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InterBook絶版七つ森
4InterBook絶版岩波文庫の森
『岩波文庫』絶版の森(16)
海外著編者:ハア、ハカ、ハサ、ハタ、ハナ、ハハ、ハマ、ハヤ、ハラ、ハワ、ハン
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岩波文庫(16) 岩波書店1927昭和2年創刊 |
在庫状況 |
著訳編者 |
表題 |
出版社/判型/体様 |
発行年/版/状態 |
構成/備考 |
価格(円) |
売切060919ib |
ハイシッヒ/田中克彦訳 |
モンゴルの歴史と文化 |
岩波文庫青480-1、 214p.、カバー |
2004,2刷、優 |
文庫版への序文著者、訳者あとがき |
800 |
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☆広大な草原の遊牧生活とチンギス・ハーン-その背景には,大民族の圧迫にさらされながらも固有の文化を維持し続けてきたモンゴルの人々がいる.著者が自ら探索し明るみに出した貴重な古文書の数々を手がかりに,モンゴル人の歴史意識の発展をたどり,豊かで美しい文学に触れ,広い視野からモンゴルの歴史と文化を語る. |
初庫060623ib |
パウル・ハイゼ/淵田一雄譯 |
忘られぬ言葉 |
岩波文庫(創刊版)567、菊判半截、108p.(カバーなし) |
1938(昭和13),6刷、良下、扉蔵書印、ヤケ、シミ |
訳者註、訳者後記 |
500 |
初庫060809ib |
1940(昭和15),8刷、良、背褪せ、ヤケ、シミ |
500 |
初庫070128ib |
岩波文庫(創刊版)567、菊判半截、108p.、パラフィンカバー |
1940(昭和15),8刷、良、表3シール、扉他加印・蔵書印・数字印、ヤケ、シミ、ヨレ |
800 |
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☆シュトルム,ケラーと並んで19世紀中葉の三大短篇小説家といわれたパウル・ハイゼは恋愛小説を多く書いた.「忘られぬ言葉」は作者円熟期の佳篇.偶然に出会った男爵令嬢と学士の恋が,陽光きらめくイタリアから山深いドイツの森を舞台に進行する.ふたりの人生を変えてしまった決定的なひとこととは……. |
初庫070113ib |
パウル・ハイゼ/関泰祐訳 |
改訳 片意地娘(ラタビアータ) 他三篇 |
岩波文庫赤426-1、192p.(カバーなし)、帯 |
1977,18刷、優 |
解説 |
500 |
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☆収録作品:片意地娘、カプリ島の婚礼、星を覗く人、高嶺の乙女☆シュトルムやケラーとならんで「短篇小説の巨匠」とよばれたパウル・ハイゼ(1830‐1914)の珠玉の短篇4篇を収める.彼の名を一躍有名にした表題作をはじめ,収められた作品はいずれもイタリアを舞台にしたもので,情熱的なイタリア娘が生きいきと描き出されている.精彩ある筆致と巧みな構成は,ドイツ文学の中でも稀な高い評価をえている. |
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ハイデガー |
存在と時間 岩波文庫 |
売切070312kb |
ハイネ/内藤匡譯 |
ハルツ紀行 |
岩波文庫(創刊版)1059、菊判半截、121p.(カバーなし) |
1938(昭和13),6刷、表紙ノドイタミ、良下、扉記名、ヤケ、シミ |
註 |
800 |
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☆詩人ハイネ(1797-186)を本当に理解するにはその詩よりもまずその紀行文集を読まなければならない。この紀行は彼の紀行文中もっともすぐれた名篇で、彼のいっさいの特色や傾向がよくあらわれている。いわば一種の自伝的小説ともみるべきものである。 |
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ハイネ |
冬物語ドイツ 岩波文庫1652-1653 |
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ハイネ |
ハイネ 歌の本 岩波文庫赤418-1~418-2 |
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ハイネ |
ドイツ古典哲学の本質 岩波文庫 |
重庫060725mb |
ハインリヒ・ハイネ/小沢俊夫訳 |
流刑の神々・精霊物語 |
岩波文庫赤418-6、213p.、パラフィンカバー、帯 |
1982,3刷、優 |
訳者注、解説訳者 |
1,000 |
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☆キリスト教が仮借ない非寛容性をもってヨーロッパを席巻していったとき,大陸古来の民間信仰はいかなる変容をしいられたか.今から一世紀以上も前,歴史の暗部ともよぶべきこのテーマに早くも着目したハイネは,これら二篇のエッセーでギリシアの神々と古代ゲルマンの民族神たちの「その後」を限りない共感をこめて描いている. |
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ハイネ |
ロマンツェーロー 岩波文庫赤418-8~418-9 |
初庫070728ib |
ハイネマン/大野俊一訳 |
ゲーテ伝(一) |
岩波文庫赤444-1、306p.(カバーなし)、帯 |
1983,5刷、良、経年変化 |
口絵、まえがき |
分売不可 |
初庫070728ib |
ハイネマン/大野俊一訳 |
ゲーテ伝(二) |
岩波文庫赤444-2、286p.(カバーなし)、帯 |
