ゴルフスイングの基本

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ウェッジのゴルフスイング

ウェッジの特徴

ゴルフスイングの中でもアプローチショットやバンカーショットで、PW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)などのウェッジ類には多様な打ち分け方が要求されます。

3、4本のウェッジだけで、ツアープロなら、1ヤードから130ヤードくらいまで、アベレージゴルファーにしても、1OOヤードぐらいまでのさまざまな状況をカバーしなければいけないゴルフクラブということです。

ウェッジの第一の特徴は、横方向のミスより縦方向のミスショットが出やすいことです。

横方向のミスとはボールが左右に曲がることで、タテのミスショットとは飛距離にバラつきが出て安定しないことです。

ウェッジのバンス角

構造面から考えてアイアンクラブとウェッジとの明確に違いのひとつにバンスが挙げられます。

バンスとはソールの下にある出っぱり部分のことを意味しており、その角度を示すバンス角が大きければ出っぱりが大きく、少なければ小さいことになります。

本来バンスというものは、バンカー脱出用に新たに発明された代物です。

バンカーの柔らかい砂質の中から打つ場合、ノーマルショットと同じようにスイングすればとリーディングエッジが砂に突き刺さってしまいボールを前に飛ばせません。

しかし、ソール部分に出っぱりをつけた効果で、でっぱりの部分が砂に跳ね返ってヘッドが潜らない状態を作ることが出来て、砂が飛ぶ勢いを利用してボールを飛ばせるという原理のなのです。

これはフェアウェイから打つ場合でも同じことが言えます。ロフトのあるウェッジの場合は、アイアンとは明らかに違ってリーディングエッジから落ちれば、クラブヘッドは地面に刺さりやすくなります。

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ソールの下に膨らみを設けておくことで、リーディングエッジから地面を離して、より広い面から入れることが可能になるため深く刺さらないで済むわけです。

バンス角の大きさはウェッジの種類によって違ってきます。小さいものだと7度以下(ローバンス)、大きいものは11度以上といった程度です。

バンス角8~10度はスタンダードバンスと呼ばれ中程度のものになり、バンカーでもフェアウェイでもどちらでも使えると考えても良いでしょう。

ただし、使いこなせるかどうかは自分のスイングにかかってきます。ダウンスイングでヘッドの入射角がゆるやかで、ボールを払うようなスイングスタイルのゴルファーは、バンス角10度以上のウェッジが良いでしょう。

ボールの手前からソールを滑らせるように使えるからバンスが大きめでも問題なく使いこなせるはずです。

ただし、あまり極端に大きくなるとライによる対応可能な範囲が狭くなります。

薄めの芝でダフりやすくなることが増えるため12度くらいまでを限度と考えた方が良いでしょう。

逆にダウンスイングでヘッドを上から下ろして、ダウンブロー気味に打つスタイルのゴルファーには10度以下のウェッジが適しているでしょう。

また、最近はバンスの後側を削ったタイプのウェッジが抜けが良いと評判を呼んでいるので、やや大きめのバンスでもフェアウェイで使用可能のようです。

ウェッジで距離を打ち分け

ゴルフ5距離としては1ヤードから130ヤードくらいまでの範囲を同じクラブで打ち分けますから、どうしても飛距離のミスが増えてしまいます。

発想を転換すれば、縦方向のミスが少なければ、ウェッジはアプローチショットの強い武器になるということです。

この距離のミスを少なくするために、おすすめできるのはスイングの振り幅を3種類マスターすることです。

3本のそれぞれのウェッジで、グリップのトップの位置が時計の7時半、9時、10待半となる3種類の振り幅でスイングすることです。

ウェッジの注意点

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3本のウェッジで3種類の振り幅をマスターすれば、合計で9種類の距離を打ち分けられる計算になります。

アマチュアゴルファーにとっては、この振り幅で距離を調整する方法が一番上達が早いでしょう。

この場合の注意点としては、ボールポジションはいつも同じ位置にして、リズムも同じ、ヘッドスピードも同じのゴルフスイングをすることです。

同じようにスイングしても、ウェッジの種類によって、距離、高さ、球筋は自然に変わります。

実際のゴルフコースでは、風の強さやハザードの位置などを考慮に入れて、状況に応じた一番距離感の合うウェッジを選択したゴルフスイングをします。

気持ちとしては強めに握る

気持ちとしては少し強くグリップすることでクラブヘッドの走りすぎを防止できて方向性が向上するのがウェッジ類でのゴルフスイングのポイントの一つです。

左足の爪先を少しオープン気味にすると振り抜きやすくなり方向性が安定することもお伝えしておきましょう。

ウェッジはピンをデッドに狙うゴルフクラブですから、方向性を最優先に考えるのが普通です。まずは、方向性を良くするために必要なアドレスのポイントを書いておきましょう。

