23年勤めた会社を2001年1月に辞め、以前から計画しておりましたイタリアワインと料理の店を2002年1月に開店しました。開業に先立ち、文流様のお世話でシエナで料理の研修を半年しました。会社では主にコンピュータ関係の仕事をしていまして、牛刀も使ったことが有りませんでしたので、同期のコック達に世話になりっぱなしの毎日でした。また、私はワインの勉強もしなければならなかったので毎週日曜日にワインを7,8本買ってきては夜の自由時間に私の部屋で若いコック達と試飲する毎日でした。

 研修先のレストランは西村社長(兜カ流、現会長)がシエナ市内のリストランテ・ダ・エンツォに決めていただきました。理由は、著述業で私よりご年配の牧野宣彦さんが数年前にダ・エンツォで研修しシェフのエンツォと意気投合してうまくいったことと、シエナには国立エノテカ・イタリアーナがありダ・エンツォから近いことが主な理由でした。

 ダ・エンツォでの4ヶ月間の研修で、私がエンツォに学んだのは料理というよりもレストラン経営についてでした。地元のなじみ客を大事にする、伝統料理を守る思いと創造性の両立、狭い厨房で少人数のコックが40席以上をこなす人の体制、最新厨房設備の活用などがそれです。

 6ヶ月の研修を終え、大阪に作ったワインの店は客席30席、フロア中央には19世紀ヨーロッパで製作されたアンティークなピアノ、ワインセラーには2000本のイタリアワイン。
料理は文流で私と同期の久保沢君にお願いしました。しっかりした料理の出せるワインの店がコンセプトでしたので、彼は十分答えてくれました。

 つづく・・・・・

戻る
中央のイタリア人がリストランテ・ダ・エンツォのオーナーシェフ・エンツォ氏。
この写真はエンツォがシエナ料理学院で講師をした時の17期生の記念写真です。
赤丸が私です。