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被曝70周年8.6広島ー8.9長崎反戦反核反原発闘争へ

■被爆70周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページ
■8.6ヒロシマ大行動のブログ

ビキニデー・ヒロシマ集会を開催

★安倍の福島圧殺・原発再稼働を許さない! 3・11 反原発大行動へ!
★高陽第一診療所をフクシマとともに闘う被爆者解放・階級的労働運動の拠点として奪還しよう!
2014年3月2日
全国被爆者青年同盟/反戦被爆者の会
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 1954 年3月1日のビキニ事件(ビキニ環礁水爆実験とマグロ漁船被爆)から60 年。ビキニ・デーは1945 年、ビキニ環礁でアメリカの水爆実験によって「第5 福竜丸」の乗組員が被爆しました。久保山愛吉船長を始め多くの方が放射能によって殺されました。生き残った大石又七さんたちも放射能禍に苦しみ、子どもを失う辛い目にも遭いました。ヒロシマ・ナガサキの被爆者が経験したと同じ苦しみを強制されたのです。
 ビキニ事件は、忘れられていた放射能の怖さを甦らせ、「核をなくせ」の大きな国民的原水爆禁止運動のきっかけになりました。と同時に、この事件の政治結着が「アメリカから日本への原発技術の移転」であったことも忘れてはならないことです。内部被曝を隠蔽した「核の平和利用」という大ウソをついて、日本の原発建設は始まり、54 基も建設された挙げ句、3・11 の大事故を起こしました。
 改めて、ビキニ事件60 年にあたり、核と原発を廃絶するため、被爆者の解放をかけて闘う決意を込めて基調を提起します。
つづく

被曝67周年8.6広島ー8.9長崎反戦反核反原発闘争へ

■被爆68周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページ
■8.6ヒロシマ大行動のブログ

IPPNW 世界大会に際して、ヒロシマの被爆者・二世の訴え

 広島国際会議場で開催されたIPPNW世界大会の参加者に対して、反戦被爆者の会、被爆者青年同盟、NAZEN(な全)の連名でビラを配りました。26日の午前中の全体会議『東電福島第一原発事故:事故の経緯と医療支援』では、原子力委員会の委員長代理の鈴木達治郎氏や神谷研二氏などが登場し、フクシマの放射能汚染を過小評価し、原子力ムラの安全性向上が会議の重要な役割だという、許しがたい報告を行っています。「また再びフクシマを繰り返すと言うのか!」という怒り以外ありません。終了後も会場からは討論を求める声が次々とあがり、予定の時間を超過して開場からの意見表明が行われました。すべての原発を廃止するために、医師の役割は重要です。共に声をあげましょう。

■IPPNW 世界大会に際して、ヒロシマの被爆者・二世の訴えのページ
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被曝67周年8.6広島ー8.9長崎反戦反核反原発闘争へ

