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真珠腫

真珠腫(しんじゅしゅ)。耳の穴の中で「真珠」という病名が付いた病変は、垢と同じ「角化物(かくかぶつ)」からなります。垢と言ってもバカにはできません。狭い耳の穴の中でドンドン増えていくとまわりの組織を破壊することもあります。

粘表皮癌

唾液を分泌する唾液腺にできた粘表皮癌(ねんひょうひがん)です。粘液が貯まった池のような構造がたくさんあります。

粘表皮癌

粘液が貯まった部分の近くには、前のファイルで見たような細胞の中に粘液が貯まり核が押しやられた細胞が増えています。この細胞に加えて、皮膚の表面に見られたような角張った細胞が増えています。ここでは出ていませんが、核/細胞比が高い中間細胞という細胞が増えるのも特徴です。

肺腺癌

肺をやや低い拡大で見た写真です。上側が正常の肺組織で、下側にちょっと違う模様が見えます。右上に見えているのは気管支です。

肺腺癌

赤紫の細胞が形が崩れた輪のように並んで増えています。輪のまわりには小さな粒がたくさんある所と白く抜けて見える部分があります。粒のある方が「間質(かんしつ)」と呼ばれ、細胞が増える上での基礎となる部分で、粒の1個1個がリンパ球などの細胞の核です。白く抜けた部分は空気が入ってくる部分です。この腫瘍は輪を作って増え分泌腺に形が似ていることから腺癌(せんがん)に分類されます。