書籍で見付けた誤字・脱字・誤用など校正漏れを小舅のように指摘する性格悪いコーナー。
作家さんを責めるつもりはないけど、校正屋さんは責めたい。ちゃんと仕事しろ。
ごめなさい、って..ガイジンかっ!
「青葉」とは幹子の娘の名前なんだが、名前と苗字がごっちゃになってやがる。
「髯」はほおひげを表す。「鬚」があごひげを表す。ちなみに「髭」はくちひげを表す。
誤用の「喝を入れる」が市民権を得たのは、日曜朝の某番組の大沢親分のせいなりや?
この小説の舞台は、中世(14世紀)のヨーロッパ。日本の戦国時代(16世紀)の僧侶・木阿弥が語源である「元の木阿弥」を、中世の人間がしゃべれるはずなかろう?
「舌先三寸」と「胸先」をごっちゃにしてはいけない。
「煮詰まる」は、議論やアイデアがまとまった段階のこと。すなわち文意とは正反対。
だから「煮詰まる」は意味が違うと言っておろうが!
だから「爆笑」はひとりじゃ出来ないと言っておろうが。
以上8点、ポプラ社の本はこうまで誤植が多いものとは知らなんだ。
SF作家がエレクトロニクスの基本用語を間違えてるなんて、ちょっと幻滅。
かの夏目漱石も『吾輩は猫である』の中で「剣もほろろ」と書いているらしい。だから当て字としてアリやも。
あな、たたたたたた!ケンシロウかっ!
ひとりで「爆笑」は出来ないよ。辞書を引きなさい。
「五月晴れ」は陰暦五月の梅雨の晴れ間のことだから、五月十日ではちと早い。
おかげで「髱」「苞」という難しい漢字(どちらも「つと」と読む)を覚えさせてもらいました。
地名の読みは正確にお願いします。
なんと登場人物の名前が間違ってるんである。これって最低じゃね?また主人公のひとりである「弘明」の名が、235頁と460頁では「弘信」と誤記されている。またこの本は、第六章まであるのに、目次では第六章が抜けている。酷いですね文藝春秋さん。
「募金」は金を募る行いで、「集める」ものではない。「募金を行ったり」とするならOK。
「印鑑」と「判子」がどう違うかは各自勉強してね。
ハングルってそもそも文字のことですから。
なんでわざわざ「きらぼし」なんて間違った振り仮名を付けるかな集英社。
ルビの「み」が一文字余計。
「基盤(base)」と「基板(circuit board)」の意味は違うことを、多くの編集者は識らぬようだ。これだから文系人間はっ(笑)。
ルビ間違い。朱川湊人の本は誤記が多いなあ。
「熱にうなされる」を指摘するのはもうやめようかと思った。だっていろんな本で多すぎ。
元旦は一月一日の朝のこと。「その日の朝まで話もでき」たなら、死んだのは元旦じゃないやん。
「炎天下の中」じゃ重複表現ずら。
八幡山駅は京王線なのだが、フィクションとしてわざと間違えてる?でも次の文が「大宅壮一文庫という図書館を訪れた」だからなあ。大宅壮一文庫は京王線にあり。
「あとで後悔」は重複表現。単に「後悔」か、「あとで悔やむ」とするべき。とはいえ、大人げなく指摘せにゃならんほどの誤りでもないと思う(笑)。
以下、「詞」を「詩」と表記している箇所が余りに多いので、省略。
ロック野郎だった作者がディープ・パープルの名盤タイトルを間違えるはずがないから、活字を拾った職工さんがミスったと思われる。「rn」は一瞬「m」に見えるものね。
まったく「敷居が高い」の誤用だらけだ。
「募金」は金を募る行為のこと。募金に対して払われる金は「寄付」。
誤用。
ルビ間違い。
ルビが間違い。
安全を対策してはいけないと思う。
泥棒さん以外はセキュリティを対策してはいけないと思う。
消化器を武器にするとはなんとグロテスクな。ゾンビかよ。
津波は、地震によって起こる波。台風のあとにくるのは、高波。
↓下の2つとまったく同じということで、すっかり筆癖なのでしょう。
いまどき超有名な誤用だね<愛想を振り撒く。
梅崎春生 『幻化』 福武書店
五郎は靴を穿き、弁当と瓶を持って立ち上り、防風林の中にふらふらと入って行った。
× 靴を穿き → ○ 靴を履き
―― 第1刷 94頁
樋口有介 『ピース』 中央公論新社
ただのデ・ジャ・ブーじゃねえのかい