■被爆67周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページ
■8.6ヒロシマ大行動のページ

反戦被爆者の会 大槻泰生会長を追悼する


8月19日、壮絶な癌との闘いの渦中で逝った。享年84歳。
大槻会長の資本主義を倒さずにはおかないという執念が指呼の間に入った今年、その死を惜しまずにはおれない。今年の8・6ヒロシマ大行動について報告し、送別の辞としたい。
大槻さんは、1945年8月6日のあの日、法務省の下級雇員として、朝鮮人を三菱に引率する仕事に従事していたという。
強制連行されてきて、さらに被爆まで強制された人々に対する抑圧者の役割を担わされたことは帝国主義への彼の恨みを深く規定している。 2009年1月、ガザに対するイスラエルの侵略を弾劾しつつ発せられた年頭アピールはそのことを示している。 「かつて私達は戦争によってしか生きていくことができないと教えられ、そのため街を焼かれ、家を焼かれ、家族を失いました。家も家族も失わなかった資本家が戦争を賛美するのを、許せぬ気持ちでおります。」 大槻さんの脳裏に焼き付いた原爆は、「白き胸を射抜き、肝臓を放射し、子宮を灼き全裸で街中を歩き続けた人々」の姿だ。 大槻さんは原爆によって遺骨の発見されないままの多くの親戚を失った。 彼にとって8時15分で時間は止まっている。
大槻さん自身が原爆によって蒙った被害も尋常ではない。 彼は真夏でも長袖を着ていたが、それは原爆によって粉砕された上腕をかばうためであった。 辛い青春時代を送ったことは想像にかたくない。 大槻さんは自らの身体的困難が子どもたちに遺伝すると憤懣やるかたなかった。 放射線影響研究所が全国被爆二世協の屈服を引き出して、2008年、「被爆二世には親の被爆に起因する優位の遺伝的影響はない」とのキャンペーンを始めるや、「日本の核武装を推し進めるため、放射線の影響は無いとする日本政府のごまかしの宣伝」と喝破すると同時に、日々繰り返されるヒロシマとして、アメリカ帝国主義によるイラクに対する劣化ウラン使用を断罪した。 イラクでの死産や流産の多さ、形成異常で生まれる子どもたちの存在を知り、核への新たな怒りに突き動かされたのだ。
大槻さんから我々が引き継いだものは、帝国主義への被爆者の怒りだ。 大変な肉体的な困難をモルヒネまで使って柔らげながら、戦後のストライキ闘争や朝鮮戦争反対に身を投げ出して行った。 2003年には被爆後57年にして皮膚ガンから片耳ををそぎ落とす危機を迎えた。 しかし、彼は、身の危険を顧みず、86闘争に決起し、オバマのプラハ演説を弾劾した。鬼気迫るものであった。
「 ヒロシマ忌  無理をするなと はげます亡妻(つま)のことばに 我は泪す  」
大槻さん、大槻さん、 今あなたを失って、あなたに肉薄することを果たせなかった自分を恥じ入るばかりです。 しかし、それでも被爆者青年同盟結成41年、反戦被爆者の会結成34年の闘いが生み出したものは本当に大きかった。
3月11日の福島原発事故は、その余りの巨大な反革命性故に多くの人々を一瞬呆然自失に陥れました。 しかし、ヒロシマは大槻さんの核に対する怒りをバックボーンに、そして、毎年チエルノブイリ記念日に中国電力本社抗議闘争をやってきた地平に踏まえ、この事故は新自由主義の破産と捉え、爆発後直ちに(3月14日)中国電力本社に抗議に赴きました。 そして、4月からは「全ての原発の即時停止を求める署名」を開始し、被災地の怒りを共有することを全国に呼びかけました。
そうした、闘いの上に、福島原発事故以来始めての8・6ヒロシマでヒロシマが世界に向かって何を発信するかが注目されている、8・6を全世界の労働者の団結で核と原発をなくす宣言の場にしようと被爆者青年同盟は総決起しました。 当日は、原爆ドーム前を立錐の余地無く労働者民衆が埋め尽くし、下田礼子さん、大石又七さん、福島の労働者、アメリカのシンディー・シーハンさんらが、世界の労働者民衆が団結すれば必ず核は無くせる、核を必要とする社会は変えられると圧倒的な訴えを行いました。腐敗した原水禁を乗り越える世界大会を実現したのです。 8月5日には、反原発を闘う全国会議(NAZEN)が発足し、原発推進が国をあげての嘘であったことを見抜いた若者たちが先頭にたって、被爆労働を強制する原発なしでは生き延びることのできない新自由主義の社会は転覆する他ないと、地殻変動的な情勢を生み出そうとしています。
大槻会長が必死になって闘いとろうとした革命情勢が、それを闘う革命党の成長とともに生み出されたのです。大槻精神が生きています。 葬儀に参加できなかった私も、改めてこの拙文を捧げて、大槻さんへの約束としたいと思います。 11月10000人決起に向けて叱咤激励を続けてください。
全国被爆者青年同盟 前委員長 中島 健

故大槻泰生さんを偲ぶ会

  日時:9月18日17時〜19時
  場所:広島市東区民文化センター 大会議室

被爆66周年[8・6広島−8・9長崎]反戦反核反原発闘争へ!