ウェッジの場合のスタンスの幅としては、カカトの外側が肩幅の広さになるくらいに、少し広めに構えることでベースが安定して、スイング自体も安定します。

ゴルフ6 フェース面はターゲットより心持ち右に向けて、フェースの向きに対してスクエアに構える必要があります。

そしてスクエアスタンスを守った状態で、左爪先を少し開くようにします。これによって振り抜きやすくなるのでスムーズな回転が出来て方向性が向上します。

ボールのセット位置はスタンスの中央より少し右寄りくらいで良いでしょう。グリップは短く握ることでクラブを扱いやすくして、左太モモ内側の前にセットします。

この構えだと、ハンドファーストの構えになっているわけです。

振りすぎるとフェースの挙動が安定しない

方向性重視のためのウェッジのスイングのポイントとしては、振りすぎに注意しましょう。

振りすぎると確かにヘッドは走りますが、クラブフェースの動きが不安定になり方向性が悪くなる確率が高まります。

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3本のウェッジで3種類の振り幅をマスターすれば、合計で9種類の距離を打ち分けられる計算になります。

フェースを安定させることを優先すれば、トップとフィニッシュをコンパクトにまとめた、文字通りのコンパクトスイングを目指すことです。

誤解しないでいただきたいのはコンパクトにするからといって、インパクトを緩めるという意味ではありません。スイング幅をコンパクトにすること以外、普通どおりです。

ヘッドが走りすぎないためのポイントは、少し強めにグリップした上で、そのグリッププレッシャーをずっとキープすることです。

そうすればクラブヘッドが走りすぎる心配もなく、フェースの向きが安定して方向性が定まります。

ただし強めに握ると言っても、普段は1割程度の力に対して3割くらいの強さです。ギュッと強く握るわけではありません。

SWのコントロールショットの磨き方

SWのコントロールショットに悩んでいる人は少なくないようです。

とりわけ30~50ヤードなどは特に苦手で、いくら練習を繰り返してもダフリが止まらないと困っている人は少なくありません。

ダフリが多いのはどんな原因が様相されるのか、どうしたらSWのコントロールショットが上手くなれるのかを考えてみましょう。

サンドウェッジ(SW)でダフってしまう一番大きな原因はボールの位置とアドレスにあると考えることもできます。アベレージゴルファーが、SWを苦手にしている一番大きな理由は練習不足にあるのでしょう。

しかし、いくら練習してもダフリが直らないという人に共通するポイントは、ボールと体の位置関係が悪いというところです。

具体的には、アプローチショットでダフリが出やすい人は、ほとんどボール位置が体から遠くにあり、左すぎる傾向があると考えてよいでしょう。また、体の位置に関しては、残り距離に対してスタンスが広すぎるタイプのゴルファーが多いようです。

ゴルフスイングの基本からは、ダフらずに、ボールを直接ヒットしようとするには、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えることが大切です。

更に、そのためには、ボールよりも、体の重心が左に来るように構えることが大きなポイントになるのです。

ボール位置が左寄りすぎたり、ボールと体が離れていると、ハンドファーストにとらえるのは難しくなって、スタンスが広すぎる場合は、距離のコントロールが難しくて、ダウンスイングで緩み、ダフリやすくなるので注意が必要です。

何よりも、アプローチでダフリやすいという人は、アドレスをチェックすることから始めたほうが解決の近道でしょう。

ウェッジの練習は片手打ちが基本

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ウェッジの具体的な練習をすればよいのかわからない人のために付け加えておきましょう。

まず、最初にやった方が良いのはSWを使った片手打ちなのです。左右、それぞれで5~30ヤードを打ってみる練習です。

可能であればバンカーなどの砂地から練習するのが一番良いでしょう。

けれども、それが無理な場合は、練習場のマットのティを剌す穴にボールを置いて練習すると少しはましでしょう。

ティを刺す穴にボールを置くことで、ボールは穴の中に4分の1程度は沈んた状態になるでしょう。

そのボールが上手く打てるテクニックが身に付けば、少しくらい芝が薄かろうが、またボールの下がベアグラウンドでも怖れることはなくなります。

ボールを打つ際に、手を一切使わないくらいの意識で臨むことも意味があります。背筋、腹筋、足の裏といった部分を意識して、重心の揺れを利用して、クラブを動かすような感覚です。

何より、距離の短い難しいショットであるほど、アドレスが重要なカギになります。

ボールは体の重心よりも右サイドに置き、体重は左足にかけるのが基本的なスタイルです。

ダフリが多い人ほど、ボールを左に置く傾向が見られますので、その点に注意してトレーニングを積みましょう。それから、ミスをするときには、リズムが速くなりがちであることも確かです。

そのため、安定したリズムでのコントロールショットをするために、メトロノームの音に合わせてボールを打つ練習も効果があるかもしれません。

アプローチの上達を目指す気持ちがあるなら、SWでさまざま球筋を打ち分けることが大切だと考えておくと良いでしょう。

ただし、本番中でとりわけライの悪いような状況に陥ったら、自信を持って使えるゴルフクラブを選ぶようにしてください。

パター、FW、7I~9Iなど、状況に次第で、自分が一番上手く打てると思えるゴルフクラブを選択するようにしましょう。それが心の余裕となってミスが発生する確率を下げてくれるでしょう。

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関連用語

ウェッジ,ゴルフスイング,アプローチショット

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