大明槓の責任払い

前回に「責任払い・包(パオ)」というルールをやりましたが、今回はその続きになります。もう1つ責任払いの考え方があるのでご紹介します。

少しカンの説明も入るので知識として以下の役の復習をしてください。

嶺上開花(リンシャンカイホウ)

槍槓(チャンカン)

なんだ、もう一回説明してくれないのか?

めんどくせえんです!

何度もやりましたのである程度の基本ルールは知っている前提でいきますよ。わかりやすく解説するので我慢してください。

私が下のような形で待っていたとしましょう。

    

ここでサトリアーニさんが、ひょっこりを捨てました。

ここで、私が「カン」をすることができますね。

それが三種類あるカンのうちの「大明槓(ダイミンカン)」だったよな?

わからないやつは「槍槓(チャンカン)」の項目に書いてあるから復習でもすればいい。

余談ですが「大明槓(ダイミンカン)」は本当にする意味があるのかどうか? よく考えてくださいね。カンするとドラが増えたりするのは事実ですが、上の状況ですとリーチもできなくなります。せっかくできた三暗刻も消滅します。

ここでワタシはカンを宣言します!

          カン!

ここで「リンシャン牌」を引きます。

このまま1枚捨てたら、自分の手持ちの牌が足りなくなるから、1枚補充するんだったよな。

ここで私が引いたリンシャン牌がでした!

つまり「リンシャンカイホウ」です。当たりですね。ひゃっほ~い。

これが「大明槓(ダイミンカン)」の責任払いです。つまり、この場合は3人で支払うところを、カンさせたサトリアーニさん1人で負担してもらうことになりますね。

ちょっと待てよ。なんでこのケースで俺が責任とらなきゃならねんだ?

理屈を説明するとサトリアーニさんがを捨てた結果、私のリンシャンカイホウがあって、私はあがれたんです。

つまりサトリアーニさんが捨てなければ、あがれなかったかもしれない。

つまりを捨ててカンされたお前が悪い!責任とれよ。みたいな理屈ですね。

なんか納得いかねーな。結果論っていうか、詭弁のようにも思えるな。だって、俺はお前がを3枚もってるなんてわからないんだぜ。何をカンされるかわからねえんだし。

納得できないのはごもっとな意見だと思いますよ。

この大明槓の責任払いはけっこう古いルールで、最近の傾向としては採用してない場合も多いです。先に紹介した大三元や四喜和の責任払いと違って、当人には予測できない部分が多いですし、意図的にできる技ではないという点で、採用しないケースも多いんです。

大三元や四喜和の責任払いは採用している方が多いですが、こちらの責任払いは採用していないほうが増えている傾向にあります。

結局、ルールによって採用している、採用していないってことだろ?

ゴメイトウです! 事前にルール確認をしてください。

また「事前にルール確認をしてください」かよ?

はっきりいって、統一のルールを決めれば、そんなややこしくならねーんじゃねーのか? 正式なルールがあればそれでいいじゃねーか? 違うか?

マーマー そう怒らずに。やる場所によってルールが違うことに人間がいらだつものわからんでもないです。じゃあ、次回はそういった部分に触れていきましょうか。





このページの先頭へ