 福島原発事故は日本帝国主義が自らの手で第三の原爆を投下したものです。
 ヒロシマと同じように被爆者は放置され、被災者そっちのけで帝国主義者は延命のためにみにくい争いを繰り返しています。 しかも、ヒロシマ・ナガサキの御用学者を使って、この程度の被爆量なら健康に害はない、と福島県民全員をモルモットにしようとしています。 福島の事故を今後の原発政策に生かすなどとふざけたことを言ってます。 ヒロシマがアメリカの核開発の踏み台にされたのと同じようにするという宣言です。 それほど帝国主義にとって核支配は決定的だということです。実際、朝鮮戦争、ベトナム戦争で発動されようとしたし、何よりも労働者民衆の帝国主義支配への挑戦を分断し、圧殺するものでした。核兵器は脅威であり、かつ、遺伝的な影響を与える非人間的な武器である事を否定しなければならない矛盾的なものです。
 確かに、放射能は脅威です。耐えざる発病への恐怖と不安は激しく我々を襲っています。しかし、我々被爆者はそれに打ちひしがれることは絶対にありません。我が身を晒して闘います。 ヒロシマの被爆者が戦後の反戦反核闘争の原動力になったように、福島と広島が共同して原発を日本から世界から一掃する原動力になりましょう。6月19日の福島現地での戦いに参加し、福島の住民の皆さんの熱烈な歓迎とデモへの参加から、そのことが可能であるとを圧倒的に確信しています。被爆66周年8.6アピールへ続く

■被爆66周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページ

全ての原発の即時停止を求めるヒロシマ・アピール

 絶対に許せない!ついに私たち被爆者が怖れていたことが現実となった。福島原発は炉心溶融・大爆発の淵にある。すでに猛毒のプルトニウムも漏出している。66年前の8月6日広島を襲った原爆を1000倍も上回る放射能過が日本列島とアジアを覆いかねないのだ。子どもたちが殺され、大人は永遠に放射能に苦しむのだ。自然は破壊され地球の存続すら失われようとしている。権力者や資本家の利益のためにこんなことが許されるのか。一刻も早く全ての原発を廃絶すべきだ。大人も子どもも「原発なんかいらない!」「僕たちの命を勝手に奪うな!」と一緒に闘おう。

 そもそも核兵器製造工場である原子力発電所を「平和利用」の美名で強行したことが間違いだったのだ。それを我々は警鐘し、運転阻止を闘ってきた。しかし、原発建設は国策だった。国はマスコミや御用学者を総動員して、「安全、安心。資源のない日本には必要。環境に優しい」などあらゆるデマと機動隊の暴力によって反対運動を破壊した。悔しくてたまらない。もっと激しく怒り、絶対に阻止すべきだったのだ。

 ヒロシマは改めて訴えたい。訴える義務がある。被爆者とその子や孫が戦後の焼け野原を原爆症の恐怖のもとで生きることを強制された歴史を福島の人々に繰り返させてはならない。何よりも、原発事故にかり出された労働者は取り返しのつかない放射能をあびせられている。原発についての十分な知識も訓練も受けられず、不安定な雇用形態によって辞退することも不可能な中で彼らは懸命に闘っている。菅や東電社長や御用学者が我が身を危険に曝すこともなく居直り続けようとする対極で、労働者は社会の主人公としての誇りにかけて、超人的な闘いに挑んでいる。全ての原発の即時停止こそそれに答える道だ。

