知心流(前備)相伝家

 

  < 知心流の分家 >

      ・知心流には本流嫡流家を補佐する役目として分家(相伝家)制度がある。

      ・戦国の世に、嫡流家の万一のために、知心流を修行した高弟より選ばれている。
       嫡流家(大将)を中心として、前を守る「前備」後ろの「後備」と左右を併せた
       四方備えの相伝家(主将)が創られた・現在、前備相伝家のみ残っている。


  < 戦陣旗について >

      ・相伝家に戦陣旗下賜についての謂れが伝わっている。(現代訳)

       「大将の身替りとなりて従容死に就く心意気を示し、かかる非常の事態起こらば
       直ちに宗家嫡流旗を押して、そのもとに敵の目を集中させて、その身替りとなる
       覚悟の程を示したり。 その故に強いて本旗の下賜を乞い戦場には主将自らが鎧下
       に巻いて出陣せし・・・(後略)」


  < 相伝家の役割 >

      ・知心流宗家嫡流・松平家の分家として、重代の刀法・居合の伝承に務める。

      ・知心流の古武道としての存在意義を見極め、現代社会との融和、接点を追求。
       (古武道における重心とその理論※。現代運動に応用。社会的な貢献に利用)

      ・知心流嫡流家の依頼にて、記録・資料を預かり、知心流伝書として集大成。
       (冊子、伝書、先代資料、16ミリ映像、嫡流家記録、写真、巻物復元など)

      ・嫡流家の名代として演武会会等に出席。(古武道大会等)

      ・知心流分家として、嫡流家関連の演武会、大会、祝賀会等の立案・開催を担当。
       (還暦記念・道場の10・20・30・35周年記念・古稀記念大会など)


     ※重心について、知心残心派刀流宗家の太田裕造(順暢)先生が大学教授の立場で研究。








知心正統派刀流(知心正流)について



    知心流の刀法(刀法・剣術)    知心正統派刀流または略して知心正流によって伝承。現在13代目。
       〃 骨法(鎧組・空手)    正統伝武道聖覚院流八の手
       〃 居合(抜手剣・裏知心) 木崎源左衛門尉為利(寛永以後・会津〜白河住)


      古来より知心流の嫡流家および相伝家には、武道襲名による松平姓と葵紋が与えられ
      門下生の育成が許される。知心流には厳しい掟もあり、降格や破門者も多い。



      ※ 知心流13代宗家が平成24年に逝去され、相伝家をはじめ一門による追悼演武会ならびに
        偲ぶ会が執行された。 





    知心流相伝家(前備)

       松平壽正 (まつだいら としまさ)
       ━━━ 昭和52年、知心流第13代嫡流、松平正親宗家より継承
             嫡流家より古の戦陣旗と本陣旗を預かる(九葉葵紋・十七筋立葵紋)















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