朝一番にショットのコツ
朝一番のショットでは、程度の差があるにせよどんなゴルファーでも緊張するものです。
朝の練習場では調子が良かったのに、いざ本番のティーグラウンドに立つと、とんでもないミスショットをやらかすアマチュアはよくいるものです。
当日のスコアメイクに大きく影響しますので注意が必要です。
これは緊張してしまい普段の冷静な精神状態ではないためです。
けれども、ここで緊張するのはアマチュアゴルファーばかりとは限りません。プロゴルファーでも、やはり緊張しているのです。
ゴルファーの視点から見れば、それほど朝一番のゴルフスイングは特別な意味を持つです。
そのため、プロゴルファーでも各人がそれぞれ様々な工夫をこらしています。
いつもよりよりティを高めに設定したり、ドライバーは短めに持ったり、もしくは通常の7割程度の力の入れ加減で、リズムとテンポを意識してスイングすることを心がけるといった具合です。
このような準備段階を経てから、深呼吸を大きくして緊張感をほぐしてから、いよいよ朝一番のティーショットに向かうのです。
プロゴルファーでさえ、こうした事前準備を行うのですから、アマチュアゴルファーが、ただ漠然と何の準備もせずにスイングしたら、どんな結果が待ち構えているのかは言うまでもありません。
朝一番のショットに臨む心得
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今回ご紹介する朝一番のショットのコツは、当日の自分の球筋とコンディションを見極めるということです。
球筋を見極めるには、ティアップする場所が重要なポイントの一つです。
ティアップの場所について、よく言われる言葉があります。
「スライサーはティグラウンドの右サイド、フッカーは左サイドにボールをセットするいい」というものです。
「スライサー」は左へのミスショット、「フッカー」は右へのミスショットが少ないのため、逆のポジションにボールをセットすることで、フェアウェイを存分に広く使えるというのがその理由です。
しかし、別な意見もあります。
スタートホールの場合、球筋に関係なくティーグラウンドの中央にティーアップして、フェアウェイのど真ん中を見るようにして立つべきだとの説です。
真ん中なら左右を気にする必要もなく、自分なりの素直なゴルフスイングができるし、多少のスライスやフックボールになっても、OBなどの大きな失敗をする危険性が少ないためです。
通常と同じゴルフスイングでボールを打ち、当日の自分の球筋を見極めるのが朝一番のショットの役割ということです。
さて、ラウンド前、実際にどうしたらいいかを説明してきました。もちろん、こういった体のウォームアップも大切なのは間違いありません。
しかし、スコアを良くするなら、もっと心のウォームアップにも気を配った方が好結果に結びつきやすいものです。
たとえば、スタート直前の5分前までお茶をしいて、あわててコースに出ていったのでは、心はまだゴルフをする準備ができていません。
これではスタート直後にいくつか大叩きをしたり、納得のいかないゴルフプレーになってしまうのも当前です。
1番ホールから猛ダッシュするためには、スタート前にストレッチ、打球練習、パッティング練習などを行うことで、これからゴルフをするんだという精神面での興奮度を徐々に高めておくことです。
1番ホールのティグラウンドでは、心がゴルフに完全に向っている状態にしておくことが大切です。
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もちろん、気性の違いはそれぞれありますからせっかちタイプとのんびりタイプでは、ウォームアップの方法に違いもあるでしょう。
また、何度か素振りを済ませればそれでいいという考えのゴルファーもいれば、ストレッチ運動を十分にこなして、はじめてまともな結果を出せると考えているゴルファーもいます。
ただ、メンタル面のウォームアップという観点に立てば、ラウンド前の準備を確実にこなして、心がゴルフをするための戦闘準備に突入していればいいわけです。
ラウンド前の練習方法
ラウンドのスタート直前に到着して、あわただしくコースに飛び出していくゴルファーもいるようです。
しかし、そんな態度ではスコアを美しくまとめることは期待できないとよく言われます。
皆さんは、当日のスタートにどれくらい早くコースに着くようにしているでしょうか。
最低でも1時間前にはゴルフ場に到着するようにして、気持ちを落ち着かせてからラウンドに入る前の準備をしたほうが間違いなくスコアアップに結びつきます。
プロゴルファーともなると少なくとも半数は1時間半以上前にはコースに到着して、バスルームで念入りにストレッチをしているようです。
特にヘッドスピードが50m/sを超えるようなハードヒッターと呼ばれているゴルファーは、体をケアすることに真剣に気をつかっていると言われています。
いきなりゴルフクラブを振り回すようでは、体を痛めてしまってゴルフプレーを楽しむ余裕もなくなることでしょう。
よいスコアを狙っていくためには念入りにストレッチ体操をしたり、脚を高く上げてその場で数分間足踏み運動をするなど、準備運動をしっかりと行うことから始めるのが良いでしょう。
練習ボールを使ったゴルフスイング
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それができてからはじめて練習ボールを使ったゴルフスイングの開始です。プロゴルファーの場合は人それぞれのようです。
最初はパットからスタートしてショットヘ移行する人もいるようですし、逆にショットからスタートしてパットで締めくくる人もいます。
打球数は50球以上がひとつの目安になるでしょうか。
番手でいえば全番手で一通りのゴルフスイングを練習するつ人もいれば、一つ飛ばしに奇数番手か偶数の番手のどちらかしか打たない人もいます。
中には特定のゴルフクラブに絞って練習するゴルファーもいるようです。
球数や練習する番手に関しては、絶対的におすすめできるものは存在しませんが、最初からドライバーショットを打ちはじめるプロゴルファーはほとんどいないでしょう。
その理由は、ドライバーから打ちはじめることでどうしてもリキミがゴルフスイングに入って、フォームを崩しやすいと考えられているからです。
ラウンド前の練習で一番重要なのは、その日の自分の調子や球筋をチェックすることにあります。
特別なシチュエーションもない状態でゴルフスイングした場合に当日にどんな球が出るのかを確認して、その球筋を基本に考えてゲームの組み立て方法を決めるようにしましょう。
ほとんどのアマチュアゴルファーは、当日のドライビングレンジで一生懸命ゴルフスイングを修正しようとしていますが、それではもう後の祭りです。
ラウンド前にすぐに矯正できるなら、ゴルフスイングは簡単なものになるでしょう。
何とかゴルフスイングを直そうと頑張りすぎると、その日のラウンドが乱れる原因にもなりますから、やめておいたほうが無難というものです。
日本のゴルフコースではラウンド前にボールを打ちたい気持ちがあっても、アメリカなどとは違ってコースによってはドライビングレンジが用意されていないケースもあります。
こんな状況の場合はティを地面に刺して、ティをドライバーで何度か打っておくとよいでしょう。
ティだけを打とうと気持ちを集中させることで、クラブで目標物を打つイメージやクラブを振る高さを一定にする感覚を体に呼び戻す効果が期待できます。
グリーンの速さをつかむ
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朝一のパッティング練習もおろそかにはできません。当日のグリーンの速さを体感しておかなければずっとパットの距離感が合わないということも考えられます。
練習グリーンは混み合っていることも多いでしょうが、できるだけ長い距離のパッティングを試しておきましょう。
カップに入れる練習と言うよりもあくまでも当日の距離感をつかむということに気持ちを向けるようにしてください。
天候や風、芝の伸び具合などさまざまな要因のせいで状況は変化します。ラウンドしている間でもグリーンの状況は刻々と変化しますが、まずは朝イチの状態を把握しておきましょう。