1983,3刷、良上、経年変化 |
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分売不可 |
初庫070728ib |
ハイネマン/大野俊一訳 |
ゲーテ伝(三) |
岩波文庫赤444-3、304p.(カバーなし)、帯 |
1983,2刷、優 |
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分売不可 |
初庫070728ib |
ハイネマン/大野俊一訳 |
ゲーテ伝(四) |
岩波文庫赤444-4、246+38p.(カバーなし) |
1983,2刷、良上、経年変化 |
解説、挿画一覧表、索引 |
分売不可 |
初庫070728ib |
□ハイネマン ゲーテ伝全4巻揃い 岩波文庫 |
4,500 |
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☆偉大な詩人ゲーテの比類なく充実した83年の生涯とその業績を客観的かつ詳細に記した伝記。作品への理解を助ける上にも好著である。 |
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オマル・ハイヤーム |
ルバイヤート 岩波文庫 |
売切120118ib |
バイロン/小川和夫訳 |
マンフレッド |
岩波文庫赤216-1、122p.、カバー、帯(リクエスト復刊) |
1990,3刷、優 |
カバー中野達彦、口絵写真、註、解説 |
1,500 |
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☆バイロン劇詩の代表作.奇怪な罪を犯し,悶々として世界を放浪する孤独厭世のマンフレッドは,アルプス山中に精霊魔女を呼び出し,忘却を求めて与えられず,自殺も許されず,ついに予言の時が来て悪魔に連れ去られる.ゲーテの「ファウスト」からの暗示といわれるが,マンフレッドこそ,バイロンその人の姿であった. |
初庫070708ib |
ハァヴェイ(ハーヴェー)/暉峻義等譯 |
ハァヴェイ 血液循環の原理 |
岩波文庫(創刊版)1346-1347、菊判半截、184p.(カバーなし) |
1938(昭和13),4刷、良下、背大ヤケ(判読不能)、ヤケ、シミ |
口絵、訳者序文、註解、小傳、跋永井潜 |
500 |
初庫070114ib |
岩波文庫(創刊版)1346-1347、菊判半截、184p.(カバーなし)、帯青3132 |
1941(昭和16),6刷、良、背ヤケ・イタミ、ヤケ、シミ |
800 |
初庫071024ib |
ボェーム・パウェル/長守善譯 |
經濟的価値の基礎理論(経済的価値の基礎理論) 主觀的價値と客觀的交換價値 |
岩波文庫(創刊版)858-859、菊判半截、236p.(カバーなし) |
1940(昭和15),9刷、可、裏表紙断失、背イタミ(一部判読不能)、扉他蔵書印・加印、赤傍線、ヤケ、シミ |
訳者序、註 |
800 |
初庫070114ib |
ハウフ/高橋健二譯 |
童話集 隊商 |
岩波文庫2262-2263、230.(カバーなし) |
1941(昭和16),2刷、優、扉蔵書印・日付書込 |
解説 |
1,200 |
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☆収録作品:隊商、こふのとりになったカリフの話、幽霊船の話、切り取られた手の話、ファトメの救ひ出し、小さいムクの話、偽りの王子のお伽話 |
初庫070206ib |
ハウプトマン/城田晧一譯 |
希臘の春(ギリシアの春) |
岩波文庫(創刊版)546、菊判半截、134p.(カバーなし) |
1936(昭和11),8刷、良、背天イタミ、巻末書込、ヤケ、シミ |
註 |
800 |
初庫070114ib |
1938(昭和13),10刷、良、背褪せ、扉蔵書印、ヤケ、シミ |
800 |
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☆ハウプトマンが、長年の憧れの地ギリシアを遍歴した紀行文。ギリシアの美しい風物詩であるとともに、古く、そして永遠に新しいギリシア精神に対する詩人の感激を盛った珠玉のエッセイ。読者は、美しいギリシアの春の風物詩と民俗との中に、いたる所にオリンポスの神々の生ける世界を見るだろう。 |
初庫070128ib |
ハウプトマン/阿部六郎譯 |
沈鐘 |
岩波文庫(創刊版)1033-1034、菊判半截、281p.、パラフィンカバー |
1938(昭和13),5刷、良、扉他加印・蔵書印・数字印、ヤケ、シミ |
訳後に |
1,000 |
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☆ドイツ自然主義の若き闘将ハウプトマンが本来の詩魂を抑制しがたく,決然として旧套を脱し,深き象徴の世界へ歩み入った転機の作品.因襲の谷と創造の山巓との間に引裂かれて流血する芸術家の運命を主題とするこの劇は,また近代人悲劇の代表的表現である.山の魔精の活躍する世界の詩情の豊かさは比類がない. |
初庫081026ib |
ジャン・パウル/岩田行一訳 |
陽気なヴッツ先生 他一篇(シュメルツレの大用心) |
岩波文庫赤458-1、226p.、カバー |
1991初版、良、ヤケ |
挿画ハンス・ゲオルギ、解説 |
500 |
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☆ヴッツ先生は貧しくて本が買えない.そこで有名な本の題名だけを拝借しては勝手に著述し,それをわが蔵書の棚に並べて満足感にひたりこむ.ささやかな喜びを糧に人生をおくる平凡な小学校教師の姿を,ジャン・パウル(一七六三‐一八二五)はユーモアとアイロニーたっぷりに描きだす.ドイツ散文芸術の大先達とたたえられる作者の傑作二篇. |