 ところが、ことここに至っても「日本の原発はすばらしい。これからも原発が必要」だと公言する日本経団連と菅政権とは何なんだ。原発事故を隠し、データーをねつ造して、地震列島に54基もの原発を稼働させたことを謝罪しようともしない。それどころか、依然として日本の原発は安全との大ウソで原発輸出を目論んでいるのだ。こんなやつらにこの社会の運営を任してはおけない。一方で、広島大学の医師・研究者たち御用学者は、NHKなどのマスコミに登場して「放射線被害は直ちに出ない」と欺いて大地震と津波で苦しむ東北の住民を破局に追い込もうとしている。被爆者をモルモットにしてきた連中が、ヒロシマを名乗って莫大な被ばくを福島の労働者農民に押しつけようと言うのだ。絶対に許すことはできない。今度こそどんな妨害と弾圧があろうとも、大署名運動で菅政権と電力資本を原発停止に追い込もう。
被災地の労働者農民漁民とともに東電と菅政権を徹底的に追及し、全責任をとらせよう。その闘いの爆発によって原発の恐怖から解放された新しい社会、人間の本来的な共同性にあふれる社会を建設しよう。(4月1日)


ヒロシマ発、すべての原発の即時停止・廃止を求める署名を集めよう!!

8.6ヒロシマ大行動のサイトへ

被災地支援の大カンパ運動を!!

生きぬくために闘う!東日本大震災救援対策本部のブログへ

労働組合交流センター
動労千葉
Doro-Chiba Newsletter海外へも発信中

『すべての原発の即時停止・廃止を求める署名』運動がスタート

4月1日、ヒロシマ発の大署名運動がスタートしました。福島第一原発事故を阻止できなかった、この悔しさを絶対に原発を止める決意に変えて、ヒロシマから全世界に原発即時停止・廃止、核廃絶を訴えよう!

ヒロシマから全世界に呼びかけます
すべての原発の即時停止・廃止を求める署名

内閣総理大臣 菅直人 様

ヒロシマ・ナガサキをくり返さないために、以下要求します。

一、すべての原発を即時停止し、廃止せよ
一、国と東京電力は、福島第一原発事故の一切の被害を補償せよ
一、情報操作をやめ、労働者と住民の安全を最優先せよ
一、すべての核兵器を廃絶せよ

8.6ヒロシマ大行動のサイトへ

福島第一原発事故弾劾!
中国電力本社に対して抗議行動!

中電本社に抗議

中電前座り込み

中国電力株式会社
社長 山下 隆 様

中国電力は直ちに全ての原発を停止せよ!
上関原発計画を撤回せよ!

 チェルノブイリ事故を上回る事態も懸念される原発事故が、日本の労働者民衆を襲っている。東北地方を襲った大地震と津波によって数万の労働者農民が命を、家を、職場と生活の糧を奪われた。その惨禍の上を原発の炉心溶融による放射能が襲っている。にもかかわらず、核武装のための原発推進を日本帝国主義=菅政権は居直っている。中国電力は被爆地の電力会社としてどの道を選択するか厳しく問われている。被爆者と共に反原発の立場にたつべきときだ。
 一体、日本の原発は安全だと強弁して、官民一体で世界に売り込もうとしたのは誰だ!福島の第一原発で爆発が起こった後ですら、「放射能の流出はない、あっても微量で人体への影響はない」と真実をかくしてきた。起こっていたことは緊急停止後に冷却水の注入が不可能になり、燃料棒被覆材のジルコニウムと水が反応し、大量の水素を生み出して水素爆発を引き起こしたということだ。ところが、格納容器は安全だから大気中への放射性物質はないとペテンを弄したのが枝野だった。その直後に、放射性物質が大量に流出した事実が明らかになった。燃料棒の溶融が起こったのだ。
 菅政権は、遅れに遅れて海水の注入を始めた。しかし、注入が出来ないとか、水位が上がらないというトラブルが起こっている。事態はまさに炉心溶融に向かっている。この間、多く住民が被爆している。とりわけ原発労働者は命を失いかねない危険な奴隷労働を強制されている。菅政権や電力会社独占、そして御用学者が「事故を今後の教訓にする」とうそぶいている時、労働者は取り返しのつかない被爆を強制されているのだ。ヒロシマ・ナガサキの惨状が目の前で繰り返されている。
 今回の事故が誰の目にも原発の反人民性を明らかにした。我々被爆者、被爆二世・三世が必死になって訴えてきたとおりだ。しかし菅民主党政権は、自民党以上に、破産した日本帝国主義の延命を戦争政策にかけている。また、菅民主党政権の瓦解的危機を未曾有の大事故対策のために挙国一致が必要だとして、自衛隊と米軍を動員して事実上非常事態を宣言している。その結果は明らかだ。震災がもたらす日本経済の破局は、企業倒産、大量首切りとして労働者民衆に襲いかかってくる 。被災者は、死者も負傷者も、利用するだけ利用して捨てられるのだ。菅政権の新成長戦略そのものだ。しかし、労働者・農民はおとなしく殺されはしない。廃墟の中から組合的団結を基礎に新たな社会を勝ち取ってゆく。民衆が切り開いたエジプト革命のようにだ。その革命的な闘いのなかで、日本帝国主義の原発政策は粉砕される。中国電力の島根原発は廃炉に追い込まれ、上関原発計画は吹き飛ばされる。
 中国電力は直ちに原発を停止せよ!上関原発建設を中止せよ!
2011 年3 月14 日  
広島市西区草津東3-2-5
反戦被爆者の会  
全国被爆者青年同盟

