキングのLPも、前述のコレクター氏に言わせると、音はCDよりもこっちがいい。ジャケットもデザインは違うが、こっちの方がいいと言っておりましたが。
 で、このディスクが珍しいのは、全曲インストで、BBの歌が一切ないことであります。
 どういう経緯でこういうことになったのかはわかりませんが、結局はレコード会社の企画でそうなって、BBもそれに同意したということです。

 この作品は60年代の初めの頃のものでありまして、BBが有名になるのは、後の英国のロック系のミュージシャンが、3大キングに影響された、とか、そういうことからでありまして、この頃は会社の企画にどうのこうの言える立場ではなかったのかもです。まぁ、その辺のところはわかりませんが。
 で、僕はBBの歌はなくても、このディスクは結構いいと思います。全曲12小節で、それもインストでやる、というのはギタリストにとっては厳しいものでありまして。ほら、またあのフレーズ、とか言われて。
 BBのファンなら、BBの違う側面も見られて、未聴の方は聴かれることをお勧めします。

                                                         2011年2月25日 記

            NO NUKES

 今回の大震災から一連の原発の問題が生じた後、、レコード棚を整理していましたらこの3枚組のLPが出てきました。NO NUKES。アメリカのスリーマイル島の事故をきっかけとしたロックのコンサートでありまして、当時映画にもなりその映画も観ましたが。
 後にチェルノブイリの原発の事故も起こりまして、世界中が大騒ぎになりましたが、日本でもこれに便乗して(?)名を売った評論家がおりました。しかし、しばらく見かけなくなったと思ったら、また福島の事故をきっかけに復活しておりまして。まだいたのか!どうやって食いつないでいたんだ?と余計なことを思ったりしましたが。若い人はこういう経緯を知らない?別に僕はこの人を批判しているわけではなくて、原発問題に目を付け、これを売りにライターとして参入(当時は)してくるのは賢いと思いましたが。

 で、原発の是非はともかく、ひとつ気になるのは、こういう問題は続けなくては意味がないにのに、ワーと騒いでブームのように終わってしまうということです。ワーと騒いで、また別の問題が起こればそっちの方にワーと行ってしまう。ついこの前の温室効果ガス、地球温暖化の問題はどうなったんだ?温室効果ガス削減は原発の普及を前提にしているわけですが。
 昔、ジョギングブームというのもありまして、職場でなんとか会とか作って皆で走ろうとか。予想どおり今ではほとんどの人がやめてしまっていて、こういうのも続けなくては意味がないわけですが。大衆はうつろい易く煽られ騙され易いものでありまして。

 原発の問題に関連して次に節電の問題。この節電は東電、東北電力に限ってのことでありまして、いわばローカルな話なわけで、NHKの全国ニュースなんかで、日本全体の問題という風に報道されるとちょっと違うと感じるわけです。こちらは関西電力なのですが、関電管内なのに近所のおばさんなんかが勘違いして、日本全体が節電しなきゃならないと思い、エアコンを消し、部屋を暗くしてたりしていまして。あっちとこっちは電力会社が違うの、とかいちいち説明に行けないわけです。

 それに電気が足りない、というのは夏の需要のピーク時に限っての話でしょ?今は計画停電もなくなって余裕があるわけです。ならばどうして今節電するの?とも思いますが。節電の予行演習をしている?
 承知のとおり、電気を使わなければ電力会社は売り上げが落ちるわけです。東電は今後莫大な賠償をしなければならなくなるわけですから、それならば余裕があるうちは、できるだけ電気を使ってあげた方が良いと思うのですがどうでしょう。
 もうひとつ勘ぐれば、本当は夏のピーク時にも何とかなりそうなのに、節電を煽られて騙されているような気もしないでもないのですが。もっともこれらは前述のとおり、東電管内の問題でありまして、僕なんかが横から余計なことかもしれませんが。

 で、ディスクの方はどうでもよくなりましたが(笑)、ディスクに戻りまして、NO NUKES。改めて聴き直しますと、1曲目のドゥービーブラザースがかっこいい。他にジャクソン・ブラウン、ブルース・スプリングスティーン、ジェイムス・テイラー、カーリー・サイモン、ボニー・レイット、ジョン・ホール、クロスビー,スティルス&ナッシュ等。そうそう、僕の好きなニコレット・ラーソンも出ていました。これは音のみよりも、DVDで観た方がいいのではないでしょうか。1979年のライブのドキュメンタリー。

                                                         2011年4月23日 記



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