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バークリ |
人知原理論 岩波文庫 |
重庫070127ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎譯 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(上)内府様の時代 |
岩波文庫(創刊版)1637-1639、菊判半截、429p.(カバーなし) |
1939(昭和14),2刷、良下、表紙虫食・折れ、背ヤケ、ヤケ、シミ |
前書、凡例 |
1,000 |
重庫070127ib |
岩波文庫1637-1639、429p.(カバーなし) |
1948(昭和23),5刷可、背背天地肩裂け・ヤケ、ヤケ、シミ |
前書、凡例 |
800 |
重庫070127ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎譯 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(中)将軍様の時代 |
岩波文庫(創刊版)1640-1642、菊判半截、353p.、パラフィンカバー |
1938(昭和13)初版、良下、背ヤケ、ヤケ、シミ |
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1,300 |
重庫070127ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎譯 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(下)将軍様の時代(承前)・当将軍様の時代 |
岩波文庫(創刊版)1643-1646、菊判半截、520p.、パラフィンカバー |
1940(昭和15)初版、良下、表紙イタミ・折れ、背ヤケ、ヤケ、シミ |
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1,500 |
重庫070126ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎譯 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(上)内府様の時代 |
岩波文庫(創刊版)1637-1639、菊判半截、429p.(カバーなし) |
1938(昭和13)初版、良下、表紙劣化・裏記名、背天左肩裂け、扉蔵書印、ヤケ |
前書、凡例 |
分売不可(1200) |
重庫070126ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎譯 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(中)将軍様の時代 |
岩波文庫(創刊版)1640-1642、菊判半截、353p.、パラフィンカバー |
1938(昭和13)初版、良、ヤケ、シミ |
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分売不可(1300) |
重庫070126ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎譯 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(下)将軍様の時代(承前)・当将軍様の時代 |
岩波文庫(創刊版)1643-1646、菊判半截、520p.、パラフィンカバー |
1940(昭和15)初版、良、ヤケ、シミ |
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分売不可(1500) |
重庫070126ib |
□レオン・パジェス 日本切支丹宗門史上中下全3巻揃い 岩波文庫(創刊版・初版) |
4,000 |
重庫070203ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎訳 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(上)内府様の時代 |
岩波文庫1637-1639、429p.(カバーなし)、帯青311 |
1960,6刷、良下、大ヤケ、シミ |
前書、凡例 |
分売不可(800) |
重庫070203ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎訳 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(中)将軍様の時代 |
岩波文庫1640-1642a、353p.(カバーなし)、帯青312 |
1960,4刷、良下、大ヤケ、シミ |
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分売不可(900) |
重庫070203ib |
レオン・パジェス/クリセル神父校閲/吉田小五郎訳 |
レオン・パジェス 日本切支丹宗門史(下)将軍様の時代(承前)・当将軍様の時代 |
岩波文庫1643-1646、520p.(カバーなし)、帯青313 |
1960,4刷、良下、表紙汚れ・折れ、大ヤケ、シミ |
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分売不可(1100) |
重庫070203ib |
□レオン・パジェス 日本切支丹宗門史上中下全3巻揃い 岩波文庫(帶付) |
2,800 |
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☆先に『日本図書目録』(一八五九年)を刊行したフランスの日本研究者パジェス(一八一四―八六)は,ついで日本通史(全四巻)の叙述を志した.本書(一八六九年)はその第三巻に当り,一五九八年より一六五一年に至る,「内府様」(家康),「将軍様」(秀忠),「当将軍様」(家光)の時代を,厖大な史料を博捜蒐集して記述した編年史である. |
