ゴルフスイングの基本

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グリップの条件

ゴルフコースに出る前の準備として、グリップの条件を3つのポイントに絞って以前に提示しました。

リストをソフトで柔らかい状態でキープできること。ゴルフスイングの最中でもフェースの向きをコンスタントに保てること。

スイングした際に、クラブフェースのどの部分にボールが当たったかが伝わってくることです。

三つのグリップのポイントをマスターするためには、第一に、柔らかくソフトにグリップすることです。これ以上軽くはグリップするのは無理だというぐらい、ソフトにグリップしてください。

ゴルフ5ゴルフスイングの基本の目標として、クラブヘッドのスピードを上げて飛距離を伸ばすことが挙げられるかと思います。

そこで、どうしてリストがグニャグニャした状態が望ましいかというと、インパクトの前後の瞬間に手首を自由に柔らかく使えるからです。

ゴルフスイングの基本と野球のピッチャー

これによって、初めてヘッドスピードが上昇します。ボールを遠くへ飛ばすために必要なエネルギーの実に7割は、インパクトの前後にリストが動くスピードによって生じるのです。

別なスポーツの例として野球のピッチャーを考えてください。

スピードボールを投げるためには、手首のスナップを十分に利かせてボールをリリースしてやることが必要条件になります。

いくら肩が強いピッチャーでも、リストを柔らかく使いこなせないと、スピードボールは投げることができません。

これは、TV中継でのピッチングのスロー再生を見ると良くわかるでしょう。

ゴルフの場合も野球と同じことです。大部分のアマチュアゴルファーは強くグリップすることで、自分で手首をコントロールして曲げようとします。

柔らかくグリップしている上級ゴルファーの手首は、クラブの遠心力に素直に従ってより自然に曲がっています。

ソフトなグリップにすることのメリット

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自分で手首を曲げをコントロールしようとすれば、曲がるタイミングや方向性の面でスイングするごとに不安定になってしまいます。

けれども、クラブの遠心力を利用して手首を曲げれば、スイングの最中のクラブフェースの向きも一定に保ちやすいのです。

クラブヘッドの動きはスイングしている間に、何メートルも移動することを考えてみてください。

スイングの間じゅう、自分で手首を制御して、クラブヘッドの軌道を一定に保とうとすることは優しいことではありません。

これは特に、ヘッドスピードが速いクラブほど顕著になる問題です。

ソフトなグリップにすることのメリットは他にもあります。クラブフェースの芯に当てる感覚がわかりやすくなることです。

ボールを芯に当てることはゴルフスイングの基本として重要です。

インパクトの際に、クラブフェースのどの部分にボールが当たったかを感じとるには、ソフトにグリップしていなければ難しいでしょう。

ゴルフ6グリップには絶対的な基本の型は存在しないとはいえ、ゴルフスイングの基本において非常に大事なエレメントであることは間違いありません。

グリップに関してグリップ方式よりもソフトに握ることが重要だと言うことだけは、しっかり理解しましょう。

上級者レベルになると、じつは打ちたいショットの種類によってグリップの強さも変わります。

強く、低い球を弾道でショットしたい場合ですと、いつもよりやや強めのグリップにします。

反対に、ボールを高く打ち上げたいときロブショットのような場合には、できるだけソフトにグリップし、リストをソフトに使う必要性が高まります。

右手・中指、薬指の2本の使い方

ベン・ホーガンのゴルフのバイブルとも呼ばれている『モダン・ゴルフ』の表紙のイラストは非常に興味深いものです。

表紙ではホーガンがグリップをつくっているポーズが描かれていますが、右手の中指と薬指の2本をグリップに引っかける感じをよく表わしています。

右手の親指と人差し指、小指の3本をグリップから外した状態にして、中指と薬指の2本をグリップに引っかけて握っているということは、右手のグリップのポイントがその2本にあるということを意味しているのでしょう。