× デ・ジャ・ブー → ○ デジャ・ブー
―― 初版 159頁
藤原伊織 『ひまわりの祝祭』 講談社文庫
絶妙な距離でつけたんだ。それで結局、白金(しろがね)まで行った。
× しろがね → ○ しろかね
―― 第11刷 290頁
西村賢太 『暗渠の宿』 新潮文庫
炎天下の中、汗をダラダラ流しつつ探し歩いていったのだが
× 炎天下の中 → ○ 炎天下
―― 初版 108頁
明川哲也 『大幸運食堂』 PHP研究所
ミーコは無人販売所を訪れる人たちにも、それなりの愛想を振りまいているようだった。
× 愛想を振りまいて → ○ 愛嬌を振りまいて
―― 第1版第1刷 23頁
明川哲也 『星の降る町 六甲山の奇跡』 メディアファクトリー
そかやら、最初から扉が開いとんのは、お菓子らがおいでおいでって、そろって手招きしてくれとうようなもんやった。
× そかやら → ○ そやから
―― 初版第1刷 16頁
明川哲也 『ブーの国』 文藝春秋
ごめなさい、せっかくもらったのに
× ごめなさい → ○ ごめんなさい
―― 第1刷 151頁
小川一水 『天冥の標 4 機械じかけの子息たち』 ハヤカワ文庫
実はその内部にVPという獅子心中の虫を飼い、ダメージを受けつつあった
× 獅子心中 → ○ 獅子身中
―― 初版 192頁
小川一水 『天冥の標 2 救世群』 ハヤカワ文庫
封書の裏には、紀ノ川幹子、と書かれていた。
× 青葉幹子 → ○ 紀ノ川幹子
―― 初版 353頁
青葉幹子から二通目の手紙が届いた。
―― 同 359頁
小川一水 『天冥の標 1 メニー・メニー・シープ(下)』 ハヤカワ文庫
そのとき、半白の髪と長いあご髯をたくわえた彼の姿は、預言者めいた威厳をたたえているように見えた。
× あご髯 → ○ あご鬚
―― 初版 15頁
エランカは自分の頬を叩いて、喝を入れた。
× 喝を入れた → ○ 活を入れた
―― 同 334頁
小川一水 『天冥の標 1 メニー・メニー・シープ(上)』 ハヤカワ文庫
セアキ・タケオはセナーセー市のマルクト地区に生まれて
父の名前は、タケオ?タキオ?どっち?
タケオとサリエの夫婦の間に生まれたのがセアキ・カドムで、幼いころに父を亡くした。
―― 初版 25頁
二十六年前のコレラ禍のときはそうなったのよ。タキオが死んだときの騒ぎよ
―― 同 36頁
手前にあるのは父のタキオの遺品だが、
―― 同 42頁
一方、首都は甲板長の独壇場となった。
△ 独壇場 → ○ 独擅場
―― 同 84頁
言ったそばからつまづいた。
× つまづいた → ○ つまずいた
―― 同 219頁
ゆるい下り坂がしばらく続き、やがてT字路に突き当たった。
△ T字路 → ○ 丁字路
―― 同 323頁
するとまたT字路に出た。
―― 同 324頁
小川一水 『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』 角川春樹事務所
「今来られたら、元の木阿弥になってしまう。」
× 元の木阿弥
―― 第1刷 155頁
この二人の胸先三寸で、レーズスフェントの行く末が左右されるのか……。
× 胸先三寸 → ○ 胸三寸
―― 同 187頁
小川一水 『妙なる技の乙女たち』 ポプラ社
股間部分のデザインがどうしても綺麗にまとまらず、煮詰まっていた歩は、帰りのトラムの中で不覚にも眠りに落ちた。
× 煮詰まっていた → ○ 行き詰まっていた
―― 第1刷 29頁
歩に目をやると、任せろととばかりに肩をそびやかした。
× 任せろととばかり → ○ 任せろとばかり
―― 同 41頁
はあはあと息を荒げ、何度も唾を呑んで、香奈江は尋ねた。
△ 荒げ → ○ 荒らげ
―― 同 105頁
ルクレースはポケットを漁り、陽光のおかげて意外に乾いていた煙草を見つけ、至福の顔で火をつけた。
× おかげて → ○ おかげで
―― 同 149頁
他の子たちが歓声を上げて走り出すと、不思議そうにそれを眺めから、ゆっくりと足を踏み出した。
× 眺めから → ○ 眺めてから
―― 同 155頁