初庫060623ib |
ハシェク/栗栖継訳 |
兵士シュヴェイクの冒険(一) |
岩波文庫7418-7421、419p.(カバーなし)、帯赤1244 |
1972初版、良、ヤケ強、シミ |
口絵、訳者はしがき、挿絵ヨゼフ・ラダ、訳注 |
500 |
初庫060623ib |
ハシェク/栗栖継訳 |
兵士シュヴェイクの冒険(二) |
岩波文庫7422-7425、412p.(カバーなし)、帯赤1245 |
1972初版、良、ヤケ、シミ |
挿絵ヨゼフ・ラダ、訳注 |
500 |
初庫060509ib |
ハシェク/栗栖継訳 |
兵士シュヴェイクの冒険(三) |
岩波文庫赤773-3、403p.(カバーなし)、帯 |
1975,4刷、良上、経年変化 |
挿絵ヨゼフ・ラダ、訳注 |
300 |
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☆馬鹿なのかみせかけなのか,おだやかな目をした一見愚直そのものの一人の男.チェコ民衆の抵抗精神が生んだこの一人の男にはオーストリー・ハンガリー帝国の権力も権威も遂に歯が立たなかった.年移り社会は変わっても,この権力に対する抵抗精神のシンボルは民衆の心に生き続けている.本文庫版は最も插絵の多い版になった. |
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パスカル |
パスカル 科学論文集 岩波文庫 |
初庫070513ib |
ハッブル/戎崎俊一訳 |
ハッブル 銀河の世界 |
岩波文庫青941-1、312p.、横組、カバー |
1999初版、良上、扉日付印、折れ |
凡例、解説、訳者あとがき |
500 |
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☆アメリカの天文学者ハッブル(1889-1953)が一般向けに行なった講座をもとにまとめた,現代宇宙観の典拠とも言える著作.単位などの基礎的事項から銀河の分類,性質,分布,後にハッブルの法則と呼ばれる,銀河までの距離とその後退速度との関係について述べられている.ウィルソン山天文台の巨大望遠鏡で撮影の写真を多数収録. |
売切071208ib |
ハーディ/森村豐譯 |
ハーディ短篇集 幻想を追ふ女(幻想を追う女) 他五篇 |
岩波文庫(創刊版)848-849、菊判半截、258p.(カバーなし) |
1932(昭和7)初版、良、背天地傷み、扉蔵書印・日付書込・虫食、シミ、裏表紙折れ |
序訳者、「ハーディの生涯と其の芸術」福島文之助 |
1,200 |
重庫090602ib |
1937(昭和12),9刷、良、背ヤケ強、扉裏赤書込、目次蔵書印、ヤケ、シミ |
1,000 |
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☆収録作品:幻想を追ふ女、妻ゆゑに、気安めに、許されぬ願、悲しみの驃騎兵、アリシャの日記☆ハーディの小説の特長として,ストーリーの面白さ,詩的な香気,魅力ある登場人物があげられよう.実生活を描いては人情の機微に触れ,愛と運命を描いては陰影に満ち,生の皮肉に冷ややかな哲理を漂わす.詩趣豊かな作品6篇を収録. |
初庫060520fb |
ハーディ/井上宗次・石田英二訳 |
テス(上) |
岩波文庫赤240-1、395p.、カバー |
1992,44刷、良、薄ヤケ |
まえがき、訳注、解説 |
100 |
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☆テスは美貌と豊満な肉体にめぐまれ,しかも純な心と強い感受性の持主だが,貧困ゆえにつぎつぎと苛酷な運命にもてあそばれ,一歩一歩と悲劇的な破局にむかって歩んでゆく.その無残な生涯が緊密な構成でリアリスティックに描き出される.英国の作家トマス・ハーディ(一八四〇―一九二八)の数多い小説のなかで最も有名な代表作. |
初庫070114ib |
ハドスン(ハドソン)/岩田良吉譯 |
ラ・プラタの博物學者(ラ・プラタの博物学者) |
岩波文庫961-962、238p.(カバーなし) |
1942(昭和17),6刷、良下、背傷み、ヤケ強、シミ |
訳者まえがき |
500 |
初庫081026ib |
ハドソン/岩田良吉訳 |
ラ・プラタの博物学者 |
岩波文庫赤241-3、401+7p.(カバーなし)、帯 |
1942(昭和17),6刷、良下、背傷み、ヤケ強、シミ |
訳者まえがき、訳注、訳者あとがき、索引 |
500 |
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☆「終生の野外自然観察者」を自認していたイギリスの博物学者ハドソン(一八四一―一九二二)は,自然破壊の波がひたひたとおしよせる自らの生地=パンパの草原ラ・プラタに深い愛情を注いで,そこに生きる様々な動物たちの生態を鮮やかに描き出す.研究者としての鋭い観察眼と作家としての豊かな想像力とが織りなす希有の博物誌. |
初庫070114ib |
ハドスン(ハドソン)/壽岳しづ譯 |
はるかな國 とおい昔(はるかな国 とおい昔 )
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岩波文庫(創刊版)1395-1397、菊判半截、484p.(カバーなし) |
1937(昭和12)初版、可、表紙ヤケ・背傷み、ヤケ、シミ |
口絵、挿絵、註、動物に関する索引、訳者あとがき |
1,000 |
初庫070206ib |
1938(昭和13),3刷、良、背イタミ、ヤケ、シミ |
800 |
初庫070715ib |
ハドスン(ハドソン)/寿岳しづ訳 |
はるかな国 とおい昔 |