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右手のひらを最初に大きく広げて、右手の中指と薬指の付け根のラインにグリップをあてがって、この2本の指でグリップにしっかりと引っかけて握ってみましょう。

右手は中指と薬指の2本がメインなるわけですが、どうしてこの2本をグリップでしっかり引っかけて握るのかという理由は、右手のひらでプッシュするようなイメージをしっかりと持つためです。

その一番のポイントはインパクトにおいて、ボールをとらえる瞬間に右手のひらがターゲットに対して正しく向き合って、右手のひらでボールをターゲット方向に押し込む感覚でショットの方向性が安定させつという点にあります。

右手の中指と薬指の2本がスイング中に緩んでしまえば右手グリップがルーズな状態になって、右手のひらでボールをプッシュするイメージのインパクトはできなくなってしまいます。

結果的には様々なミスショットを引き起こしてしまう原因にもなりかねないということが言えるでしょう。

右手の小指に関しては、オーバーラッピンググリップの場合は左手の人差し指に右手小指を乗せ、インターロッキンググリップの場合は右手小指を左手の人差し指と絡めて握るようにします。

ただし右手の親指側に無理な力が入ったり、鷲づかみに握ると右ヒジが突っ張って、右肩が前に出た構えになりやすいので注意が必要です。

右肩や右腕から力を抜いて、右ヒジを体に少し引きつけた意識でフォームを固めて、右手のひらをターゲット方向に向けた状態で、グリップの真横から添えるようにして握れば、右手のグリップを正しい形にしやすくなります。

ときにはクラブを胸の前で持ち、右手の中指と薬指の2本と左手の親指でグリップをしっかり固定する感覚をチェックする習慣をつけましょう。

ストロンググリップ

ここで、ストロンググリップのコツについても触れておきましょう。正しい体の使い方をマスターできていないとフェースがクローズになりやすいグリップがストロンググリップです。

このグリップの場合には、ゴルフスイングの途中でクラブフェースをクローズにする状態は絶対に起こさないように気を付けましょう。

クローズになったタイミングでは、ボールは左の方向にしか飛ばなくなるのがその理由です。

左手のリストを手のひら側に折る動作や、ダウンスイングで左腕を曲げる動きは、ウィークグリップの場合は絶対条件と言えるでしょう。

しかし、左腕はウィークグリップのときとは正反対に、ゴルフスイング中は伸ばしたまま使うことが必要になります。

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ゴルフスイングの全体的なイメージとしては、体を大きくスライドし、フェースのローテーションは少なくするのがコツです。

インパクトではクラブヘッドよりも手が先行する、いわゆるハンドファーストのイメージを持つ必要があります。

体のスライドを大きくする2軸タイプのゴルフスイングを実践している人にストロンググリップが採用されているのはこうした理由があります。

インパクトゾーンで手がアドレスよりも左へずれる動きは、2軸タイプのスイングの特徴とも言えるものです、

ストロンググリップでスクエアにボールをヒットするために欠かすことができない要素である点も考慮すれば、まさしくベストマッチングと考えるべきでしょう。

グリップは形よりも中身

ロングサムとショートサムではそれぞれどんなゴルファーに合っているのかを考え直してみましょう。

一般的に言われているのは、ロングサムはトッブから切り返しにかけて、左手の親指に大きな負担がかかる形だということです。

そのため、ゴルフクラブの遠心力をしっかいと受けとめられるだけの強い握力がないと難しいことになります。

左手の握力がそれ程無い人がロングサムを採用すると、振り遅れが出たり、振り切れなかったりすることが頻繁に発生します。

基本的にロングサムは、パワーのあるゴルファー向きのグリップで、切り返しからダウンスイングにかけてタメのあるゴルフスイングを作りたい場合に有効です。

一方で、コンパクトでシャープなゴルフスイングを目指す場合は、左手親指にそれほど負担がかからない、親指をつめて握るショートサムの方が合っているでしょう。

実際には、ゴルフスイングを作る段階で左手親指の置き方を変えることはあまりないでしょう。

しかし、左手親指の置き方を変えれば、良い結果が出る可能性も捨てきれませんので、一度くらいは試してみるのも悪くはありません。

グリップというのは何よりもその形にこだわるのではなく、その中身の方が大きな意味を持ちます。

具体的には、クラブフェースの向きが感じやすくて、リストを柔らかく使えて、打点がどの部分かがわかりやすく、自分ではゴルフクラブを持っているだけの感覚である握り方となるのが理想といえるでしょう。

