名勝 養翠園保存修理工事報告書

これ以下のページは平成3年度より平成6年度にわたり施工された養翠亭解体修理の報告書である。
この事業は文化庁所管の国庫補助事業として施工され、この報告書も全国の県立図書館、各大学の建築学及び庭園学の教室図書室には配布したが、部数の制限もあり、広く一般に配布出来なかった。  しかし、研究者や学生諸氏より養翠園のまとまった唯一の資料として縦覧したいとの希望も多く、ここに電子化し、利用の料に供するものである。

御注意 この報告書の文書目次のページは最小限(縮小)の写真、図版としましたが、その他のページは非常に重いので御注意下さい。


 名勝 養翠園の中心ともいうべき養翠亭は、従来その保存に特に意を用いてまいりましたが、長期にわたり風雨による損傷甚だしく、これを放置することは養翠園の本質をそこなう結果ともなるので、早急にこれの保存修理を行い旧に復し、優れた文化遺産として長く後世に残すべきであると常に念願してやみませんでした。
 然るところ、幸いにも平成3年9月に至り文化財保護法による補助事業として保存修理工事に着工する事となり、財団法人 京都伝統建築技術協会の設計監理、株式会社 奥谷組の施工により、2年有余の歳月を経てここに養翠亭建物及びその周辺の環境整備を見るに至りましたので、設計および工事の記録を記し、あわせて図面と写真を本書に収録して将来の参考に資する次第であります。
 この修理事業に際しては、文化庁、和歌山県、和歌山市はじめ財団法人 和歌山県文化財センター等各方面より、多大のご援助、ご支援をいただき、沿革の執筆では、和歌山市立博物館長の三尾 功先生のお世話になりました。末筆ながら関係各位のご指導、御尽力に対し心より感謝し、御礼申し上げます。

  平成6年12月
                                          株式会社 養翠園
                                          代表取締役  藤 井   清


養翠園全景     養翠亭全景      養翠亭「御座の間」より庭園を望む     茶室「実際庵」     「実際庵」内部
上記写真はカラー、その他はモノクロ


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