ゴルフスイングの基本

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グリップとゴルフスイングのスタイル

飛距離アップは言うまでもなく、ナイスショットをいつも出すためには、グリップのスタイルとゴルフスイングのスタイルの関係を考えておく必要があります。

グリップタイプとしては、ウィークグリップ、スクェアグリップ、ストロンググリップがあります。

ゴルフクラブのスタイルとは、体のターンを主体にして打つ文字通りの「ボディターン」と腕の振りをメインとしたアームスイングがあります

現代であれば、目標とするプロゴルファーはタイガー・ウッズだったり石川遼かもしれませんし、一昔前ならジャンボ尾崎や青木功が憧れのプレーヤーだったりするでしょう。

ほとんどのアマチュアプレーヤーは憧れや目標とするゴルフスイングがあるものです。

こうした憧れのゴルフスイングに少しでも近づきたいとゴルフ雑誌の連続写真を眺めてみることもあるでしょう。

ゴルフ5YOUTUBEなどの動画サイトで研究したりして、どのような動きでスイングをしているのかを目に焼き付けている人もいることでしょう。

過去の名選手や現在の世界トップクラスのプレーヤーを研究するのは悪いことではありませんが、その際に注意すべきポイントがあります。

それは、グリップの仕方とゴルフスイングのスタイルの関係です。

プロでもアマでも、過去に多くのゴルファーが憧れを抱いたゴルフスイングの第一人者といえば、スイングプレーンの概念をその著書でも示したグランドスラマー、ベン・ホーガンです。

その切れ味の鋭いよどみないスイングは時代を超えて、最高のお手本とも言えるでしょう。

ホーガンのゴルフスイングはアームスイングというタイプになります。

それを研究して自分のスイングに取り入れようとするアマチュアは少なくありませんが、彼のグリップのタイプはスクエアグリップです。

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腕の振りを主体にするアームスイングにとっては、体を開かず腕を振ることでアームの内旋・外旋が起こりフェースがターンします。

スクエアグリッブではフェース面と左手甲の向きがほぼ同じであるため、フェースを閉じるための閉じしろが小さい点が特徴と言えます。

そして体がオープンにならないほどフェースターンは容易に出来て、インパクトゾーンでの開閉がスムーズに行われます。

つまり、ホーガンのゴルフスイングはスクエアグリップでフェースを理想的にターンさせるためのスイングスタイルになっているわけです。

ボディターンの方式

その一方で、体の回転を主体にするボディターンの方式では、アームスイングと比較して心持ち体の開きが早くなります。

また、腕の振りをできるだけ抑えるイメージのゴルフスイングであるため、腕の内旋・外旋も小さくなるのが特徴です。

そこで、当然フェースが開閉する程度も小さくなるため、ボールはつかまりにくくなることになります。

ストロンググリップの場合は左手甲が上を向いているせいで閉じしろが大きくなり、少し内旋・外旋でフェースがクローズになる傾向があります。

つまり、ボディターンは体の開きが早くなり、腕の内旋・外旋が小さいため、ストロンググリップにすることでボールをつかまえていることになります。

こうした点を踏まえると、スクエアグリップのタイプの人がストロンググリップでボディターンでスイングする人を参考にするのは正しくありません。

逆に、ストロンググリップの人がスクエアグリップ&アームスイングでスイングする人をお手本にするのも良くありません。

ゴルフ6 スクエアグリップのアマチュアゴルファーがストロンググリッブ&ボディターンのプレーヤーを真似てしまうと、次のようなことが言えます。

スクエアグリップは閉じしろが小さいため、ボールがつかまりにくいので、ボールをつかまえるには、腕の内旋・外旋をきちんと使う必要があること。

腕の内旋・外旋運動を発生させるためには、体を開かないようにする必要があります。

しかし、参考にしているゴルフスイングがボディターンなので体の開きがどうしても早くなり、内旋・外旋が発生しなくなる。

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昔よりもクラブやボールの進化はすこぶる早いものになっています。以前と比較して飛距離はずっと伸びました。

腕の内旋・外旋が発生しないせいでフェースがうなくターンしない上に、閉じしろが小さいスクエアグリップにしているため、更にボールがつかまりにくいということです。

逆に、ストロンググリップにする方がスクエアグリッブ&アームスイングのプレーヤーを参考にしてしまうと、次のようなことが起きます。

ストロンググリップで閉じしろが大きいせいでボールがつかまりやすい。そこで、ボールのつかまり過ぎを防ごうとして、腕の内旋・外旋を小さくする必要が出てきます。

関係性について

腕の内旋・外旋を小さくするには、体を早めに開くことが必要になりますが、参考にしているスイングがアームスイングのため体が開かず、内旋・外旋を小さくできません。

そのためフェースがしっかりとターンすることになり、閉じしろが大きいストロンググリップにしているせいで、余計にボールがつかまってしまいヒッカケ、チーピンのミスが出やすくなるのです。

