知心流 居合道家



  < 知心流の分家 >

      ・知心流は13代宗家によって刀法・居合・骨法(空手)が伝承されているが、
       刀法が表の剣に対し、居合は裏(陰)の要素が強く、抜手剣として刀法を
       修行したごく一部の門弟にしか伝えなかったという。

      ・知心流居合には知心流独特の足運び(足裁き)があり、技、形とも非公開を
       厳格に命ぜられている。そのため昔は本流である刀法とは離れた土地で修行
       したと伝わっている。黒備(くろぞなえ)集団とも呼ばれていた。

      ・現在の居合道家もこれに習い、知心流刀法を修行した者の中から希望者に、
       古い「掟」に沿って段階的に居合を伝えている。



  < 居合について >

      13代宗家 松平正親先生の、「居合」についての執筆から抜粋

      「相手の殺意を未然に察知して、抜かずに斬る、迅速、正確、果断な心気と
      操法による抜刀の技である。あるいは、高度の次元における精神的な解釈では、
      鞘の中で勝負を決するといったような武道独特な解決方法がある。これは不立(
      ふりゅう)文字を前提として宗教(禅宗)的な完成と本質において一致してい
      る。(中略)
       形而下の要素(殺人剣)を形而上学的(活人剣)な解決法によって武士道の
      精神的な発展昇華に貢献している。(中略)
       居合が刀法ほどの隆盛をみなかった理由には・・武士らしく正々堂々と
      名乗りをあげて、相互に抜刀して戦うのではなくて、相手に抜かせずに斬るこ
      との技に対する道義上の批判があったためであろう。一部には、裏芸(卑怯な
      わざ、または行為)としてみるむきもあったことは否めない。」


          日本体育協会監修「スポーツ百科事典」昭和45年 大修館書店
           (執筆当時13代宗家は武蔵大学武道師範として骨法空手を教授)





    知心流 居合道家

       宗家 明石久雄(松平壽正)
       ━━━ 平成10年、知心流第13代嫡流、松平正親宗家より居合を相伝。
             嫡流家より旗と松平家伝来の鎧通し(葵拵え)を拝領



















Copyright © 2011 CHISHINRYU All Rights Reserved