点数の覚え方

前回からの続きで説明できなかった部分を解説しよう。点数は倍々計算じゃが、リミットが5飜目から入るという話じゃな。

もう一度、表を見てみよう。

点数計算表

4飜のところに(切り上げ)と書いてある。これは4飜は本当は「子7700点/親11600点」なんじゃよ。

これは満貫8000点/12000点と「300点」の差しかないわけじゃな。親でも「400点」の微差じゃよな。ほとんど満貫と点数がかわらない。

だったら切り上げて、もう4飜は「満貫」でいいんじゃね?

って感じで扱うのが「切り上げ満貫」じゃな。これは採用しているかどうかはルールによる。切り上げ満貫で4飜=8000点としているケースもあれば、厳密に7700点での支払いのやり取りをする場合もある。

どっちのルールが主流なんだ?

世の中のフリー雀荘では「切り上げ満貫」を採用しているケースが圧倒的に多いですね。ほぼ100%に近い9割以上が切り上げ満貫を採用しています。

反対に雀ナビ麻雀オンライン などのネット麻雀は7700点や11600点のように、厳密に計算している場合が多いです。

ネット麻雀は自動で点数のやり取りが行われますが、フリー雀荘では実際に点棒の受け渡しがあるので、400点300点という細かいやり取りの負担を減らすことで、スピードアップと簡略化するという事情もあるのでしょう。

本当に初心者の人は入門編の点数計算でやったような1000点→2000点→4000点→8000点みたいな100点単位を省略した形で覚えてもらってもいい。これでも大雑把じゃが、だいたいあってるし、満貫以上は正確な点数になるわけじゃし。てっとり早くゲームを楽しみたいならそれでいいじゃろう。

しかし、点数計算がちゃんとできるようになりたい!と思う方は、せめてこの表の100点単位の数字を叩きこんでほしい。

これは暗記の仕方がある。

子の場合はですね

セン(1000)ニセン(2000)ザンク(3900)チッチ/ナナナナ(7700)

親の場合はですよ。

イチゴ(1500)ニック(2900)ゴッパ(5800)ピンピンロク(11600)

リズミカルにいってみましょう♪

さっきの切り上げ満貫を採用しているルールなら、チッチとピンピンロクは使わなくて、4飜なら満貫8000点/12000点になるって話だな。

非常に細かい点数でややこしい部分もあるかもしれんが、麻雀の点数はこういうもんだと思って、まずはこれを覚えていってほしい。これが中級編の課題になる!

これが正式な符計算なのかしら?

残念なことに、麻雀の正式な点数計算である符計算はもう少し複雑なんじゃよな。いきなり符計算に入るとハードルが高すぎるので、まずはウォーミングアップも兼ねて基本となる考え方を教えてきたわけじゃ。

実際にこの計算方式でゲームをしても、あがった時の6割から7割は、この点数表どおりになるよ。

じゃあ残りの3割ぐらいは違うってことかよ?

3割ぐらいはそうなってしまう。たまに子で1飜をあがった時に1000点のはずが1300点になっていたり、親で1飜の1500点あがったはずなのに2000点になってたり、微妙に増えているケースも見るじゃろう。

大きな点差のズレではないので、今は気にせんでもいいよ。ゲーム性に影響を与える差ではない。まずは上の表を覚えていってほしいという話じゃな。

確かに300点の差が勝敗を決する場合もあるが、レアケースなので今のところは無視しよう。この点数計算の講座でも符計算は取り扱うが、まずはここまで。もう少しウォーミングアップをしてから符計算に入ろう。





このページの先頭へ