被告 第二準備書面

7月22日

被告訴訟代理人
                               弁護士 畑  守人
                               同    竹林 竜太郎


被告の平成15年6月11日付第一準備書面において、すでに述べたとおり、「配転」とは、「配
置転換」の略語であり、労基法等の労働関係法規には言葉はないが、従業員の配置の変更
であってしかも職種内容または勤務場所が相当長期間にわたって変更されるものをいう。
 被告会社は原告に対し、「運転士」としての職種変更は行っておらず、「運転士」の職種のま
ま、駅業務を命じている。このような場合、被告会社は「配転」とは認識しておらず、「他職運
用」であると認識している。
 「他職運用」は、職種を変更せずに、他の業務を付与することである。
例えば、車掌のまま、ホーム保安の業務をさせるような場合である。
他職運用の理由は、主に@要因の補充、調整。A適性、能力を勘案しての配置最適化。B人
材育成。C故障又は適性に問題があった場合。であり以上のような場合に他職運用を暫定的
措置として実施している。
 他職運用の根拠は、基本的には業務命令権であるが、社内規定の1つである「鉄道現業係
員服務規定」第六節運転士第55条に「運転士は運転係長から命じられれば、車掌業務、ホー
ム保安業務及び営業スタッフの業務等に従事する。」と明記されている。
なお、「鉄道現業係員服務規定」は被告会社では内規として取り扱われている。
 「運転士教科書鉄道一般」には、@鉄道現業係員服務規定が社員としての運転士がまもら
なければならない社内規定であること、A鉄道現業係員服務規定第55条の内容が、「運転士
は運転係長から命じられたときは、車掌業務、ホーム保安業務及び営業スタッフの業務等に
従事する。」であり、他職運用につき明確に規定されていることが明記されている。
「運転士教科書鉄道一般」は、運転士の養成に用いる教科書であり、国土交通省への届け出
書類として位置づけられたものである。が、被告会社では運転士全員に配布されており、運転
士に熟読することをもとめている。
                                                   以上


裁判報告

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