岩波文庫1395-1397b、484p.(カバーなし)、帯赤299 |
1972,19刷、良、経年変化 |
800 |
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☆どこまでも続く大草原,広い空にひびく羊たちの鳴き声.アルゼンチンのパンパに育った作家ハドソンが,自然とともに生き,その不思議な美に魅せられた幼年時代の思い出を美しく綴った自伝文学の傑作.博物学と文学の美しい交錯とうたわれるこの作品は,現代人の心にも自然への深い愛着を呼びさます. |
初庫060623ib |
ハドスン(ハドソン)/村山勇三譯 |
緑の館 熱帯林ロマンス |
岩波文庫(創刊版)1563-1564、菊判半截、330p.(カバーなし) |
1939(昭和14),4刷、良下、背ヤケ、扉蔵書印、ヤケ、シミ |
はしがき訳者 |
500 |
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☆故国の政争をのがれて冒険に身を投じた青年アベルと野性の美少女リマが,南米ヴェネズエラの神秘に満ちた密林でくりひろげる悲恋の物語.『ラ・プラタの博物学者』で有名なイギリスの作家ハドソン(一八四一‐一九二二)の名を世に出した作品で,物語からあふれでるロマンチシズムの香りは,読む人すべてを酔わせずにはおかない. |
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サミュエル・バトラ |
エレホン 山脈を越えて 岩波文庫 |
重庫090607ib |
ジョン・バニヤン/竹友藻風譯 |
天路歴程 第一部 |
岩波文庫4224-4226、328p.(カバーなし) |
1953,3刷、良、見返記名、大ヤケ、シミ、折れ |
口絵、譯者序、天路歴程略圖 |
1,000 |
重庫090603ib |
ジョン・バニヤン/竹友藻風訳 |
岩波文庫赤207-1、328p.(カバーなし) |
1974,22刷、良、ヤケ強、シミ、折れ |
800 |
重庫090607ib |
ジョン・バニヤン/竹友藻風譯 |
天路歴程 第二部 |
岩波文庫4227-4229、332p.(カバーなし) |
1958,5刷、良、ヤケ強、シミ、折れ、巻末落書 |
口絵、解説 |
1,200 |
重庫090603ib |
ジョン・バニヤン/竹友藻風訳 |
岩波文庫赤207-2、332p.(カバーなし) |
1984,18刷、良上、ヤケ、裏表紙折れ |
1,000 |
売切080729mb |
ジョン・バニヤン/竹友藻風訳 |
天路歴程 第一部 |
岩波文庫赤207-1、328p.、パラフィンカバー、帯 |
1984,25刷、優 |
口絵、譯者序、天路歴程略圖 |
分売不可(1000) |
売切080729mb |
ジョン・バニヤン/竹友藻風訳 |
天路歴程 第二部 |
岩波文庫赤207-2、332p.、パラフィンカバー、帯 |
1984,18刷、優 |
口絵、解説 |
分売不可(1200) |
売切080729mb |
□ジョン・バニヤン 天路歴程一・二部揃い 岩波文庫(帶付) |
2,200 |
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☆滅亡の市に住む男クリスチァンは神の都への巡礼に出る.落胆の沼を通り,死の影の谷を過ぎ,虚栄の市では投獄されるなど,苦難にあうが,信仰をもちつづけてついに天国の都を望み見る.バニヤン(1628‐1688)のこの物語は17世紀清教徒文学の傑作であるばかりでなく,イギリス最大の宗教文学で,聖書に次いでひろく読まれ,強い影響力をもっている. ○バニヤン 天路歴程一・二部揃い B5判 西村書店 |
初庫070114ib |
F.バァネット(バーネット)/若松賤子譯 |
小公子 |
岩波文庫(創刊版)104-105、菊判半截、258p.(カバーなし) |
1939(昭和14),13刷、良、扉他加印、ヤケ、シミ |
前編自序訳者、後序巌本善治 |
4,000 |
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☆因襲の殻深く閉され,そのうえ前半生の不幸と加えて不自由な病疾のために意地悪いほどかたくなな老侯爵と,天使のような小公子と,もの静かで上品な母とをめぐる美しい物語.よき読物は魂を清め心を高めてくれることを思わせられるF.バーネット(1849‐1924)の代表作. |
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バーネット |
プラトン哲学 岩波文庫 |
初庫060623ib |
ルーサー・バーバンク/中村為治訳 |
植物の育成(七) |
岩波文庫5375-5378、361p.(カバーなし) |
1961初版、良、背褪せ、ヤケ強 |
口絵、挿絵 |
100 |
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☆1873年,いわゆる「バーバンクの馬鈴薯」を世に送り出した著者(1849‐1926)は,獲得形質の遺伝を信じ,多くの果樹,花,野菜,穀物の品種改良にその一生を捧げた.彼の手にかかれば,ブラックベリイは白色に変じ,サボテンのとげはなくなってしまう.その過程で彼のなした淘汰・交雑の執拗な繰り返しは,強く読者の胸を打つであろう. |
初庫081026ib |
ベラ・バラージュ/佐々木基一/高村宏訳 |
視覚的人間 映画のドラマツルギー |
岩波文庫青557-1、 212p.、(カバーなし)、帯 |
1986初版、良上、ヤケ |
口絵、解説 |
1,000 |
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☆一九世紀末に発明された映画カメラは瞬く間に無声映画を創り出した.本書はその無声映画が絶頂への登路にさしかかった時に,クローズアップ,モンタージュを中心にして理論的・体系的に整備した古典的名著.映画という新しい芸術の果たすであろう社会的・文化史的役割を語る映画人バラージュの情熱は,創成期の人間固有のものである. |
