身近な野生植物図鑑について

 本ページで紹介する野生植物の写真は全て身近に存在するものであり、決して珍品を集めたものではなく、また美しい野草だけを集めたものではありません。コンセプトとしては身近に存在する植物種を全て電子植物図鑑としてまとめようというものです。地域としては、東京都八王子市町田市府中市からそして神奈川県津久井郡相模湖町津久井町藤野町にいたる地域で標高600メートル以下の里山(高尾山の一部も含む)、丘陵地帯、多摩川流域の平地を含み、いずれも人々の生活域に密着した地域です。高尾山も含めましたが、これは高尾山がこの地域の人々にとってハイキングや薬王院参拝などで非常に身近な存在だからです。撮影した植物はいずれも野生状態のもので、雑木林から水田、畑地や路傍、そして河原など多様な環境に生育しているものです。いずれも本サイト製作者が撮影したものです。現時点で収録する総種数は727種(まだ未整理、未同定のものがあり、この数は今後増減することがあります)ですが、相当数が帰化植物です。このことはこの地域が如何に開発などによる生態系の撹乱を受けているかを示すものといえます。しかしながら、このような状態の中でもサクラバハンノキ(絶滅のため本図鑑には未収録)など珍しい植物も見つかり、この地域はかってはかなり自然の豊かな地域だったことがわかります。
 また、カード方式で全ての植物について解説しましたが、ほとんどの植物は本州、四国、九州の海岸地帯を除暖温帯にも分布するものであり、南関東以外の地域の植物愛好家の皆さんにとっても参考となると思います。各植物種ともより正確に同定できるよう写真の他に簡単な形態学的記述も示してあります。今後ともさらに本電子植物図鑑の充実を図っていきたいと考えております。