グリップとスイングタイプそれぞれの重要性と注意すべきポイントに関しては、ゴルフ雑誌やレッスン本によく見られます。

しかし、グリップスタイルとスイングスタイルの関係性について述べているものは多くはありません。

この関係を理解しないままでは、正しいゴルフスイングの基本はマスターできません。

これを機会にもう一度自分自身のグリップのタイプとゴルフスイングのスタイルを再確認してみましょう。

仮に自分が理想とするプロゴルファーがいる場合は、必ずそのグリップに注目しておきましょう。

同じスタイルのグリップでなければ、それを参考にするのは諦めましょう。

そして、現在スクエアグリップで握っているのにボディターンを意識したゴルフスイングをしているのであれば、すぐさまアームスイングに切り替えた方が良いでしょう。

ストロンググリップでアームスイングのタイプの方はほとんどいないでしょうが、もしそうであれば、すぐにスクエアグリップに変更することです。

グリップのタイプとゴルフスイングのスタイルを擦り合わせるだけで、飛距離が飛躍的に伸びることはもちろん、間違いなくアイアンショットでもキレが出てくるでしょう。

初心者が矯正しないですむグリップ

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初心者は、最初のうちからスイングしやすい正しいグリップを身につけておくことが重要です。

その理由は、すんなりとグリップできるようになるまでにはおそらくは半年ぐらいかかることです。

そのため、理論的に間違った握り方に手がなじんでしまうと、後後正しいグリップに戻すのにかなり苦労するためです。

プロゴルファーでもグリップを少し変えるだけで、満足のいくレベルになるのに1年はかかるといいます。

そのくらい手がグリップになじむということはゴルフにとって難しいことなのです。

間違ったグリップを身につけてしまうと、矯正するのにかなりの時間を費やさなければならないという事態を招きます。

ただ、問題なのは初心者の場合、スイングしやすいグリップはふだん使い慣れていない手の使い方となるため、はじめかなり違和感をおぼえて、握りづらいということはあるでしょう。

ですから、自分が握りやすいようなグリップは、逆にスイングしにくいグリップだというふうにとらえておいたほうが部なんです。

初心者ゴルファーの場合、はじめてクラブを握るとき、本能的に右手を開いたり、右親指をクラブの真上にセットして、指を突き出すようにしてしまう間違ったグリップをしがちです。

スイングしやすいグリップとは、左手の第一関節のナックルが2つ見える程度、左手を少しかぶせた形だと考えておきましょう。

これをフックグリップと考えて良いでしょう。パワー不足の人に向いているグリップ方式だという人もいますが、腕を肩から下げ、左手を少しかぶせたグリップは有効な方法です。

これこそが、下へ押す圧力がよく働いて、一番力の出せる握り方とも言えるのです。

フックグリップでも右手の平が斜め上を向いて開いていたり、ハンドアップして手元が浮いてくると、後になって大きなフックの原因にもなりかねません。

下に向かって押す圧力のかかるフックグリップにしておくと、クラブを振るスピードが出てきたときに、逆にフックを抑える効果が期待できるのです。

グリップで力は必要ない

PGAツアーで通算最多勝利数の記録を持つサム・スニードがグリップについて語った言葉があります。

「グリップの理想的な力加減は、キャディからクラブを受けるときの感触と同じだ」そして「小鳥を両手で包み込むぐらいの強さ」。

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どちらの表現も微妙なニュアンスに違いがあるものの、力はそれほど強くないことが十分に感じ取れる表現と言えるでしょう。

なぜそうすべきかと言えば、あくまでも腕をスムーズに動かすという目的があるためです。

グリップに必要以上の力を加えてしまうと、手首やヒジ、肩などの関節の動きが悪くなります。

それがゴルフスイング全体を壊してしまうことはずっと以前からわかっていた事実なのです。

腕関節の動きそのものがゴルフクラブの振り子運動を、カラダ側に伝える繊細で重要な役割を果たしているからです。

腕関節に不要な力を入れないことによって、ゴルフクラブを意図したとおりに動かし、それを身体に伝えることが可能なのです。

そのためには、力を入れなくてもクラブを支えられるような工夫がグリップには含まれています。

とくに左手親指の置き方には注目すべきでしょう。左手親指はグリップに沿って立てて置かれるのが普通です。

そしてその上にかぶせるような形で右手をグリップにするわけですが、これが野球であればこうしたグリップ方式はありえません。

野球のバットでは、ライ角を一定に保つという思考が全く必要ないからです。

ゴルフの場合は、シャフトの先端に「ライ角」と呼ばれている角度をつけられて差し込まれたヘッドがついているわけです。

そこで球を打つわけですが、そのためライ角を常に一定に維持しなければいけないわけであり、その役割を果たすのが、手首とクラブの角度です。

左手の親指を立てておくことにより、力を入れなくても自然な形でそれが適正化されるわけなのです。

欠かすことのできないことは、リストとクラブの角度を一定に保つことなので、ショートサムでもロングサムでも自分の好みに合わせて構いません。

インターロッキングやオーバーラッピング、テンフィンガーといった両手の組み合わせ方についても同じことが言えます。

グリッププレッシャーについては、思い切りギュッとグリップを握る力の入れ具合を10の力とします。

そこから少しずつ力を抜いて、どのくらい弱めてもクラブを落とさずにスイングできるのか試してみると良いでしょう。

可能であれば、ゴルフクラブが手からすっぽ抜けて飛んでしまっても構わないようなところで、実際にクラブ飛ばしてみても良いでしょう。

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上級者の多くに共通する考え方としては、この方法での最適なグリップの強さは3か4程度です。

しかし、レッスンプロの間では、そう言ってもアマチュアゴルファーは強く握ってしまう傾向があることを理解しているので、1の力で十分と教えているようです。

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