ははあ、心労。千奈美は煮詰まるたちだったもんねえ
× 煮詰まる
―― 同 157頁
よそではこうはいかなかっただだろう。
× いかなかっただだろう → ○ いかなかっただろう
―― 同 177頁
後ろを向いて腰のあたりを手で撫でて見せると、歩が爆笑した。
× 爆笑
―― 同 234頁
小川一水 『第六大陸 2』 ハヤカワ文庫
回路基盤の収められた中枢区画のふたを閉めながら、整備技師が手を上げた。
× 回路基盤 → ○ 回路基板
―― 2刷 25頁
不用意に話しかけて剣もほろろに追い払われたスタッフが八人も出た。
△ 剣もほろろ → ○ けんもほろろ
―― 同 46頁
小川一水 『第六大陸 1』 ハヤカワ文庫
君は見かけより肝っ玉が座ってるね。
× 肝っ玉が座って → ○ 肝っ玉が据わって
―― 初版 22頁
小川一水 『天涯の砦』 早川書房
それに比べれば、二ノ瀬さん、あなたたたちは生きている。
× あなたたたち → ○ あなたたち
―― 初版 240頁
功は爆笑した。
× 爆笑
―― 同 266頁
池井戸潤 『民王』 ポプラ社
あまりのことにショックを受け呆然自失、言葉が出てこなかっただけのことである。
× 呆然自失 → ○ 茫然自失
―― 第1刷 126頁
翔は思わずひっくりかりそうになって聞いた。
× ひっくりかり → ○ ひっくりかえり
―― 同 345頁
池井戸潤 『鉄の骨』 講談社
業務課への初出社は、五月晴れの空が広がる連休明けの五月十日のことだった。
× 五月晴れ
―― 第1刷 23頁
楡周平 『陪審法廷』 講談社
主婦のローラ・スモックが言うと、ライアンが由紀枝に視線を向けてきたた。
× 向けてきたた → ○ 向けてきた
―― 第1刷 279頁
楡周平 『骨の記憶』 文藝春秋
こうすると、一家九人の朝食の主菜である納豆が、たった一つの髱の分量で済むのだ。
× 髱 → ○ 苞
―― 第1刷 40頁
日本橋に隣接する馬喰町(ばくろうちょう)界隈の衣料問屋から発送される荷物を都内、埼玉、千葉、神奈川に配送していた。
× ばくろうちょう → ○ ばくろちょう
―― 同 238頁
五十一年前に失踪した貴殿の父上、杉下良治氏
× 杉下徳治 → ○ 杉下良治
―― 同 28頁
男の正体は、三年生の担任をしている杉下徳治だった。
―― 同 66頁
地方紙に掲載された教員の異動の記事で、そこには『(退職)美桑小学校・杉下良治』とだけ記してあった。
―― 同 105頁
楡周平 『プラチナタウン』 祥伝社
ウチの会社は高城町で、従業員を百人ほど雇って自動車用電子部品の基盤を製作しております。
× 基盤 → ○ 基板
―― 初版 第1刷 401頁
デーブ・スペクター 『いつも心にクールギャグを』 幻冬舎
募金を集めたり被災者を招待したり地域経済にも効果があるはず。
× 募金を集め → ○ 義援金を集め
―― 第1刷 114頁
貴志祐介 『新世界より』 講談社ノベルス
あの口先三寸の外道の野望を、とうとう木っ端微塵に打ち砕いてやれると思うと
× 口先三寸 → ○ 舌先三寸
―― 第1刷 919頁
即座に、黒子役のわたしが、見えない力を振るい、その兵士の首を刎ねた。
× 黒子役 → ○ 黒衣役
―― 同 921頁
貴志祐介 『硝子のハンマー』 角川書店
あえてスリーロックに挑んだ泥棒は、ざぞかし、がっかりすることだろう。
× ざぞかし → ○ さぞかし
―― 初版 59頁
佐竹は、とうとう、堪えきれなくなったように爆笑した。
× 爆笑 → ○ 大笑
―― 同 397頁
貴志祐介 『青の炎』 角川書店
秀一は、初めて知る事実に、打ちのめされ、呆然自失していた。
× 呆然自失 → ○ 茫然自失
―― 初版 104頁
吉田修一 『ひなた』 光文社
これもまたなんとなくそこにあった印鑑を手に取った。
△ 印鑑 → ○ 判子
ツルリと印鑑が指先で滑り、ぽとんと足元に落ちた。
入り込んだ印鑑を探した。
ちょうどその束に引っかかるように当の印鑑が転がってきた。
―― 初版1刷 94頁
藤田宜永 『愛ある追跡』 文藝春秋
それでも話しをてくれた者もいる。
