涙涙のこの一本

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更新日 2012-05-22 | 作成日 2010-03-26

涙涙のこの一本  琵琶湖にて


出ました、65cm”幻の琵琶鱒”!!


 cyou-biwa65.jpg<涙.涙のこの一本>

またまた行って来ました。

琵琶湖へ。


こうなると殆どアル中状態!!薬中状態!!

琵琶湖インフルエンザ感染です。唯一の特効薬は琵琶湖ワクチンを打つ事!!こんな状態の”バカな釣り師”に付き合ってくれる仲間も居ない為、一人での釣行となりました。

前日の徹夜あけで、もうろうとしながら東名.用賀を土曜日のam0:00に乗り、現地にam5:30到着。気付くと車速が80km/hまで下がっている。”休もう”と思いながら、過去に苦い経験が有る(昼迄寝てしまった)事から、”もう少しガンバ”と自分に言い聞かせながら走らせる。途中何回か中央分離帯に自分が”ヒット!!”しそうになりながら、何とか無事現地到着。”さー寝るぞ”とシートを倒し目をつぶるが、どんどん睡魔が遠ざかって行く。結局、早めに準備して出る事に。



(初日)

桟橋をam8:00に出て、海津大崎の手前ニ本松水泳場到着がam8:20。天気は曇り.気温6℃.水温6℃まずまずのコンディション。前日迄はかなり暖かい日が続いたので、水温は前回とほぼ変わり無し。

”いけそうだな!!”と気合いを入れ表層に9cmリップレス隼.18lb-5colに銀山型1-4colウグイ.18lb-6colに銀山型1-4col姫皮張りをセットして今回は大物一発狙いでスタート。今日はルアーチェンジはしないとかたく心に誓って引き始める。

ところが、1時間.2時間経過してもさわりすらない!! お昼が過ぎようとした頃、気温は一気に下がり、おまけに猛吹雪。 睡魔がひっきり無しに襲って来て釣にならない。気付くと”ここは何処?私はだーれ?”状態。今回から船外機のハンドルをゴムバンドで固定している為、かなりの時間居眠りが出来てしまう。琵琶湖の広さに感謝していいのか悪いのか?GPSが無いと、何処にいるのかさっぱり見当が付かない始末!! 

pm2:00を廻った頃、午前中の仮眠?が幸をそうしたのか以外とすっきり。思考回路が機能し始めると、オ.デ.コの三文字が頭をよぎった。 スプーンに変えたい衝動を抑え初志貫徹!! 

しかし、当たらない。 3時をまわりあと1時間。 ここで、スプーンに変えても誰も文句は言わないと思いながら、何度も竿を手に取りかけたが、どうしても大きいミノーで魚が釣りたく、結局4時のあがり時間までルアーチェンジ無し。 当たりも無しの惨敗に終わった。

桟橋に戻ると、知ってか知らずか”釣れた?”の一言が飛んで来ない。 後で聞いた話しだが、帰って来る姿が”どんより”していたようです。 今さらながら、水温が下がって行く時期に、大きいミノーで魚を出す事の難しさを痛感した一日でした。

桟橋からあがって、食堂に道具を全部しまい、冷えきった体を暖めるべく温泉に直行!! 車で5分位の所に露天付きの温泉が有り、リフレッシュするにはもってこい!! 露天からは琵琶湖が一望出来最高!! 露天につかりながら今日の反省と明日の対策を練る事に。 ”考えてもしょうがない。明日の現場で考えよう!!”という結果に。 取り合えず睡眠を取る事にした。

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(2日目)

たっぷり睡眠を取ってam7:00起床。 天気は曇り。 準備してam8:00に出船。 

いつもの様に海津大崎に向かって走っている最中も何かもやもやしたものを感じていた。 何かわからず二本松の沖に到着し、ルアーチョイスを考えながら一服。 辺りを見回すと、反対側のつづらお崎がもやで霞み、妙に気になってきた。 

