シキミ(マツブサ科)
Illicium anisatum (Schisandraceae)

石川-宮城県以南の本州、四国、九州の山地に生える常緑小高木。花期3~4月。ベトナム、中国南部に産する同属植物I. verum の果実を大茴香(ダイウイキョウ)と称し、健胃、興奮、駆風薬とするが、本種の果実(円内)は大茴香に酷似するが有毒成分アニサチン(anisatin)を含むので利用できない。全木に芳香があり、線香、抹香の原料ともする。漢字名は樒だが、当て字である。名の由来は万葉の古名「之伎美(しきみ)」であるが、果実が重なってつくので重実、あるいは種子に猛毒があるので悪実とする説があるが、説得力はない。古代には葟(くさかんむりの下に皇の字;ミノゴメのこと)と混同されたことがある(→こちらを参照)。

shikimi

iOSの場合、Google Chrome・Firefoxでご覧ください。
→戻る:PCmobile(2005.4.17;八王子市南大沢)