小西のぶ子記念館が写真展『エジプト革命の日々』を開催

広島市民のみなさま、
被爆者のみなさま、

写真展『エジプト革命の日々』開催にあたって

小西のぶ子記念館
● 私ども「小西のぶ子記念館」は故小西のぶ子の業績を顕彰し、その闘いを引き継ぐ被爆者、被爆二世、被爆三世によって開設されたものです。
●小西のぶ子は戦前、地下活動のレポを担い、天皇制ボナパルティズムと闘いました。
 広島に帰郷後、1945年8月6日自らも被爆すると同時に、その長男満義を原爆で喪いました。
  腐爛地蔵抱けば息絶ゆ秋立つ夜 
  蜩(ひぐらし)や あわれ糞る力なし
  屍焼く煙なぎさにひでり星
  被爆死の子は十三才菊供養
● のぶ子は戦後広電に勤務し、労働組合の熱心な活動家として婦人部長となりました。第二次世界大戦(アジア・太平洋戦争)に日本の労働者が駆り出された歴史は、戦前の労働組合が体制翼賛会に組織されたことが原因だと考えたからでした。当時多くの労働者が、戦前は非合法であった労働組合を結成し,積極的にそれに参加したのは、資本家と天皇のためのアジア侵略を「聖戦」と信じさせられた労働者としての怒りでした。
● のぶ子は朝鮮戦争が始まると,レッドパージで広電を追われました。侵略戦争のためには組合活動家を職場に置かないと言う日米両政府の一体となった攻撃でした。職を失ったのぶ子は,行商をしながら、「原爆被害者の会」(1952年)の結成に参加しました。1954年にはビキニ水爆実験を弾劾し、原水爆禁止広島市民大会の成功に主導的に尽力しました。その大会では「原爆傷害者を国家補助で治療せよ」「原子兵器の使用、実験製造の禁止」が決議されました。この活動を共に闘った詩人の峠三吉は,のぶ子の義理の弟にあたります。峠も、朝鮮戦争を前に日本製鋼所広島工場にかけられた大合理化=首切り反対運動に参加し、抒情詩人から「にんげんを返せ」に象徴されるような原爆詩人になりました。
● のぶ子はベトナム戦争、大学闘争の激動の中で、天皇の原爆投下責任を正面から問い、また日本の独自の核武装のための原発推進に激しい怒りをぶつけました。そして、日本の反戦運動の最高峰とも言うべき「三里塚軍事空港粉砕闘争」に参加し、在日朝鮮人・中国人を奴隷的に縛り付ける「入国管理体制」と闘いました。とりわけ、労働組合の義務として,利益のために安全運転を無視して合理化を進める当局と闘う動労千葉が、三里塚軍事空港反対に立ち上がっていることに賞賛を惜しみませんでした。 ● のぶ子は既成の原水禁運動から決別し、『反戦被爆者の会』を立ち上げました。反戦被爆者の名称は、被爆者こそ、どれほど肉体的な困難があろうと,反戦運動の先頭に立ち,二度と日本の侵略戦争を許してはならない、という決意の表れでした。何よりも、戦争を止める力は、社会の生産を握る労働者が団結すれば可能なことなのだという信念に裏打ちされた、戦後、のぶ子が生きてきたあり方そのものでした。
● 今、世界中でグローバリズム・新自由主義・規制緩和の耐えられない矛盾が吹き出しています。リーマンショックを契機とする1930年代を思わせる大恐慌への進行は、労働者に『座して死ぬのか?』『立ち上がって生きさせろ!』と叫ぶのか、との二者択一を迫っています。 エジプト革命は労働者が団結した時、どれほどの弾圧、裏切りへの誘惑があっても、人がその人らしさを取り戻し,本来の人間的共同性を回復する力をもっていることを明らかにしました。エジプト革命ほど世界中の差別と抑圧と戦争を憎む私たちを励ますものはありません。ここに写真展を開催する由縁です。一人でも多くの方が、「彼らの生を共にいきたい」、と感じて欲しいと願っています。
2011年3月13日