以前このポイントには、ウグイの猛攻という苦い思い出がある。 しかし気になる!! ”やっぱり行ってみよう!!” と思い舳先をつづらお崎に向けた。 到着してみると凪で粉雪が舞っている。

天気は曇り.気温6℃.水温6℃ 何となくいけそうな雰囲気に後押しされる様に、以前から実績の有るルアーチョイスで始めた。 表層に15cm姫皮張り.5colにリップレス.6colにオリジナルスプーン。 

しかし、またまた当たらない。 悲しくなってきた。 こうなってくると、妙に竹生島が気になってきた。 つづらお崎から島迄は約2km有る。 時刻はpm1:00。 引きながら渡って、島を一周すると丁度あがり時間となる事から、引いて渡る事にした。 

渡り始めて10分位たった頃だろうか、ボーッと引いていると突然のクリック音!! 見るとリップレスをセットした竿がバットから曲がって糸が出続けている。 竿を取っても納まらない。 すでに、20ヤード近くは出されている。 

クリックを外し、ドラグを締めまししてもグイグイ締め込む様に竿を曲げラインを持って行く!! 小刻みなヘッドシェイクは無く、とにかく万力で締め込むかの様な、腰を入れないと魚に負けてしまいそうな締め込みだ!! 

ウエダのCLT1010Lがリールシートの所から曲がって耐えている。 つくづくこの竿の潜在能力の高さに感心しながら耐えていると、やっと魚が止まった!! 当たってから50ヤード近く出されている。 レッドコアを少なくし、バッキングを細めのPEで多めに巻いておいて正解だった。 通常のラインキャパだと恐らくラインが出きって終わりになっていただろう。 

しかし、重い。 ぎりぎりのドラグでやっと巻ける位である。 巻いては戻されを繰り返しているうちに、徐々にラインがリールに入りはじめた。 主導権が魚から自分に移行しはじめた。 こうなると断然有利!! レッドコアが全てリールに入りリーダーが見え始めた頃、第二のクライマックスが訪れた。 

突然横に走り始めたかと思いきや、一気に船の真下に潜り込む。 下から引きずりあげて来ると、突然一気に水面に向かって浮上してくる。 引きもさることながら、最後迄諦めないのが琵琶鱒の特徴である。 

リーダー部分の攻防も征して、やっと魚が顔を見せた。 その頃には、諦めたのかすんなり寄って来る。 ネットを見せて最後に残った体力を使わせようとするが、流石に20分以上暴れまわったせいか船べりでグロッキー状態。 すんなりネットですくって無事ランディングに成功。 

計測すると65cm!! しばし眺め、ふと我にかえると船はとんでもない沖に流されていた。 大海にポツンと取り残されてしまったかの様である。つくづく琵琶湖の大きさを実感した。 時刻はpm3:00近くになっていた。 

周りは北風で、ウサギが飛び始めている状況。 船宿迄は直線で6-7km。 向い風で走らなければならない為、船上を綺麗に片付け荷物をバランス良く配置し帰路に着く事にした。 全開で走っていると、波の波長が短い事と、船の長さが短い割に20馬力を搭載している事から、一寸気を抜くと船がとんでも無い方向を向いてしまう。 また、少しでもアクセルを戻すと舳先が波に刺さってしまう状況である。 根性で飛びながら競艇選手になった気分で全開で走る事40分、やっと大浦川に到着。 気付くとひどい肩凝りになっていた。


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桟橋に帰るとなぜかおやじさんが”どーでした?”の一言。 やっぱり釣り師を見続けているせいか、釣れたか釣れないのか判るみたいである。 ”やったよ”の一言の後魚を見せると”こんなんいるんやなー!!” 70UPが普通にいると言っていた本人も、60upの活きた魚を見ると目を丸くしていた。

片付けてpm5:00に現地を出発。 途中で家に”酢飯”を炊いて置くように連絡をし、仲間に寿司パーティーの連絡をして、東京到着pm9:30。 かなり飛ばしてしまった。

pm10:00から琵琶鱒の握り寿司パーティー!! 味は御想像にお任せしますが、全員無言.絶句!! 至福の時を過ごしました。