(this and that of cheese)

チーズを食べるときのマナーってあるの チーズを食べるのに特別なルールはありませんが、いろいろなタイプが盛り合わせで出されたときは、白かび、シューヴル、ウォッシュ、青かびというふうに、個性のあまり強くないものから順に食べると、それぞれ味や香りを十分楽しむことができます。
チーズの外側の皮の部分は食べられるの 白かびタイプやウォッシュのチーズには、外側に、皮のようなかびの部分がありますが、もちろんこれも食べられます。ただし、気になる部分は取り除いて食べてもOK。ウォッシュタイプのにおいがきついと感じる人は、においが薄れ、クリーミーで濃厚なおいしさが味わえます。
チーズについているワックスはどう処理するの セミハードタイプのゴーダチーズや、ハードタイプのエダムチーズなどは、保存中や輸送のときの品質を保つために、まわりを赤や黄色のワックスでコーティングしてあります。これは体には無害といわれますが、食べるときにははずします。
フレンチではなぜ料理のあとにチーズが フランス料理ではメインディシュのあと、甘いデザートの前にチーズが出されます。これは、料理の余韻を楽しみながら、その日の食事の充実感を倍増させるためのもの。料理でお腹がいっぱいで、チーズをパスしてしまうなんてもったいない!残っているワインやポートワインなどで、じっくり味わってほしいものです。
高いチーズと安いチーズ、どこが違うの 外国から輸入されているチーズと国産のチーズの値段を比べてみると、輸入物のほうが圧倒的に高価。それは、高い関税がかけられるため。輸入チーズの中でも、空輸と船便、手作りと大量生産、原料の違いなどによって価格はまちまち。パルミジャーノ・レッジャーノはイタリアでは最も高価なチーズですが、日本へは船便で運ばれつので、空輸で運ばれるチーズよりもかえって安くなるという現象も。
ナチュラルチーズのタイプ別って何の違い チーズの分類法はいろいろありますが、日本ではフランスにならって、原料、微生物の種類、状態などの違いで分類。@熟成させないフレッシュAかびで熟成させる白かびB青かびC表面を塩水などで洗浄するウオッシュD山羊の乳を原料としたシェーヴルE水分をなくして保存性を高めたセミハードFハードタイプの7タイプに。
チーズが腐って食べられなくなることもある チーズはもともと、乳酸菌を加えて発酵させた食品ですが、雑菌が繁殖してしまえば当然、傷んで食べられなくなってしまいます。種類によって食べごろや保存方法が違うので、まずは正しい情報を知ることから始めましょう。
チーズにはどうして穴があいているの エメンタールなどに見られる丸い穴は、チーズを発酵させる菌によってできたもの。ナチュラルチーズの中で活動する菌が二酸化炭素をだし、これがチーズの中にたまって穴になるのです。
チーズの名前は何に由来する チーズの名前は、生産地や生産者名、製法、形などにちなんでつけられていますが、中には興味深いエピソードを持っていつものも。たとえば、ティラミスの材料としておなじみのイタリアマスカルポーネは、スペインの総督がこのチーズを食べて発した「マスケブエ(絶品!)」という言葉がなまったものとか。
国産品と輸入品、同じ名前で味が違うのはなぜ 日本ではまだまだチーズ作りの歴史が浅く、特にナチュラルチーズ製造が各地で盛んになったのは、ごく最近のこと。牛を飼育するための牧草や乳牛の種類、気候や風土など環境の違いから、外国製品と同じような味わいを出すことは難しいのですが、現在では国産のチーズにも輸入品に負けないおいしいチーズがたくさんあります。
チーズの味わいを比べるときのポイントは チーズもほかの食品と同じように、目、鼻、手、耳、口の5感をフルに使って、それぞれの味わいを切り口の色や状態を見て、香りをかぎ、弾力を確かめ、たたいたときの音を聞き、そして食べたときの口当たり、味を感じる、というふうに。
ソムリエのような仕事、チーズにもある ソムリエのような資格制度はありませんが、チーズの専門的なレストランなどで働くチーズススペシャリストがいます。チーズ&ワインアカデミー東京など、チーズについて学べる学校もあります。
チーズにもワインのような格付けはある コンクールは各地で開かれていますが、きちんとした格付けは行われていません。フランスでは、毎年、農林水産省が主催する見本市があり、ここでチーズコンクールが行われ、金、銀、銅の賞が与えられますが、格を決定するものではありません。このコンクールで受賞したチーズには、マカロンマークが表示されます。

【参考文献:ERIOシリーズ 日本放送出版 vol.13 チーズ】