被爆65周年[8・6広島−8・9長崎]反戦反核闘争へ!

昨年の8.6
 全国の被爆者の皆さん、二世・三世の仲間の皆さん。そして、国際主義の旗のもと階級的労働運動を闘う労働者の皆さん。65年目を迎える8月6日、ヒロシマ大行動へ総結集を訴えます。

 今夏8・6は民主党・連合政権下で迎える初の8・6ヒロシマです。
 8・6とは言うまでもなく,核兵器廃絶と反戦平和の誓いを新たにする場であるはずです。しかし、民主党・菅政権は、8・6を前に矢継ぎ早に改憲攻撃を加えています。一つは、ソマリアでの給油活動。もう一つは、武器輸出三原則を空洞化し、MD関連の技術をアメリカ経由で輸出する道を開こうとしています。
 また、兵器級プルトニウム製造工場である「もんじゅ」再稼働を狙い、国家あげての原発売り込みを行って、NPT未加盟のインドとは原子力協定を結ぼうとしています。
何よりも、沖縄辺野古への新基地建設をアメリカ帝国主義との約束と言いなして、沖縄の労働者民衆の反対運動に激しく解体攻撃をかけています。日米同盟がアジアの平和と安定に貢献したと賛美し、同盟の深化=対等の関係を強調しています。そのターゲットに北朝鮮が名指しであげられ、米韓合同軍事演習に自衛官を観戦させるなど米帝と競って攻撃を仕掛けようと挑発しています。連合に支配された原水禁大会で、こうしたデタラメが「当然の事として」労働者階級に押しつけられようとしています。
 まさに、日本帝国主義による朝鮮侵略戦争、核戦争が切迫しています。階級闘争の歴史が教えるように、労働組合の破壊は労働者の分断であり、その結果、労働者階級はブルジョアジーのための戦争に動員され、その最も悲惨な結末として原爆投下を強制されました。従って、労働組合をよみがえらせる中に戦争を止め核を廃絶する力があるのです。原水禁大会に参加する労働者民衆に、日本帝国主義と体制内指導部の戦争動員・分断支配を打ち破り再びヒロシマ・ナガサキを繰り返させない渾身の決起を訴えよう!労働者の国際連帯で核兵器廃絶が可能なことを訴えよう!つづく