初庫061105ib |
ヂェイ・エム・バリ( J.M.バリー)/本多顯彰(本多顕彰)譯 |
ピータァ・パン(ピーター・パン) |
岩波文庫(創刊版)949、菊判半截、117p.(カバーなし) |
1936(昭和11),5刷、良下、背大ヤケ(判読不能)、ヤケ、シミ |
口絵長谷川覚、挿絵F,D,ベッドフォード 、訳者あとがき |
500 |
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☆クリスマスにはどこの国でも芝居に登場する世界の寵児ピーター・パンは,イギリスの作家バリーが創造した勇敢でやさしくてすこし寂しそうな少年である.いくつかあるピーター・パンの物語のなかでもこれは一番おもしろい.少年少女はもとより,子どもたちの夢を理解しようとする父兄の方々にもぜひ読んでいただきたい童話である. |
売切100313ib |
ハリス/玉城肇(たませ)・今里正次譯 |
ハリス日本滞在記(上)(次巻以降未完) |
岩波文庫3415-3419(表紙誤植3319)、524p.(カバーなし) |
1944(昭和19)初版、良上、ヤケ、シミ |
解説訳者、緒言M.E.コセンザ |
2,500 |
売切120905ib |
ハリス/坂田精一訳 |
ハリス 日本滞在記(上) |
岩波文庫5050-5052、298p.(カバーなし) |
1960,2刷、良、背ヤケ強、扉シミ、ヤケ |
解説訳者、例言 |
800 |
重庫120909ib |
ハリス/坂田精一訳 |
ハリス 日本滞在記(中) |
岩波文庫5053-5055、334p.、パラフィンカバー、帯赤760 |
1973,5刷、優、極美本 |
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2,500 |
売切120905ib |
1974,6刷、良、赤傍線、ヤケ |
1,800 |
売切120905ib |
ハリス/坂田精一訳 |
ハリス 日本滞在記(下) |
岩波文庫5275-5276、244p.(カバーなし) |
1960,3刷、良、裏表紙ゴム印、背ヤケ、ヤケ強、シミ |
附録日米修好通商条約議定書(和文)・ハリス日本滞在年譜 |
1,800 |
重庫120907ib |
岩波文庫5275-5276、244p.(カバーなし)、帯赤761 |
1963,5刷、良、ヤケ、シミ |
2,000 |
売切080429ib |
ハリス/坂田精一訳 |
ハリス 日本滞在記(上) |
岩波文庫5050-5052、298p.(カバーなし)、帯赤759 |
1962,3刷、良、ヤケ |
解説訳者、例言 |
分売不可(1000) |
売切080429ib |
ハリス/坂田精一訳 |
ハリス 日本滞在記(中) |
岩波文庫5053-5055、334p.(カバーなし)、帯赤760 |
1962,3刷、良、ヤケ、傍線 |
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分売不可(1500) |
売切080429ib |
ハリス/坂田精一訳 |
ハリス 日本滞在記(下) |
岩波文庫5275-5276、244p.(カバーなし)、帯赤761 |
1962,4刷、良、傍線、書込、ヤケ |
附録日米修好通商条約議定書(和文)・ハリス日本滞在年譜 |
分売不可(2000) |
売切080429ib |
□ハリス/坂田精一訳 ハリス日本滞在記上中下全3巻揃い 岩波文庫(帯付) |
4,500 |
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☆近代日本の開国の立役者ペルリ提督は「日米和親条約」を結んだが,真の通商条約はハリス(1804‐1878)によって締結された.本書は一介の商人であったハリスが,にわか仕立ての外交官となり,単身江戸に乗込んで以来,攘夷の白刃の下をくぐりながら,逞ましい気魄と,比類なき外交手腕をもって開国の難事業をなしとげるまでの2年余の日記. |
売切080708ib |
バルザック/水野亮譯 |
知られざる傑作 他五篇 |
岩波文庫(創刊版)453-454、菊判半截、220p.(カバーなし) |
1941(昭和16),15刷、可、背傷み(標題手書)、扉チギレ、ヤケ、シミ、折れ |
譯注、譯者のことば |
300 |
初庫061105ib |
1942(昭和17),18刷、可、表紙劣化・背傷み、内扉記名、大ヤケ、シミ |
300 |
初庫060228mb |
バルザック/水野亮訳 |
岩波文庫赤529-1、221p.、パラフィンカバー、帯 |
1983改版52刷、良上、袖テープ |
訳注、訳者あとがき |
300 |
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☆収録作品:砂漠の情熱、ことづけ、恐怖時代の一挿話、柘榴(ざくろ)屋敷、エル・ ベルデゥゴ、知られざる傑作☆「芸術の使命は自然を模写することではなくこれを表現することにある」という信念をいだいて一つの作品に十年の精進をささげた老画家が、限りなき理想と限りある人間の力量との隔絶に絶望し、ついに心血を注いだ画布を焼きすてて自殺する経緯を描いた「知られざる傑作」をはじめ『人間喜劇』からえりすぐった6つの短篇を収める。 |
初庫070903ib |
バルザック/水野亮譯 |
海邊の悲劇(海辺の悲劇) 他三篇 |
岩波文庫(創刊版)996、菊判半截、132p.(カバーなし) |
1934(昭和9),2刷、良下、背傷み、扉蔵書印、ヤケ、シミ |
解説、訳註 |
800 |
売切080708ib |
岩波文庫996、132p.(カバーなし) |
1942(昭和17),11刷、良、表紙シワ、扉蔵書印 |
500 |