× てくれた → ○ してくれた
―― 第1刷 144頁
藤田宜永 『夢で逢いましょう』 小学館
上品でシックだが、三郎には敷居の高い店だった。
× 敷居の高い → ○ ハードルの高い
―― 初版第1刷 68頁
藤田宜永 『老猿』 講談社
春恋の躰がかすに震えていた。
× かすに → ○ かすかに
―― 第1刷 417頁
板尾創路 『板尾日記6』 リトルモア
梅雨が明けて、連日の炎天下の中のロケは大変だろうなと察する。
× 炎天下の中の → ○ 炎天下の
―― 初版第1刷 124頁
制作サイドが俺の体調を気遣って早く返してくれた。
× 返して → ○ 帰して
―― 同 207頁
板尾創路 『板尾日記5』 リトルモア
ただ、チェアマンやスポンサーの挨拶が長いのが玉に傷だった。
× 玉に傷 → ○ 玉に瑕
―― 初版第1刷 189頁
板尾創路 『板尾日記4』 リトルモア
俺的にはwindowsとPSPの人は、なんか芸人として信用出来ない感じがある。
× windows → ○ Windows
―― 初版第1刷 14頁
炎天下の中、少しアクションもあり、さすがに食欲が落ちた。
× 炎天下の中 → ○ 炎天の中
―― 同 120頁
板尾創路 『板尾日記2』 リトルモア
そこから又、寝たり、起きたりして、ベットから出たのは15時を過ぎていた。
× ベット → ○ ベッド
―― 初版第1刷 4頁
録画して溜まっているビデオを見たり、DVDで映画を見たりで、ほとんどベットの上にいた。
―― 同 14頁
目が覚めるとクイーンサイズのベットの左端で、5日間寝ていた事に気付く。
もう一生、大きなベットで一人で寝る時は、左端に寝てしまう事を、今朝確信した気がする。
―― 同 22頁
外国から帰って来た割には、成田から新宿に向かう車窓からの景色に、ハングル文字が無いだけで、さほど違和感は無かった。
× ハングル文字 → ○ ハングル
―― 同 23頁
映画館で見てこそのエンタテインメントに仕上がっている。
「エンタテインメント」か「エンターテインメント」か「エンターテイメント」か統一されていない。
―― 同 13頁
俺の中では、五輪の開会式は、地球一のエンターテインメントだと思っている。
―― 同 26頁
奇奇怪怪な、エンターテイメントが生まれてる。
―― 同 153頁
夜に家で、昨日録画しておいた「ちびまるこ」の実写のドラマを見て、泣いてしまった。
× ちびまるこ → ○ ちびまる子
―― 同 55頁
読み掛けて、ほったらかしてた『ダヴィンチ・コード』を又、読み出した。
× ダヴィンチ・コード → ○ ダ・ヴィンチ・コード
―― 同 56頁
今、読んでる『ダヴィンチ・コード』が少し面白くなってきたことと、高菜チャーハンが、自分で上手く作れたことぐらい。
―― 同 62頁
偶然だが『ダヴィンチ・コード』映画公開日に原作を読み終えた。
―― 同 68頁
朱川湊人 『遊星ハグルマ装置』 日本経済新聞出版社
ゼスチャーでコミニュケーションを取るヒマもない。
× コミニュケーション → ○ コミュニケーション
―― 第1刷 271頁
朱川湊人 『鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様』 集英社
世には美しい女性が綺羅星(きらぼし)の如く存在するのに、何も好んで衆道に走らずとも良いように思える。
× きらぼしの如く → ○ きらほしの如く
―― 第1刷 168頁
朱川湊人 『さよならの空』 角川書店
そんなどうでもいい知識が口をついて出ようとするのを、テレサはあわやのところで噛(かみ)み潰(つぶ)した。
× 噛(かみ)み → ○ 噛(か)み
―― 初版 13頁
精密機械やプリントの基盤の洗浄剤
× 基盤 → ○ 基板
―― 同 27頁
それは昨日も、お断りしたと思うですが
× 思うですが → ○ 思うのですが
―― 同 65頁
みんなは顔を見合わせて、首を捻(にね)った。
× 捻(にね)った → ○ 捻(ひね)った
―― 同 116頁
