欧州原産の多年草。花期6~8月。根にアリザリン(alizarin)を含み、染料とするほか、利尿、膀胱および腎臓結石に用いる。本種より調製されたアリザリンは食用色素として用いられてきたが、ラットを用いた実験で腎臓癌が発生したという報告があり、現在では使用が控えられている(→厚生労働省ホームページ参照)。但し、草木染めに利用する場合、全く問題なく気にする必要はない。在来同属種にアカネがあり、名は西洋産のアカネの意味である。(→主な天然色素;関連ページ)