初心者のためのマージャン講座 ルールと役の解説

TOP > 三人打ち麻雀講座>第2話 「北」の扱いについて その1「抜きドラ」
3人打ち麻雀で特殊なのが「北」をどう扱うか? という話です。これも有名なハンゲーム 麻雀をベースにしたものを考えていきますぞ。

まず大前提として「北家」は存在しませぬ。
例えば、このような席で座っていた場合ですが以下の状態になります。
(東)
     麻雀卓 (西)
(南)
さらに以下の場合ですと
(南)
     麻雀卓 (東)
(西)
東=親 なのは同じですが、東の対面が必ずしも西ではないので、この際、方角は忘れてしまったほうが良いかもしれませぬ。東に座った人から反時計周りに「南」「西」としていきます。「北」は存在しないのがサンマの特徴。

ちなみに、東一局から東3局までしかありませんのでご注意を。東三局が終わると、東南戦の場合は「南一局」へと以降します。
ほう、珍妙だな。はどうなるのか? 
そう、そこがまず問題となるケースで、バリエーション多数のものです。けっこう一般的な「ぬきドラ」についてご説明いたしましょう。いわゆる「北」は公開することで、他の牌と交換のできるルールがございます。これを「ぬきドラ」とか「北をさらす」とか言いますな。
以下のように手の中に「北」を持っている場合
あるいはツモをして「北」をひいた場合にですな
    

「ペー!」とか「ペキ!」と宣言をします。みんなに北を持っていることを公開
               ペー!

そして、「カン」をした時と同じように、同じ場所から補充します。
    
で、その牌を捨ててゲーム続行。簡単にいえば「牌の交換」ができるのです。

三人打ちにも「カン」はありますので、カン後に補充できる「リンシャン牌」が
カン用4枚+北用4枚 合計8枚用意するのが三人打ちの特徴です。4人打ちより、2個ドラの位置がかわっていますな。イメージとしては「カン」を8回できるように山を積みます。
なるほど、牌を交換できるわけか。
しかも、北をさらすと「ドラ」として換算されます。1枚「北」をさらすと「ドラ1」 2枚さらすと「ドラ2」となります。たまに、4枚とも自分に来る場合がございますので、点数が跳ね上がっていきますな。
なるほどなぁ ドラになるわけか。注意事項はあるのか?
そうですな。ドラの指標牌がの場合、ドラは当然になるので、「北」を1枚さらすたびにドラが2つ乗るという状況も起こります。こういった存在が「インフレ麻雀」「ダイナミックな麻雀」「シーソーゲーム」と呼ばれるゆえんではないかと思われます。そこが3人打ちの面白いところであり、場合によっては「運のみ」と揶揄され、嫌われたりする原因でもありますな。
春夏秋冬・・・
春夏秋冬? いったいなんのことだ?
むむむ、おそろしいまでのビーストの直感!

これは、場合によっては「春」「夏」「秋」「冬」と書かれた牌、いわれる「花牌」を「北」と同様の扱いにして「抜きドラ」として使用するケースもあります。派生したルールは多いので、ご注意くださいませ。ハンゲーム 麻雀では北の抜きドラを採用しているみたいです。
じゃあ「北」は手の中にもっていてもしかたない、ということか?
そう、そこが悩ましいところです。その件については次回にご説明いたします。
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