投資を行なう際の目安


目安とういのは、つまり株式の購入の時、購入したい銘柄の投資価格と株価をみて、どの程度の株価なら 割安なのかそれとも割高なのかという判断をしなければなりません。
その判断を行なうために、投資の目安として計算可能な様々な比率が使われています。

配当利回り
配当利回りとは、株式に投資した資金の何%が配当金として手元に戻ってきたかを計る比率で、 つまり投資した元本に対する収益の割合です。
株式自体の値上がりまたは値下がりによる損益を無視して計算した比率です。
1年当たりの収益率を年利回りといい、%で表示します。
計算式は
利回り(%)=(1株当たりの年間配当金÷株価)×100
計算のベースとなる「配当金」は予測ベースのものがよりベターです。
ただ配当金額が予測通りになるという保証はありませんし、あくまでも予測をベースとしている確実性が 保証されていない指標との認識が必要です。
例えば、株価が1,440円で、株あたり受け取れる配当金は18円だとします(1株あたり予定)。
1,440円の投資に対して18円の配当ということは1.25%(18÷1440×100)の配当利回りということになり ます。
配当金が一定であれば、株価が低いほど利回りは高くなります。
したがって利回りが高いほど投資効率は高いといえます。
ただ、日本の配当利回りは一般に低いため、あまり使ってないのが現状です。

株価収益率【PER】
株価が企業の利益の何倍であるかを算出して、株価が割安か割高かを判断しようとする指数です。
配当利回りが投資尺度としての魅力失って以降、新しいモノサシとして登場したのが株価収益率です。
このPERは、配当よりも企業の収益に着目したもので、株価を1株あたりの税引き利益(年間)で割っ て求めます。
PERの使われ方は、「何倍」という表現をします。
計算式は
株価収益率(倍)=株価÷1株当り年間税引き後利益
例えば、年間1株当り税引き後利益が50円の企業の株価が1,000円しているとすると、
PER → 1,000円÷50円=20倍
以上のようになります。
PERが高ければ、利益に対して株価が高く買われていることを示すので、利益に対して割高と判断 されます。
逆にPERが低ければ、利益に対して株価が低いことを示すので、利益に対して割安と判断 されます。
1株当り利益は毎期ごとに変動します。
一般に企業の業績は1株当り利益に反映されるわけですから、このPERは企業業績を判断するのに適し た指数といえます。
ただし、PERには何倍までであれは買いなのかという基準はないので、 同業種の銘柄や業界平均のPERと比較することが必要です。
しかし、研究開発に多額の投資をしているために利益が少なくなっているケース、逆に土地や株式の売却 益を計上しているため利益が水ぶくれしているケースもあるので、この指数を絶対視するのは危険です。
もともと米国で使われていたもので、英語ではPrice Earnings Rationといいます 。
この頭文字をとって一般的には、PERと呼ばれます。

株価純資産倍率(PBR)
PBRは、プライス・ブックバリュー・レシオの略で、1株あたり純資産の何倍まで買われているのか を見る指数です。
計算式は
PBR=株価÷1株純資産
純資産とは、資本金、資本準備金、利益準備金などの内部保留の合計額です。
1株純資産とは、純資産を発行済み株数で割ったものです。
株価純資産倍率が高いほど、企業が保有している資産(現預金・土地・株など)を大きく超えて、過大に評 価された株価になっているという事になります。
つまり、株価純資産倍率が高いほど割高、低いほど割安と判断します。

実質株価純資産倍率(Qレシオ)
Qレシオは、PBRの計算に用いる「純資産」に、含み資産を加えて計算する指数です。
計算式は
Qレシオ=株価÷1株あたり(純資産+含み資産)
「含み」とは、土地などを購入したその当時の価格と現在の時価の格差のことです。
実際の純資産価格に注目した点ではQレシオはPBRより優れてします。
ただ、企業がどのくらいの含み利益を持っているのかを正確に知る手立てはなく、計算には推定値を 使っています。
そのため、指数としての信頼性に欠けるのが弱点です。

総合利回り
1年間の投資額に対して、何%の収益を生み出したかを示しています。
通常の利回りに値上がり益を織り込んだもの。株価が値下がりすればマイナスにもなります。
計算式は
総利回り=年間総合利益÷株価={(配当+無償交付+値上がり益)÷所有期間)}÷株価
株価とは投資額のことです。
総合利益とは配当だけでなく、値上がり益のほかに無償交付額等を足したものです。
例えばある銘柄の購入価格が1,000円、1年後の売却価格が1,200円、配当は年10円とすると
(200+10)÷1000=0.12
利率は%表示なので100倍して 総合利回り=12%ということになります(ここでは手数料等を無視した計算をしています)。
つまり、株を買って一定期間後にそれがいくらになり、どれだけの利益を生み出しているかを求めたわけ です。
ただ、総合利回りは取引を終えなければ計算出来ません。
これから投資を始める際の目安としては不向きです。

色々何か難しそうなんですけど、投資の目安にはこのようなものがということ、なんとなく覚えておいて 下さい。
人それぞれの投資スタイルによって重視するものが違うので、例えば短期戦派ならチャートの情報が重要 になってくるだろうし、それぞれの自分の目安の方法が見つかれば良いと思います。



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