朱川湊人 『花まんま』 文藝春秋
まったく記憶にはないが、高熱にうなされていた私の心は、その時に戻っていたのだろうか。
△ 高熱にうなされ → ○ 高熱に浮かされ
―― 第1刷 22頁
おばさんが亡くなったのは、奇しくもある年の元旦です。その日の朝まで話もできるほどだったのに、急変したのです。
× 元旦 → ○ 元日
―― 同 216頁
私は炎天下の中を、サンダル履きでマサヒロの家に向かった。
× 炎天下の中を → ○ 炎天の中を
―― 同 235頁
竹内真 『シチュエーションパズルの攻防 珊瑚朗先生無頼控』 東京創元社
次の日曜日、僕は朝から私鉄を乗り継いで小田急線の八幡山駅に向かった。
× 小田急線 → ○ 京王線
―― 初版 115頁
竹内真 『カレーライフ』 集英社
ワタルも僕の後に続いたが、言葉が分からなかろうが何だろうが愛想を振りまけるのが彼の偉いところである。
× 愛想を振りまける → ○ 愛嬌を振りまける
―― 第1刷 118頁
さっきの表情が放心だったとすれば、今度は放心を通りこして呆然自失といったところだろう。
× 呆然自失 → ○ 茫然自失
ワタルの呆然自失と同様、僕の頭の中も空っぽだったのである。
―― 同 244頁
何度もページをめくり直しているうに感心したような表情が広がり、やがてぽつりといい写真だなと呟いた。
× 直しているうに → ○ 直しているうちに
―― 同 442頁
竹内真 『イン・ザ・ルーツ』 双葉社
「なんか、ギタリストの鏡って感じの行動だろ?」
× 鏡 → ○ 鑑
「あたしより下手な、ギタリストの鏡?」
―― 第1刷 54頁
このバンマスってのがまた、猪みてえにおかっねえ顔した身の丈七尺はあろうかって大男でな。
× おかっねえ → ○ おっかねえ
―― 同 366頁
熊谷達也 『迎え火の山』 講談社文庫
そんなことをしているなどとはひと言も口にしなかった親父が、今は病院のベッドで原因不明の高熱にうなされている。
× 高熱にうなされ → ○ 高熱に浮かされ
―― 第1刷 208頁
インフルエンザにしては時期外れですからね
△ 時期外れ → ○ 時季外れ
―― 同 224頁
熊谷達也 『稲穂の海』 文藝春秋
まだ明るいうちにバーベキューをしようということになって、稔が火を起こし始めた。
× 火を起こし → ○ 火を熾し
―― 第1刷 218頁
熊谷達也 『オヤジ・エイジ・ロックンロール』 実業之日本社
せっかくレス・ポールをお求めになるんですから、あとで後悔しないように、じっくり時間をかけて選んだほうが絶対にいいです。
× あとで後悔 → ○ 後悔
―― 初版第1刷 25頁
どうしようかと迷っているうちに三日間の連休が終わっていたのでは、あとで絶対に後悔するに決まっている。
―― 同 252頁
どこが、というと、いずれの曲も詩が素人っぽい。
× 詩 → ○ 詞
せっかくいい曲なのに、詩がこのままでは、とてもじゃないが沙織には歌わせられない。
―― 同 239頁
実際、当時のハードロック系のバンドの詩は、翻訳を読むと、成田の詩と五十歩百歩だったりする。
―― 同 241頁
翌年発表されたアルバムが『紫の炎』であるが、(中略)このアルバムの原題は『Bum』である
× Bum → ○ Burn
―― 同 367頁
ギターの指版の最もヘッド側(ネックの先端のほう)にあるパーツ。
× 指版 → ○ 指板
―― 同 368頁
その長さを区切るためにギターの指版に埋め込まれた金属。
―― 同 370頁
奥田英朗 『純平、考え直せ』 光文社
あらためてその玄関を見ると、二十一歳の自分が入るにはあまりに敷居の高いたたずまいだった。
× 敷居の高い → ○ ハードルの高い
―― 初版第1刷 94頁
縄張りでないし、大学出が小難しいことを議論していそうな印象があり、逆の意味で敷居が高かった。
× 敷居が高かった → ○ ハードルが高かった
―― 同 133頁
歌舞伎町とは道を挟んだ隣同士だが、純平には敷居が高くて、近づこうという気も起きなかった。
× 敷居が高くて → ○ ハードルが高くて
