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アイチューニング
アイに対して垂直方向
- ペンチで、曲がる部分を考慮して挟む。
- そのまま曲げると、アイの根元の樹脂が破損する恐れが有るので、ペンチの先端部で挟んだワイヤー部を曲げる様なつもりでゆっくり力を加える。
アイに対して水平方向

- ペンチでアイの輪を潰す方向に挟む。この時、潰されて変形した際に頂点(ラインの位置)となる部分を通る直径方向と平行に挟む。
- ゆっくり力を加え変形させて行く。
アイ調整の際に、最も気を付けなければならない事は、アイの根元の樹脂がアイから剥離しない様にする事である。こうなってしまうという事は、動きを根本で変える必要が有るので、根本的な動きをリップ調整してから、アイで微調整しなければならない。
もしなってしまった場合は、染み込まなくなるまで、瞬間接着剤を吸い込ませて応急処置を施さないと浸水し、ミノーの白濁や爆裂の原因となってしまうので要注意である。
アイ調整は、ミノーの引かれる支点(アイの頂点)を動きの出ている方向と逆に動かす様にすると、以外と簡単である。
例えば、右に斜行してしまう場合は支点を左に移動し、ミノーの姿勢が右に傾いている場合は、左周りに少しひねれば良い。
支点の上下移動の場合は、上に行くに従ってミノーの安定感が増し、下に行くに従って不安定になる。
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フックチューニング
フックのチューニングには2通り有る。
一つはフックを外す方法で、もう一つはフックのアイを曲げる方法である。フックは、ミノーにとってはバランサーの役割を果たす。フックの重量というより、引かれた時に発生する抵抗が大きな役割を果たすのである。
この事から、フックを外せば、ミノーの動きに大きく影響する。
基本的にS.A.V.Aミノーは、テールフック一本だけでも動きが出る様にチューニングしてあるので、動きを大きくしたい場合や、より低速で引きたい場合は、前のフックから外してチューニングする事が出来る。
ただし、特に銀山型の場合はテールフックに掛かる様にチューニングしてあるので、テールフックだけは外してはいけない。
次にアイを曲げる方法である。前述した通り、フックはミノーにとってバランサーの役割があるので、これを左右に移動する事で、ミノーの傾斜を修正する事もできる。また、左右にバランスを崩す事で、イレギュラーな動きを演出する事も可能である。
アイの曲げる方法は、アイ調整の項目に記載してある様にする。
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