| 人として、楽器屋として、音楽家として。 |
2006.02.17
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2月15日の晩から16日早朝にかけて、僕(いっぺい)はとあるレコーディングに参加しました。この企画に参加できたこと、とても誇りに思います。これには切なくも素敵な物語があるんです。それをみなさんに知ってもらいたくて、『工房長のつぶやきコーナー』とは別に新たにページを設けました。これから時間の経過とともに少しずつ書き足していこうと思います。 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー 数ヶ月前、「もしもし、いっぺいちゃん?忙しいとこ悪いんやけど、レコーディング手伝ってほしいねん。ええかな?」「いいですよ、仕事ですか?」「いや、今回仕事じゃないねん。うんとな・・・」「・・・」「・・・」と僕の携帯に。 電話の主は、ご家族ぐるみで仲良くさせてもらってる、ミュージシャン(と、あえて書かせてもらいますからねっ!>TAMAちゃん)の福井”TAMA”義之氏。「・・・というわけなんで、ヤマツくんとレコーディングするから手伝ってほしいねん。」「了解です。やりましょう。」ヤマツさんというのは、同じくご家族ぐるみで仲良くさせてもらってる、ギタリストの八松”Laidback”寿人氏。ホームパーティに呼んでもらったりしてます。ま、それはいいとして。 では、この企画のことをお話しますね。八松さんや福井さんの知人で、鹿児島に住んでいらっしゃるSさんという方がおられて、奥様がご病気をされているんです。Sさんは愛する奥様に対する想いを歌にしていました。ある日、八松さんがドラマーの林立夫さんと飲んでおられた席でその話になり、立夫さんが「じゃあ、S君のその曲をレコーディングしてチャリティ・アルバムにしようじゃないか。ドラムは俺が叩くから。」とおっしゃられました。立夫さんといえば、ティンパンアレイの『キャラメル・ママ』や細野晴臣さんの『HosonoHouse』などでドラムをされておられた、あの林立夫さんです。チャリティCDということでノーギャラどころか出資される方向で、お酒の席であっという間に決まったそうです。 しばらくして年が明け、僕の耳に『立夫さん、あっちで2曲録音したらしい』という情報が入ってきました。『ベースはKUWATABANDの琢磨さんらしいよ』という話もあったりで、『うわぁ本格的になってきたな』とぼんやり思ってたんです。 2月上旬、福井さんから電話。「いっぺいちゃん、ごめん、来週、Rec、たのむ。。」「えっ!?来週っすか!?」どうも、Sさんの奥様の体調がよろしくないそうで。。「時間がないので、大阪で録音したいんやけど、どっか押さえれる?」「わかりました。必要な機材用意しますね。あとは友人の盛岡君がレコーディングエンジニアでスタジオもやってますから、彼に頼んで押さえます。」「了解、お願いね。」 「はい、スタジオMAXです。」「もしもし、盛岡くん?いっぺいです。急で悪いんだけど、・・・、うん、でね、・・・、立夫さんが、・・・、うん、ありがとう、よろしくね。」「もしもし、TAMAちゃん?Rec予約しましたよ。録音は盛岡君に頼みました。場所は中津店のほうでやりましょう。八松さん車出せますよね?工房から中津まで機材を運びますので。日程は15日の23時半〜翌朝までで。それから、当日のバンドメンバーは?八松さんとTAMAちゃんと、あとは?」「あとはいっぺいちゃん。」「・・・は?」
「いっぺいちゃんがやるんだよ、ドラム。」
・・・ !Σ( ̄ロ ̄lll) 「ぇ、ぁ、ぅ、ぇぇと、、、立夫さんは、、?」「よろしくね、こんど音源持ってくよ。じゃ、そういうことで。」ガチャッ!ツーツーツー。・・・聞ぃちゃいねぇ。 ( ̄ロ ̄lll)ぁぅぁぅぁ えぇと、そんなわけで、いっぺいさん、ドラミストとしてクレジットされました。(爆) あれですよ、『キャラメル・ママ』や『HosonoHouse』といえば名盤中の名盤で、僕なんか学生の頃から擦り切れるほど聴いて育ったわけですよ。それらのアルバムでドラムを叩いていらっしゃった立夫さんが一声かけて集まったそうそうたるミュージシャンが録音するチャリティ・コンピ・アルバムの同じ銀皿に僕のドラム?立夫さんの叩いてる曲と並んで?参加ミュージシャンとして名前が残るの?きゃは☆
・・・。
・・・・・・・・。
ありえへんでしょう! !( ̄ロ ̄lll)
・・・ん? 「もしもし、TAMAちゃん?んとね、練習は?アレンジは?」「当日、現場で」「グハッ!(吐血)」
そんなこんなで、この素晴らしい企画に機材サポートだけでなく、いちミュージシャンとしても参加することになったわけです。それからもいろいろありました。もらった音源がスローテンポのフォークギター1本だったり、アメリカンロックなアレンジでいくからとか言われたり。しかも録音当日は昼間に郷ひろみさんの現場に行って本番終わってから工房に戻って機材搬出してスタジオに向かうわけで。。正直無理かもしれない、、と思いました。 しかしですよ、とにかくこの企画には大賛成で、なんとかSさんの想いを形にしよう、って仲間のためにミュージシャン仲間みんなが無償で全面協力して無条件に動いてるのにいたく感動したんです。僕もそれに参加できるというのがこの上なく誇りに思えたわけです。そんなときって、どんなに忙しくても、がんばれるんです。きっとうまくいくんです。こういう気持ち、これからも大事にしたいですね。 |
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←当日、レコーディングに協力してもらった、スタジオMAX店長でレコーディングエンジニアの盛岡学くん(手前右)、八松さん(左)、TAMAちゃん(奥)。僕が写真を撮っているのでドラムセットは無人。 |
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| HaTeNa?製品としては、ベースとアコギには『ActiveSpice』を使用し、バッキングとオブリ・ソロのギターに『Oldman』と、新作の『SpiceLand』を使用しました。
結局1曲ではありましたが、こんなに緊張する状況のの中でのレコーディングで、はじめて聴いた曲を現場で構成、アレンジ、練習と音合わせ含めて、わずか4時間で全トラック録音終了させました。すっげぇ。。 ・・・と思いきや、立夫さんのほうは同じ行程を4時間で2曲ともサクッと終わらせたそうです。(^-^;) |
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| なお、このCDのプレスや発売等の詳細はまだよくわかりませんので、わかり次第このページでお知らせしたいと思います。試聴とかもできるようにお願いしようかと思っています。この企画や、Sさんや、頑張っておられる奥様の応援をどうぞよろしくお願いします。 | |
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