配布物、四回目。


裁判情報4号
裁判情報
今回も多数の傍聴ありがとうございました。

去る6月26日、今回も傍聴席に入りきれない方がでるなか、第2回公判が大阪地裁
608号法廷で開かれました。

出席は、原告側、澤 功生本人、徳井 義幸弁護士、奥野 京子弁護士、
                     (北大阪総合法律事務所所属)
被告側、竹林 竜太郎弁護士、以上4名出席で開廷しました。
      (竹林、畑、中川、福島法律事務所所属)
被告の答弁書が提出され、被告の主張が明らかになりました。
一部簡単に説明します。
@ 配置転換について。
運転士の籍のままであり、「配置転換」「移動」ではなく、「他職運用」である。

A筆跡鑑定について。
一連の怪文書と原告の筆跡の鑑定結果が、「同一人物による筆跡であると認められ
る。」旨の鑑定結果を告げたのであり強要はしていない。被告会社の調査は合理的必要
性に基づく正当なもであり慎重な取り扱いをしており違法性はない。

B乗務手当の要求について。
駅勤務であっても、一昼夜交代勤務につけば運転士と遜色ない給与水準となる。

C労働協約30条について。
労働協約30条にある「本人又は組合が異議を申し出たときは、会社は詳細に調査のう
え、公正に審議判断して、問題の円満な解決に努力する」という点は、本人の同意を得
ることと必ずしも一致しない。異動に本人の同意まで要しないことは言うまでもない。

D原告の疑惑否定について。
原告が「ハガキ、手紙とも全く身に覚えない事。」「身に覚えない事なので動揺もしておら
ず乗務できる自信はある。」などと言ったことは、被告会社は知らない。

E駅勤務を命じた理由。
駅勤務を命じた理由は、原告の勤務態度に問題があったからである。
平成7年夏、平成8年夏、平成9年夏に髭を伸ばしていた。
平成10年5月16日、8月6日に雨天時にバックカーテンをおろして乗務していた。
平成10年夏、運動靴をはいて乗務していた。
平成11年8月7日、車掌業務中の告知が「です。」「ます。」だった。
平成12年から13年にかけて、裏面観察で指差歓呼のアクションが小さいことを再三指
導したが改善しなかった。
などの理由により停止位置誤りの件と合わせて問題があるため駅勤務を命じた。

その後、被告側より新たな証拠提出と提出済みの証拠訂正が告げられ、その後、裁判
長、原告弁護士の両方から被告答弁書に対する質問がありました。

裁判長「原告の勤務態度が悪いとありますが、詳細な説明はないのですか?」
被告 「あるなしを、会社から聞いていない。」

原告「筆跡鑑定の詳しい内容がないが、提出できないのか?」
被告「検討するが、プライバシーの問題があり会社が出せないと言っている。」

原告「他職運用の過去の例があるのか、具体的な例を出していただきたい。」
被告「あるなしを、会社から聞いていない、他の例があったかどうかは、追って提出す
る。」

原告「他職運用の社内的な文書、内規などはあるのか。本人はすでに現場復帰している
ので、内規などに明記されて過去に例があるのなら余計な争点を作らなくていい。他職
運用が規定にあれば、乱用かどうか争う意味がない。過去の例などで確認できれば争
点が絞れる。」
裁判長「余計な争点を作らなくていいですね。」
被告「過去の例については、プライバシーの問題があるので出せない。内規を提出しま
す。」その後、傍聴席に座っていた被告本社関係者に対して、被告弁護士から期間はど
れくらいで提出できるか質問されると、関係者は「一ヶ月必要。」と答える。
被告弁護士から「そんなに必要ですか。」と逆に質問され、関係者「それでは2週間で提
出します。」とやりとりがあり。
被告「2週間で内規を提出します。」

その後、裁判長より、「書面提出期限を被告側は、7月22日までとし、原告側は8月22
日とします。」「次回公判は、夏季休暇の関係で8月28日、13時30分より同じく608号
法廷とします。」と告げられ閉廷しました。

閉廷後、傍聴席に入れなかった方達も一緒になって、裁判所北庭で、徳井、奥野両弁護
士より公判の説明を聞きました。
「このての裁判では必ず勤務態度が出てきます。私の耳が痛いが(徳井弁護士は髭が
自慢なので)髭の問題は、タクシー運転士訴訟などで認められてる事実です。今回の裁
判の最大で重要な争点である筆跡鑑定の証拠を一切会社が出してきていないし、今後
も提出する気はないと言っているが、重要な証拠なので裁判所の提出命令で提出させま
す。」と説明がありました。

次回公判、8月28日 13時30分より、大阪地裁608号法廷。



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