All About Shin Kazuhara

このコーナーでは、これまで晋様が関わってきた楽器、マウスピースなどを紹介していこうと思っています。
楽器だけに限らず、色々なモノを紹介できたら・・・と思っています。
勿論、プライバシーに関わるような事はご紹介できませんのでご了承下さい(*^_^*)。

楽器編

'01年3月ハワイ公演の時に使用されていた楽器です。
当時はテレビ番組などでもこの楽器をお目に掛かることが多く、ここのHP読者の方からも「(主管に見える)アレは一体何ですか?」との質問をたくさん受けました。
晋様ご本人の解説を元に構成してみました。どうぞご覧下さい・・・。

CAUTION!!
これを見て、自分でも改造しよう!と思い、実際に行動に移さないでください!(*^_^*)
ここに至るまでには綿密なデータのと計算、研究があったのです。
形だけを見て真似ようとすると大変な事になってしまいますよ。

ハイキーについて

二本のレバーは左手で操作します

押すと弁が開く様になっています

唾抜きと同じ構造です

裏側から見たところ

左が私のカリキオ、右が晋様のヤマハ

一番気になる主管部分です。用途としては、ハイキーです。
C管などには付いているのが見られる場合がありますが、B♭管では世界中で晋様だけでしょう。(晋様の名パートナー、林研一郎さんも使用しておられますが)
アニメ用のRecや劇伴などで、ハイノートだけど柔らかい(繊細な)音が要求された時にその力を発揮します。
要求された音はクラシック風の音、だからといってピッコロやロータリーに逃げられない・・・その音色を出すのに苦労する音域(ハイC以上)でよく使われるそうです。
もしかしたら、作曲者(編曲者)がラッパの事(音域や性格)をあまり知らないときに起こる弊害(?)なのかも知れませんね。

仕事(ジャンル等)の種類によって、主管だけを取り替えて使用なさっています。(この他にチューニングが手元で一瞬に変えられるよう工夫された主管もあります)
ハイキーは穴の位置、大きさなど微妙なデータが必要です。それにも増して、演奏する技術もかなり必要です。
興味本位だけでマネをしようとすると大変な事態になるかも知れません。
当方は一切責任を持ちません(*^_^*)。


マウスピースです。こちらもヤマハ特注です。モデルはボブリーブスです。
画像ではわかりにくいですが、リムの部分にいわゆるえぐりが入れられています。
カップ内部も削られています。
同じモデルを何本も所有しておられ、ライブやRecなどではたくさんのMPを試されながら吹いておられます。

左の画像ではベルに通じるパイプが見えますが、おもりが貼られているのがわかると思います。
メッキを掛ける前に貼って有るので、綺麗に加工されていますね。
製作段階からオーダーしておかないと出来ない芸当ですね。