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それには、左手親指をどこに置くかということよりも、握る強さや左手のかぶせ具合の方がずっと大切なことです。

足を閉じた状態で立ち、両腕から力を抜いて垂らした状態で、そのときの左手の向きのままにクラブを握ること。

さらに、自分ができるぎりぎりのところまで、ソフトにクラブを持って、ボールを打ってみることです。

こうした練習を継続していくうちに、自然に自分にとって、ベストのグリップ方式というのが身についていくような気がします。

グリップの安定性

グリップの安定性に関してはクラブを長く握りすぎるのは良いことではありません。

ツアープロの間では短く握るプレーヤーが多くなっていると言われています。

最低でもグリップエンドが、左手のひらからはみ出す程度は短く握ったほうがいいでしょう。

グリップエンドが小指の中に隠れてしまう握り方は、デスグリップの範疇に入ると考えても差支えないでしょう。

グリップはその形の違いでクラブフェースや身体の使い方が違ってくるということも忘れるわけにはいきません。

個性的なグリップを採用しているとゴルフスイングも個性的なものになる傾向はあります。

そのグリップ方式に見合ったゴルフスイングができていれば、見た目がよろしくなくても合理的である可能性があるということも考えられます。

これまでのスクエアグリップ至上主義にとらわれている場合、別名「フックグリップ」とも呼ばれるストロンググリップに不安を感じるかもしれません。

球筋はフックにしかならないのではないかという不安を覚える人もいるかもしれません。

しかし、それはゴルフスイングの最中に腕を曲げたり、インパクトでリストを返すような動きをしているために起きることにほかなりません。

フックグリップは、体のスライドを大きくして、フェースローテーションが少ないゴルフスイングは、フェードボールを狙うのに適していると言えるでしょう。

世界のプロを見渡しても、デービス・ラブIII、ポール・エイジンガー、フレッド・カプルスといった有名選手がストロンググリップでフェードボールを得意な球筋にしています。

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ウィークとは両極にあるストロンググリップは、左手親指付け根部分にできるエクボがシャフトの右に外れているグリップがストロンググリップと呼ばれるものです。

リストの角度と、フェースの向きができるだけ一定になるようなゴルフスイングを目指すことで、フェードボールを持ち球にできるでしょう。

左腕は伸ばしたままスイングすることがポイントですが、これで体のスライドを大きくすることが可能になります。

これで、コックをキープしたままの状態で、ハンドファーストにレートヒットする感じが理想です。ヘッドの返りをできるだけ抑えたゴルフスイングを目指しましょう。

ロングサムとショートサム

ロングサムだろうとショートサムでは本当はどちらがいいのでしょうか。グリップは、プレーヤーの個性が一番色濃く表れる部分です。

生まれつきの手のサイズ、指の長さ、握力などの要因で、握り方は人それぞれで構いません。

そのため、あくまでグリップに型なしといわれるのです。ボールが真っすぐ飛んでくるのであれば、どんなグリップでも良いのです。

即ち、左手親指をロングサムに握ってもショートサムに握っても、実際にはどちらでも構わないのです。

もし、誰かが「左手の親指の置き方なんてなんでもいい」と答えたとしても、その答えはあいまいに感じるかもしれませんが、正しい考え方なのです。

しかし、プロの場合はどちらかといえば、ショートサムに握る人が多いのは事実です。

日本でロングサムに握っているのは、ジャンボ尾崎さんが代表的な存在でしょう。全体的に眺めると、ロングサムは少数派かもしれません。

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