麻雀プロだけど麻雀が苦手で困っています

ジャスティスさん/20代/男性/職業:麻雀プロ兼学生ニートさんからのお便りです


こんにちは。日本の北の方で下っ端プロをしている者です。某プロ団体に所属してもうすぐ1年になるのですが、最近やっと、自分は麻雀が苦手なのではないかということに気付き始めました。今後僕はどうすればいいのでしょうか?

あと、10代の可愛い彼女のつくり方、もしくは、競技ルールと一般ルールにおける字牌の切り順・絞り方の判断基準の違いを教えてください。


ぐずぐずして回答を書かないでいる間に、見習いプロを首になっちゃったようですね。でもね、それはむしろラッキーです。というのは、「麻雀は60歳になってから」がベストなんですよ。麻雀ばかりやっていると人生がすぐ終わっちゃうので、やらなければやらないほうがいいんです。どうしてもしたい場合は週1回くらいにしておいて、真剣に打ち込むのは60歳になってからです。

麻雀って病気なんですよ。タバコとかアルコールとかギャンブルとか、依存症になるものってあるじゃないですか。麻雀もその一種で、アル中だけじゃなく雀中も立派な病気です。

なので、麻雀プロになるのって、アル中のプロになるのと一緒です。病気がひどくなって麻雀プロになるしかない人もたまにいますけど、ならないですむなら、脱雀してまっとうな人生を送りましょう。

自分に才能がないと思えるのはすごくいいことです。自分は天才だと思っちゃう人ほど危ないですね。ぼくが今まで会った中で、自分とは才能が違いすぎると思った打ち手って一人しかいなくて、その人は一介の雀ゴロでした。天才なんてそういません。デジタル系の打ち手はみな凡人ですから、ここで麻雀をやめるのが真のデジタルです。

ただやめろというだけでは説得力ないと思いますから、ぼく自身の話をしましょうか。ぼくが麻雀にハマったのは、24歳で就職活動に全敗したときでした。それから3年くらいフリー雀荘でメンバーのバイトしながら麻雀に明け暮れて、26歳でできちゃった結婚すると同時に、かろうじて入れてくれた出版社でようやくまともに働き始めたんですね。

普通ならそれからは真面目に働くはずですけど、病気ですからそう簡単には治らないんですよ。やっぱりまともに働けず、点5や点ピンのフリー雀荘に入りびたり。ようやく病気が治ってきたかなって30歳のときに、出版社は首になりました。

それからはフリーライターで、自由業になるとさらに麻雀ばかりしちゃいそうですけど、ようやく病気が治まってきたことで、雀ゴロにならず、出版ゴロになったというわけです。正確には、雀ゴロになろうとしても稼げなかったんですが。

というわけで、ぼくの場合は24歳から30歳までが本格的な麻雀病です。気楽にハマっちゃうと、20代を棒に振っちゃうわけですよ。最近は本当に健康体になってきて、ネット麻雀でも大丈夫になりましたが、ここまでくるのに15年くらいかかってます。ヤバイでしょ? やめようと思うでしょ?

麻雀を極めたいなんて思っちゃったら危険の始まりですから、エロゲでもやってクールダウンしましょう。そっちも病気かもしれませんけど、麻雀よりマシですから。

それから、つぎの質問は10代の可愛い彼女のつくり方ですか。そんなもんつくったことないので困っちゃうんですけど、一般論でいくなら麻雀と同じでしょう。映画でも漫画でも小説でも「あなた一筋です!!」なんて描写が目につきますけど、あれは嘘なのです。AVが嘘まみれなのと一緒です。

麻雀では、カンチャン待ちよりリャンメン待ち、リャンメン待ちより3メン待ちが有利じゃないですか。彼女づくりだって待ちは多ければ多いほどいいわけで、意識して多メン待ちにしましょう。ずっとアガりやすくなります。

「可愛い彼女」なんて書き方も、安目は見逃すと言ってるようなもので、負けフラグです。アガリ牌が出たら「ロン」と言って手牌を倒すのが基本ですから、つべこべ言わずに30代の人妻が相手でもロンしましょう。どんな相手だって、アガれば点棒は増えるんですよ。そのうち可愛い10代でアガれる日もくるでしょう。重要なのは、スピード重視、ベタオリの徹底、アガリ率ですから、適度に鳴きを入れつつ、千点の彼女、マンガンの彼女と、手なりでアガっていきましょう。

それから「競技ルールと一般ルールにおける字牌の切り順・絞り方の判断基準の違い」ですか。ふだん競技ルールを打ってないんで知りません。自分で考えてください。麻雀に打ち込んで、いろんなルールに対応できるようになっておくと、恋愛でも応用がきくようになる…かもしれないので、病気にならない程度にがんばってください。つか、妹さんじゃ駄目なんですか?


English : I am a professional mahjong player but I am poor at mahjong.


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