―― 同 145頁
西口の高層ビル街は、エリートビジネスマンとOLの街という印象があり、純平には敷居が高かった。
× 敷居が高かった → ○ ハードルが高かった
―― 同 153頁
まったく敷居の高い場所だらけだ。
× 敷居の高い → ○ ハードルの高い
―― 同 153頁
奥田英朗 『無理』 文藝春秋
メンバーの大半が専業主婦という縛りのなさから、朝な夕な、駅前で署名と募金を集めているのである。
× 募金 → ○ 寄付金
―― 第1刷 319頁
やはり確信犯だったか。自分が何をしているか、ちゃんとわかっている。
× 確信犯
―― 同 400頁
奥田英朗 『オリンピックの身代金』 角川書店
警察がどのくらいの時間で検問を敷けるのか知らないので、タクシーという選択は賭(が)けだった。
× 賭(が)け → ○ 賭(か)け
―― 再版 425頁
荻原浩 『砂の王国(下巻)』 講談社
こうして内部を覗かせ、あたりさわりのない説明をし、精一杯の愛想を振りまいたのだ。
× 愛想を振りまいた → ○ 愛嬌を振りまいた
―― 第1刷 21頁
間髪(かんぱつ)入れずに木島が相槌を打つ。
× 間髪(かんぱつ) → ○ 間髪(かんはつ)
―― 同 26頁
道の先は、T字路。
△ T字路 → ○ 丁字路
―― 同 367頁
拳で太ももを叩いて、両足に喝を入れる。
× 喝を入れる → ○ 活を入れる
―― 同 378頁
荻原浩 『ひまわり事件』 文藝春秋
おざなりの安全対策のための囲いには、どこかしらに抜け穴があるものなんだ。
× 安全対策 → ○ 安全策
―― 第1刷 6頁
たぶん、愛想を振りまくのが苦手なのだろう。
× 愛想を振りまく → ○ 愛嬌を振りまく
―― 同 197頁
物騒だもの。とりあえずのセキュリティ対策ね
× セキュリティ対策 → ○ セキュリティ
―― 同 249頁
誠次は用具室へ行き、片岡さんが用意した消化器をありったけ運び出す。
× 消化器 → ○ 消火器
―― 同 468頁
バルコニーの手前の廊下に消化器を並べた。
こいつを用意したのは消化のためではなく武器として使うためだろう。
―― 同 469頁
消化器の一本を手にして身構えた。
―― 同 472頁
荻原浩 『僕たちの戦争』 双葉社
つけっぱなしのカーラジオが、台風は関東地方を通過したものの、依然として津波に対する注意が必要だと伝えている。
× 津波 → ○ 高波
―― 第1刷 3頁
道尾秀介 『月と蟹』 文藝春秋
持っていた蟹の殻をガラ入れのボールに放り込んだ。
× ボール → ○ ボウル
―― 第1刷 7頁
文章の中にある「る」という文字にすべて縦の棒を引き、いちいち「ね」に変えているのだった。「『登ねより下りねほうがずっとむずかしい』――意味わからんやろ」
× 下りね → ○ 下ね
―― 同 107頁
道尾秀介 『カラスの親指』 講談社
河合瑠璃絵という名前と並んで、「まひろ」の三文字が
「瑠璃絵」か「瑠璃江」か「瑠美子」か、人物名間違ってんじゃねえよ。
―― 第1刷 132頁
瑠璃江へ 仕事のこと、嘘をつきつづけてしまい、
―― 同 219頁
瑠美子というのは、まひろとやひろの母親の名だ。
―― 同 219頁
道尾秀介 『ラットマン』 光文社
高校卒業以来十二年間、ただひたすら苦手な愛想を振りまき、自社で扱うハムやサラミを飲食店の経営者に薦めて回る毎日だ。
× 愛想を振りまき → ○ 愛嬌を振りまき
―― 初版1刷 18頁
ついさっき竹内のやり方に声を荒げたばかりなのに、谷尾は訊かずにはいられなかった。
△ 荒げ → ○ 荒らげ
―― 同 230頁
その声に振り返ると、マフラーとダッフルコートに着膨れた桂が、息を荒げて立っていた。
―― 同 283頁
道尾秀介 『背の眼』 幻冬舎
新客が珍しいのか、彼は終始にこにこと私たちに愛想を振り撒いていた。
× 愛想を振り撒いて → ○ 愛嬌を振り撒いて
―― 第1刷 181頁
道尾秀介 『片眼の猿』 新潮社
警備員が足音を荒げてビルを出ていく。
△ 荒げて → ○ 荒らげて
―― 初版 81頁
まだ続きます