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☆妻の情人を妻の面前で生きながら壁にぬり込める貴族の話「グランド・ブルテーシュ綺譚」,上官に妻を奪われた軍人が不貞の妻もろとも上官をやき殺す話「復讐」,中世フランドルに一夜出現したキリストが最後の奇蹟をおこなう話「フランドルの基督」,盗癖あるわが子を海に投げ,己れは巌頭に坐して子殺しの贖罪に苦行する話「海辺の悲劇」など4篇. |
売切080708ib |
バルザック/水野亮譯 |
「絶対」の探求 |
岩波文庫(創刊版)2107-2109、菊判半截、372p.(カバーなし) |
1940(昭和15),2刷、良下、表紙劣化、ヤケ、シミ |
註、訳者の言葉、改版に際して |
500 |
初庫060228mb |
バルザック/水野亮訳 |
岩波文庫赤530-6、367p.、帯、パラフィンカバー |
1986改訳31刷、優、袖テープ、カバー・帯イタミ |
訳注、訳者の言葉 |
500 |
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☆科学上の巨大な難問、万物に共通する物質「絶対」の研究に打ちこむバルタザールは探求のはてに「ユーレカ(見つけたぞ)」と叫んでむなしく息たえる。情熱に憑かれた人間の偉大と悲惨、「絶対」という観念のもたらす恐しい力を、フランス王政復古期の一地方都市を舞台に、旺盛な筆力と緊密な構成で見事に描ききった名作。 |
売切080708ib |
バルザック/水野亮譯 |
ツールの司祭・赤い宿屋 |
岩波文庫3372-3374、302p.(カバーなし)、帯赤367 |
1951,3刷、良下、ヤケ強、シミ |
訳註、解説 |
1,000 |
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☆「ツールの司祭」はバルザック(1799‐1850)33歳の時の作で短篇集「私生活場景」第2版にはじめて発表されたものである.これはフランスにおいて写実小説としての条件を完全に具備した最初の作品であるといわれている.「赤い宿屋」は,実話であって,罪なくして処刑された男の友人なる軍医がこの小説の資料を提供したといわれる. |
初庫060509ib |
バルザック/水野亮訳 |
従妹ベット(上) |
岩波文庫3980-3982a、383p.(カバーなし)、帯赤198 |
1974,24刷、良、経年変化 |
「貧しき縁者」(献詞) |
500 |
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☆情熱につかれた人間同士の,――幾組もの人間と人間との悽惨な格闘がバルザック一流の力強い筆で描かれている.好色漢ユロ,貞淑そのものの男爵夫人,ブルジョワの典型クルヴェル.骨の髄までの娼婦ヴァレリー,復讐の鬼ベット,こうした人物を駆使する点でバルザックの右に出る者はない. |
重庫090603ib |
バルザック/水野亮譯 |
農民(上) |
岩波文庫3135-3137、 326p.(カバーなし) |
1946初版、良上、背ヤケ、ヤケ |
挿絵、はしがき、訳註 |
分売不可 |
重庫090603ib |
バルザック/水野亮譯 |
農民(下) |
岩波文庫3138-3140、 360p.(カバーなし)、売上カード |
1950初版、良、背ヤケ、扉加印、ヤケ、シミ |
挿絵、訳註、解説 |
分売不可 |
重庫090603ib |
□バルザック 農民上下揃い 岩波文庫(初版) |
2,000 |
売切080708mb |
バルザック/水野亮訳 |
農民(上) |
岩波文庫赤530-3、 326p.、カバー、帯(リクエスト復刊) |
1995,11刷、良、ヤケ |
カバー中野達彦、挿絵、はしがき、訳註 |
分売不可 |
売切080708mb |
バルザック/水野亮訳 |
農民(下) |
岩波文庫赤530-4、 360p.、カバー、帯(リクエスト復刊) |
1995,7刷、良上、ヤケ |
カバー中野達彦、挿絵、訳註、解説 |
分売不可 |
売切080708mb |
□バルザック 農民上下揃い 岩波文庫(帶付) |
1,500 |
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☆作者がゴーチエに書いたように,「農民」の最初の意図は「片田舎の奥で大地主と貧民との間に交される闘争の描写」にあったが,完成の暁にはこのテーマはさらに拡大され,地方の小都会に巣喰うプチ・ブルジョワの田園侵入にまで進展していた.当時の社会不安を冷酷に分析し,その結果まで予測している異色ある作品. |
初庫070114ib |
ハルナック/山谷省吾譯 |
ハルナック 基督教の本質(キリスト教の本質) |
岩波文庫(創刊版)2044-2066、菊判半截、301p.(カバーなし) |
1939(昭和14)初版、良、背ヤケ、扉蔵書印、ヤケ、シミ |
解題訳者、註 |
800 |
初庫061012ib |
岩波文庫2044-2046、 301p.、パラフィンカバー、帯青201 |
1953,3刷、良下、大ヤケ、シミ |
解題・再刊に際して訳者、註 |
500 |
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☆ハルナック(1851‐1930)は歴史神学の巨頭で,その卓越せる学才と学問的風格とをもって19世紀の末葉から20世紀にかけての神学者たちに偉大な感化力を及ぼした.本書は彼が「キリスト教とは何か」という教理学上の問題に対し,歴史主義的立場から鮮明な解答を与えたもので,イエスと原始キリスト教ならびにその後の歴史はここに力強く表出されている. |
重庫070315ib |
アンリ・バルビュス/田辺貞之助訳 |
地獄 |
岩波文庫5270-5272、353p.(カバーなし) |
1964,12刷、良下、表紙劣化、書込、大ヤケ、ヨレ、折れ |
訳注、解説訳者 |
