外国株式の基本

国内の株売買だけでなく海外の様々な市場に投資することはリスクを分散することにもなります(国際分散投資)。
世界の株が全部上がる・下がる訳ではなく、その国々の個別の影響があるので、 世界の株にバランス良く投資することで、利益の機会を増やしつつ安定化とリスク分散を同時に行えます。

外国の証券取引所などに上場している外国の株を買うには主に@委託取引A店頭取引があります。

@委託取引とは証券会社を通して海外の証券取引所等に取り次ぎしてもらい直接海外の株式市場で執行る方法です。
現地の証券取引所のリアルタイムに取引が行え、普通その国の外貨での取引になります。

A店頭取引とは証券会社を相手方として証券会社の提示する単価や為替レートで証券会社の持つ外国株と取引する方法です。
リアルタイムではなく、証券会社によって注文出来る時間が決まっています。
証券会社によっては、円での取引も行えます(為替手数料が削減できます)。
証券会社が相手方となるので、銘柄・価格・数量が限定されて委託取引よりは自由性がないけれど、、 諸費用などのコストは委託取引よりもかかりません。

まず外国株の取引を始めるには、取引を行いたい国の株を取り扱っている証券会社に「外国証券取引口座」 (あるいは外国株式取引口座にあたるもの)を開設しなければなりません。
外国証券取引口座とは一般に海外モノ(外貨建の商品、海外ETF、外国債券など色々)の商品に必要な口座です。
外国証券取引口座があれば色々な国の株の取引が出来ますが、証券会社によっては外国証券取引口座とぜずに 例えば中国株なら「中国株口座」と特定しているところもあります。
それぞれの証券会社のルールに従って、必要な口座を開設して下さい。
また最近は一般の取引口座と同時に外国証券取引口座も自動的に開設される証券会社もあります。
ただ、全ての証券会社で外国の株を扱っている訳でもなく、扱っていても国が限定されているので、 自分がどこの国に投資したいという希望があればそれにそった証券会社に口座開設を申し込まなければなりません。
また、普通「外国株取引用の口座だけ開設したい」とはいかず、まずその証券会社に普通の証券取引口座も開設しなければ ならないことになっています。(外国株専門会社を除く)。
外国株用の口座は特定口座ではなく一般口座になります。
また、信用取引は出来ません。

外国株用の口座を開設したら、売買する国のお金に振替しなければなりません(振替はパソコン操作で簡単に出来ます)。
円で取引する訳ではないので振替する訳ですが、その際為替手数料が発生します。
外国株用の口座は取引前は円から外貨に換えなければ取引出来ませんが、 売却したお金はすぐに円に戻さず、その国の通貨のまま保有しておいた方が賢明です。

また、日本では買った株は証券保管振替機構(通称ほふり)に預けられていますが、外国株の場合証券会社が指定する外国の 保管機構などに預けられます。


国内の株式と同等のリスクの他に
・外国の政治・経済・社会情勢の変動が大きく関わる
・市場閉鎖等により取引や受渡ができなくなる場合がある
・為替相場の変動によるリスク
(売却後に円に換算した場合の額が減少することによって損する場合がある)
・国内株よりコストがかかる(国内株にはない、現地に払う諸費用などがあります)
・外国の取引市場の流動性
・一部を除き、日本の金融商品取引法に基づく開示は行われていない
等あります。


取扱時間や注文方法、手数料、約定や決済などは証券会社や投資する国によって違いますので、各取扱い証券会社 で確認して下さい。
また、外国株でもインサイダー取引差金取引 は基本禁止されています。

銘柄選びには、証券会社の取扱い国のスクリーニング機能を活用します。
知らない間に手持ちの株数が減ったり増えたりしていた場合は海外のその企業が株式分割や株式合併を行った可能性がある ので、証券会社ホームページで確認します。

また、現地民ではないだけに、その市場の市況解説、アナリストレポート等、各証券会社が提供する情報をくまなく見る必要が あります。
ヤフーファイナンス等でも無料で外国株の情報が見れます。

世界の経済は今飛躍的に成長しています。
その理由にはまず新興国(中国、インド、ブラジル、ロシアなど)の経済成長(新興国市場の株式時価総額は5年前に 比べ5倍になっているそうです)、世界的なIT化の広まり、世界のグローバル化、スポーツ開催など様々な理由があり、 世界全体の経済が今後も成長していく方向にあります。
外国株の取引は特にこれからの成長の見込まれている新興国が人気があるようです。
新興国は今が頂点ではなくこれからの成長への期待は先進国より大きいのかと思います。
しかし先進国もまた世界経済の拡大が直接利益につながるビジネスを展開しています。
新興国の経済成長は先進国の成長にもつながっているということです。
また、日本経済にはこれからの急速な発展が望めないというのも、外国株が人気になる理由かと思います。
日本経済の低成長のためか最近はずいぶんFXなどの外国商品の広告を目にするようになりました。
外国株投資は、いかにリスクを分散しつつ成長株を見つけるかがポイントになります。
また、証券会社の情報だけではやはり不十分なので専門誌などで自分でも勉強した方が良いと思います。

*オンライントレードで外国株を買える証券会社や国はまだまだ少ないですが、オンライントレードにこだわらなければ たくさんの国を取り扱っている証券会社はあります。
ただ、最低いくら以上からの取扱など決まっていたり自在に取引しにくい点はあるかと思います。
資金に余裕があって証券マンさんにアドバイスをもらいながら取り組みたい方はオンライントレードである必要は ないと思います。



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