ナツミカン(ミカン科)
Citrus natsudaidai (Rutaceae)

山口県萩市で発生した栽培柑橘の一種。ブンタンの血を引く自然雑種が起源と推定されている。ダイダイとともに生薬キジツ(枳実)の基原植物(未熟果を用いる)の一つで、漢方では胸腹部の膨満感を去る目的で温胆湯、小承気湯、大柴胡湯などに用いる。精油に富み、主成分はモノテルペンであるリモネン (l-limonene)。他にフラボノイドとしてヘスペリジン(hesperidin)ナリンギン(naringin)、フェネチルアミンとしてシネフリン(synephrine)を多く含む。学名をCitrus x auranticumとする見解もある。(→主な精油成分関連ページ

natsumikan

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