だじゃれの殿堂


殿堂設立に寄せて Intention


近年、社会の情報化進展に伴って、過去には一部の知識人の知的遊戯であった駄洒落が、一般大衆の娯楽として楽しまれるようになってきました。特に、ある民放において駄洒落の優劣を競う番組が放送されるようになってからというもの、数多くの人々が駄洒落に熱中するようになりました。
神聖なる仕事の場においても、部下を指導すべき立場の上司が、部下に対してだじゃれに興じる光景が随所でみられます。

しかし、そのブームの中で日本人は駄洒落の本質=「つまらない」を見失ってはいないでしょうか?
素晴らしく盛りあがった宴会やパーティーの場で、「どう反応すればいいのか分からない」モノこそが駄洒落ではないでしょうか?
また、逆らう事の出来ない立場の人間からの「笑え」という圧力に対し、辛抱強く愛想笑いするなどの対応の仕方を学ぶことによって、人間は寛容の精神を養ってゆくのではないでしょうか?
ところが、人々が駄洒落からその本質たるべき「つまらない」を失わしめることにより、近年の青少年は社会生活において寛容の精神を学ぶ機会を失ってしまいました。
社会での正しい駄洒落教育の不備が、青少年を陰惨な犯罪に走らせているに違いありません。

このような憂慮すべき現状の中、福井だじゃれ協会では、日本の偉大な言語文化の一つである駄洒落がおかれた現状を打破し、過去の遺産を次の世代へと引き継ぎ、ダジャレ界のオピニオンリーダーとしての使命を考え、「だじゃれの殿堂」を開く事としました。
この「だじゃれの殿堂」に触れる事で、一人でも多くの人々が駄洒落のつまらなさを知り、学んでいただければ幸いです。


だ-じゃれ【駄洒落】つまらないしゃれ。まずいしゃれ。(広辞苑第4版)


DAJARE PALACE
福井だじゃれ協会 平成13年

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