結婚式
まず式が始まる前にホテルや結婚式場の建物外観や看板、神殿、チャペル、指輪ポーチ、受付周辺等を撮影しておきます。
結婚式開始時間の30分位 前にリハーサルがありますのでそれも要所を撮影しておきます。式場は神前、チャペル共前方の左隅の方から撮ります。スペースがない場合は、撮影場所を神官から聞くとよいでしょう。式の撮影は失敗が許されません。緊張のあまり録画ボタンを押してなかったということもよく耳にします。
シャッターは家庭用はオート、業務用カメラは1/100に設定します。設定を忘れると式場の蛍光灯がちらついて大変なことになります。ホワイトバランスはオートだと赤黄色の強い映像となりますので、マニュアルに設定し、クリーム色の壁やカーテンでホワイトを調整します。
結婚披露宴
披露宴開始20分位 前になると会場入口の金屏風の前に新郎新婦と御両家の両親が並びますのでここは念入りに撮影します。受付の様子やゲスト客入場ももれなく撮影しておきます。
会場の中に入りましたらキャプテン(新郎新婦の前を歩く人)に一言挨拶しておきます。司会者は基本的に声が録音されていますので一度寄って撮ればあとカメラで追う必要はないでしょう。
新郎新婦の入場から撮影しますが、真中の通路で堂々と撮影しているとスタッフから注意されますので真中から一本外側の通路で撮影するのがいいでしょう。
新郎新婦紹介が終わり乾杯が終わると、数分で色打ち掛けの花嫁さんがお色直しのため退席しますので撮りこぼしのないように撮影しておきます。
お二人の祝杯を撮れなかった場合は、新郎新婦へお願いして再度グラスを合わせてもらいましょう。
あと、お色直し入場、ケーキ入刀、余興、テーブルフォトまたはキャンドルサービスと続きますが、あとはもう料理を食べながら自由にポイントを撮影すればいいでしょう。余裕があれば新郎新婦の友人等からコメントをもらっておきます。ゲスト客のあまり酔いのまわらない段階でインタビューするのがよいでしょう。
大きな見せ場のひとつのキャンドルサービスでの撮影の注意点はやはり新郎新婦の進行をさまたげないことです。しかし、あまり遠慮し過ぎると新郎新婦の背中ばかり映っているということになりますので、進行方向を予測しテーブルをはさんで待ち構えて撮るのが良いでしょう。
好みにもよりますが花嫁さん側から撮った方がきれいな絵が撮れます。花婿さん側(左側)からキャンドル点灯を撮ると花嫁さんの顔とせっかくの衣裳がトーチ(点火用の棒)とキャンドルで隠れてしまいます。最後はやはり新郎新婦のVサインでしめくくりましょう。
|