■被爆65周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページ

What's NEW

●2015.07.31● 被爆70周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページを追加

●2014.07.31● 被爆69周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページを追加

●2014.3.2● ビキニデー・ヒロシマ集会を追加

●2013.07.31● 被爆68周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページを追加

●2012.08.25● ■IPPNW 世界大会に際して、ヒロシマの被爆者・二世の訴えのページを追加

●2012.07.29● 被爆67周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページを追加

●2011.09.08● 反戦被爆者の会 大槻泰生会長を追悼するを追加

●2011.04.8● 全ての原発の即時停止を求めるヒロシマ・アピール

●2011.04.3● 「『すべての原発の即時停止・廃止を求める署名』運動がスタート」を追加

●2011.03.15● 「福島第一原発事故弾劾!中国電力本社に対して抗議行動!」を追加

●2011.03.13● 「小西のぶ子記念館が写真展『エジプト革命の日々』を開催」を追加

●2010.07.27● 被爆65周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページを追加、行動方針、アピールを掲載

●2009.08.05● 被爆64周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページにアラビア語のアピールを追加

●2009.07.23● 被爆64周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページを追加

●2009.03.01● <呉総監部に申し入れ>自衛隊はソマリアに行くな!植民地支配からの独立を求めるソマリア労働者・民衆に銃を向けるな!を追加。

●2009.02.22● <ヒロシマからの報告>パレスチナ解放!世界革命への共同闘争でイスラエルの解体を!を追加。

●2008.12.30● イスラエルのガザ空爆に対して、緊急抗議行動。

●2008.08.03● 被爆63周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページに被爆63周年8.6-8.9闘争アピールを追加。

●2008.07.14● 被爆63周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争のページを追加。

●2008.02.07● 被青同の2008年決戦アピールを追加。

●2008.01.22● 『火(ほむら)群』を発刊。

●2008.01.10● 英語ページの目次Contents to the English pageを追加。

●2007.12.29● 活動報告のページに12.8「許すな!運転再開─‘07もんじゅを廃炉へ!全国集会」などを追加。

●2007.08.15● ■「被爆62周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争」のページ<速報>8.9長崎反戦反核闘争を追加。

●2007.08.07● ■「被爆62周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争」のページ<速報>8.6広島反戦反核闘争を追加。

●2007.07.20● トップに「すべての原発を廃止に」を追加。

●2007.07.09● 「8・6安倍来広阻止・祈念式典糾弾デモに立とう!」全国被爆者青年同盟のアピールを追加。

●2007.07.08● □被爆62周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争 行動方針を追加。「2回忌 金 亨律 追慕祭」のページ■資料「韓国の被爆者・二世援護法を巡る状況」(07.7.8)を追加、 「占領下の原爆調査が意味するもの」笹本征男さん(リビングサイエンスアーカイブス)へリンク。

●2007.06.07● 活動日誌に「2回忌 金 亨律 追慕祭」を追加

●2007.04.30● 活動日誌に4月分を追加

●2007.04.01● 広島反戦共同行動委員会のページを新設。活動日誌に3月分を追加

●2007.03.13● 活動日誌に「3.8国際婦人デー記念3.10ヒロシマ集会」を追加

●2007.03.04● 「3・3ビキニ被爆53周年集会」のページに速報を追加

●2007.02.27● 「3・3ビキニ被爆53周年集会」のページに反戦被爆者の会・全国被爆者青年同盟の放影研への申し入れを追加

●2007.02.19● 「3・3ビキニ被爆53周年集会」のページに反戦被爆者の会・全国被爆者青年同盟のアピールを追加

Special

機関誌
『火(ほむら)群』
blog版

広島反戦共同行動委員会のページ

■岩国基地強化と米韓合同演習「フォール・イーグル」に反対して岩国市内で街頭宣伝(2007.4.1)

小西記念館のページ

■3・3ビキニ被爆53周年集会「放射線影響研究所の被爆二世調査結果発表に異議あり」(2007.4.1)

夾竹桃はヒロシマの花

Link

■Stop the War Coalition (UK)

■反戦共同行動委員会

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