風水fengshuiによる玄関、部屋、色のインテリアを考えよう

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日本の風水ブームの真相?

 

あなたは、ホントの風水を知ってますか? と聞くと「え?」と思われるでしょうか。

 

なぜそんなことを聞いたかというと、あなたの知っている風水は、たぶん、本来の風水とは違うのでは?と思うからです。

 

風水のことを話そうとすると「おい。俺にぴったりのパンツの色って風水では何になるんだ?」「宝くじを、黄色の財布に入れて、西方のタンスにしまってるんですけど、当たるでしょうか。」という感じになってしまいます。

 

あなたは、風水知識をどこから手に入れましたか?

 

おそらく、Dr.コパさんこと「小林祥晃氏の本」、李朝風水師?こと「李家幽竹さんの本 」からではないでしょうか。最近では、ユミリーさんこと「直居 由美里さんの本」であったり。

 

書店の占いコーナーの家相や風水の置かれている書棚に行くと、上記3名の方の本で占められていると思います。アマゾンで検索すると、圧倒的に李家幽竹さんの本が上位に入ってます。

 

 

ですが、3名が語る風水の真実は

 

本来の中国から伝わっている伝統的な風水ではないのです

 

また、世界で活躍する風水師のワザも含まれていないのです。

 

ここで、誤解のないようにお願いしたいのですが、「風水占い」を否定するものではありません。あくまで、伝統的な風水ではないということを、あなたに認識してほしいのです。

 

日本では、中国の古典や原典からの「風水の原理原則」を解説した実践的な活用できる本は非常に少ないようです。まず書店に行って風水本を探すと、占いコーナーにあるのがほとんどです。

 

ですから、日本における「風水」ブームは、インテリア占い、動物占いと同じようなブームと言ってもよいレベルです。
 


 

私が風水に興味を持ったきっかけは?

 

私が風水を知るきっかけになったのは、荒俣 宏氏の著書「風水先生—地相占術の驚異」を読んで強烈な印象を受けたからなのです。

 

どうも「風水」というと失礼ですが、なんかきなくさい怪し気な雰囲気があり、家相のような迷信じみたものだと思っていました。

 

(家相にも現代建築に十分利用できるものが多くあります。清家 清氏の「家相の科学」などを読むと、住み良い家のヒントが多く出ています。)

 

その「風水」のイメージをこの本はまったく変えてくれました。

 

香港の風水師を招いての大企業の鑑定や、風水の原理等わかりやすく興味深い内容でした。

 

そして鮑 黎明氏の「華僑の風水学」も衝撃的でした。荒俣氏も含めて、今日の伝統的な風水ブームの火付け役といってよい存在だろうと言われております。


 

かなりまじめな全国風水研究者会議がありました。

 

また風水を歴史や建築学、地理学、景観、環境などから研究されている方々もいらっしゃいます。1989年秋、全国の風水に関心をもつ人たちを集めて、「全国風水研究者会議」なるものが行われました。

参加者は、人類学、民俗学、地理学、建築学、沖縄学などの多様な分野の方々です。この研究会は、1992年秋に幕をおろしています。興味ある方は、「風水論集」渡邊欣雄、三浦國雄遍 凱風社から出版されていますので、どうぞ読んでみて下さい。

その研究会の参加者である三浦氏(大阪市立大学文学部教授)は、風水ブームといっても実用的な「術 ノウハウ」どまりで、まだ「学」の方まで及んでないと言っております。

私は、この「術 ノウハウ」さえ、日本ではまだいい加減なものが多いと思います。


 

「風水〜」という本は慎重に選びましょう。

 

日本で「風水〜」と名のつくものを購入するとほとんど無駄使いになってしまう内容で、悲しい投資になってしまうことが多いのです。

 

悲しいついでに怒りの不満を一言。書名はあげませんが、とにかくひどい内容で、本代1,800円を返してちょうだい状態でした。(ネット検索して注文したので、立ち読みもできなかったのです。)

 

こんな感じです。本文のまま。

 

*(建築士との会話で、住宅の設計の打ち合わせ中に)建築士が「屋根はどうしますか。」と問うと、私は「片流れにします。」 そしてちょっと待って下さい。風水師は百パーセント儒者ですから、私は天に伺いを立てるために易を立てました。すると平坦な屋根が良いと出るので、「神様は平らにする」と言っています。と答えました。ここまで来ると建築士は言葉になりません。かなりのカルチャーショックがあったようです。

 

この人はまじめに、こんな感じで「風水」をみているのでしょうか。本当にお笑いです。全文247ページ中で、ほとんどの内容がなぜか祭壇、神棚、仏壇のグッズの紹介や建築の式典と地鎮祭の手順、おまけに易の64卦の説明(それもほとんど個人的なひどい解釈)、まったくわけのわからない色別透明羅盤なるものの使い方(ほんの2ページ)などの内容でした。本当にカルチャーショックでした。

 

この自称風水師なる方は、「ある財団から招かれて、講師として多くの風水師を育成。アメリカ、ブラジルでも多くの弟子を持つ。」と著者紹介がありましたが。まったく信じられません。

 

私の調べた「風水詐欺師の見分け方」のチェックリストにどれくらい答えることができるか疑問です。

 

 

昨今の日本風水事情

 

日本では、家相の存在がそれほどメジャーではなかったと思います。

 

ところが、なぜか風水という言葉だけが先行し、「家相=風水」がブームになってしまいました。

 

ですから、正直なところ本場の中国風水が理解されず、又、その理論追求もなされずに今に至っているのが実情でしょう。 

 

一般的には「Dr.コパ風水」を本場の「風水」と勘違いして、実行されている方が大多数であると思います。知名度が高い小林氏にお願いしたいのは、風水という言葉を使った「オリジナル占い」だけではなく、「本格的な風水」(本場の風水師のワザ、風水の原書、古典を知っていらっしゃるんであれば)の普及もしていただきたいと切望します。

 

「これは秘伝の風水です。」とか言って活動されている風水師の方もいますが、風水の古典書が存在するのに、そんなにもったいぶった言い方をしなくてもいいのではと思ってしまいます。現在活用されている風水理論の根拠となる風水書が多くあります。

 

古典書が読める方には、別に秘伝ではありませんから。ただ知らない人が多いということだけです。

日本ではこの「秘伝」「口伝」「代々続く秘法」といった言葉が好きなようで、神秘性を帯びたイメージで風水がつくられています。

これは、昔、中国から伝わった風水が権力者に独占されていたため、一般庶民に知られることがなかった時代の名残りでしょうか? 

 

風水を「科学的に解明し、脳の活性化や健康、病気などの改善に風水理論で解決できる」といった、すごい発展解釈で活動されている有名な方もいます。

風水という言葉は、頻繁に出てきますが、まったくその風水理論がない説明が多く、どうも怪しげな空気を感じます。波動といった言葉を使って風水と関連づけるなども商売気を感じます。

 

香港、台湾、欧米などでは、流派による前向きな議論が進んでおり、エセ風水で活躍している自称風水師の方々は淘汰されつつあります。日本でも近い将来そのようになるでしょう。

 

失礼ながら、今後、日本における自称風水師の方々は、その流派や風水理論を明確にした立場で活動しないと、お客様に対して信用を失うばかりか、これまでの風水話が嘘となり、その代償は大きなものになると思います。

 

風水に興味をもたれた方は、お遊びの「風水占い」なのか、「伝統的な風水」なのか選択眼を持って接しないと後悔します。

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