1,200 |
売切060307mb |
岩波文庫赤561-1、353p.、パラフィンカバー、帯 |
1983,29刷、良、袖テープ |
1,200 |
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☆田舎出の青年がパリの旅館の一室に納まり,ふと壁の孔から覗いて見た隣室には思いがけない場面があった.淫慾と苦悩と快楽と呻吟のるつぼ――.人間性の赤裸々な現実を通して語られるもの…….ここには,後年第一次大戦の惨苦を経て平和運動に乗り出した作者の,大きな人間愛への萌芽があり,実践への原動力があったといえよう. |
初庫070114ib |
アンリ・バルビュス/田辺貞之助訳 |
クラルテ |
岩波文庫6175-6178、426p.(カバーなし) |
1960初版、良、背褪せ |
解説 |
1,200 |
|
☆「光こそ万人のもの」という思想の下に展開された国際的平和運動の契機となった作品.「戦争はいやだ」と叫ぶ民衆の声が,奴隷の精神を捨てて搾取階級の打倒へ向わねば平和を守ることはできない,という主張を作者はこの小説で明らかにする.ロシア革命の翌年に書かれ,レーニンは前作「砲火」と本書とを激賞した. |
初庫070128ib |
ハルベ/番匠谷英一譯 |
青春 |
岩波文庫(創刊版)2716-2717、菊判半截、192p.、パラフィンカバー |
1941(昭和16)初版、良、扉他加印・蔵書印・数字印、ヤケ、シミ |
解説 |
1,200 |
売切090531ib |
ラフカディオ・ヘルン(ハーン)/平井呈一譯 |
怪談 不思議な事の研究と物語(蟲の研究併収) |
岩波文庫2513-2514、184p.(カバーなし)、帯赤53 |
1955,16刷、良下、表紙クタビレ、ヤケ、シミ、目録穴 |
解説訳者 |
800 |
初庫060509ib |
1958,21刷、可、天裂け、大ヤケ、シミ |
800 |
初庫070114ib |
ラフカディオ・ハーン/平井呈一訳 |
岩波文庫2513-2514、184p.、パラフィンカバー、帯赤53 |
1971,改版33刷、良上、経年変化 |
500 |
初庫081026ib |
岩波文庫赤244-1、206p.(カバーなし)、帯 |
1981,改版43刷、良、ヤケ |
300 |
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☆日本を終生愛してやまなかったハーン(一八五〇‐一九〇四)が我が国古来の文献や民間伝承に取材して創作した短篇集。有名な「耳なし芳一のはなし」など、奇怪な話の中に寂しい美しさを湛えた作品は単なる怪奇小説の域をこえて、人間性に対する深い洞察に満ちている。 |
売切090531ib |
ラフカディオ・ヘルン(ハーン)/平井呈一譯 |
骨董 |
岩波文庫(創刊版)2557-2558、菊判半截、202p.(カバーなし)、帯赤2503 |
1940(昭和15)初版、良下、背傷み・褪せ、ヤケ、シミ |
解説 |
1,800 |
売切090925ib |
岩波文庫2557-2558、202p.(カバーなし)、帯赤194 |
1950(昭和25),3刷、良、背イタミ、ヤケ、シミ |
1,200 |
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☆収録作品:古い物語、或女の日記、平家蟹、螢、露の一滴、餓鬼、常習のこと、夢想、病理上の事、真夜中に、草雲雀、夢を啖ふもの☆本書は日本古来の怪異譚による創作翻訳9篇をあつめた「古い物語」および「或女の日記」以下11篇よりなる小品集で,「怪談」とならび称されるハーン独自の日本詩曲である.ここに東洋精神との妖しき契合を示したハーンの思想的風貌をみることができるであろう. |
初庫060809ib |
ラフカディオ・ヘルン(ハーン)/平井呈一譯 |
心 日本の内面生活の暗示と影響 |
岩波文庫4118-4120、312p.(カバーなし)、帯赤336 |
1973,21刷、良、書込、ヤケ、シミ |
解説訳者 |
300 |
初庫081026ib |
ラフカディオ・ハーン/平井呈一訳 |
岩波文庫赤244-2、322p.(カバーなし)、帯 |
1978,改版24刷、良、ヤケ |
300 |
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☆わが国をおとずれた外国人の中で,ハーンほど日本を理解し,また愛した人はないだろう.『骨董』や『怪談』の淋しい美しさにもまして,この『心』はわれわれが,うかつに見逃している身のまわりのことから,思いがけない深遠な思索のいとぐちを教えてくれる.小説,随筆,論文の要素が渾然一体となっているハーンの代表作. |
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バーンズ |
バーンズ詩集 岩波文庫(創刊版)256-257 |
初庫070211ib |
ハンスリック/渡辺護訳 |
音楽美論 |
岩波文庫6216-6217、 202p.(カバーなし) |
1963,5刷、良下、背ヤケ、大ヤケ、折れ |
訳者序、解説 |
300 |
売切100711ib |
岩波文庫青503-1、 202p.(カバーなし)、帯青310 |
1975,17刷、良、ヤケ |
500 |
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☆近代における音楽美学の創設者といわれるハンスリックの主著,一八五四年に発刊されるや,楽界議論の焦点となり各国語に翻訳された.従来の音楽家が音楽の本質を「感情の表出にあり」と考えていたことに反対し,「音楽的に美なるもの」をもって芸術の生命とすることを提唱した.音楽研究家は勿論,愛好家にも一読をすすめる. |
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