HOMEへ戻る

被爆64周年

8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争


■目次■

被爆64周年8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争 行動方針(090723)
全国被爆者青年同盟2009年8.6アピール(090723)
arabic(pdf116KB)(090805)
↑ページのtopへ

被爆64周年 8.6ヒロシマー8.9ナガサキ反戦闘争
□行動方針□

8月5日(水)

とき とりくみ ところ
午後14時〜 □産別労働者交流集会 広島市東区民文化センター
午後6時〜 □被爆64周年オキナワとヒロシマを結ぶ 全国青年労働者交流集会in Hiroshima
(主催:オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会実行委員会)
広島市東区民文化センター

8月6日(木)

とき とりくみ ところ
午前7時00分〜 ■麻生打倒!祈念式典糾弾デモ
(主催:8.6広島-8.9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会)
東千田公園(旧広大本部正門・広電「日赤病院前」下車)〜平和公園
午後0時30分〜 □ 被爆64周年8.6ヒロシマ大行動
集会後、原爆資料館前までデモ行進
(主催:8.6ヒロシマ大行動実行委員会)
広島県立体育館小アリーナ
午後17時00分〜 □田母神講演抗議行動
原爆ドーム・メルパルク広島周辺

8月7日(金)

とき とりくみ ところ
午前9時〜 □碑めぐり
8.6ヒロシマ大行動関連行事)
原爆資料館下集合

8月8日(土)

とき とりくみ ところ
午後6時〜 ■8.8長崎反戦反核労働者集会
(主催:8.6広島-8.9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会)
長崎県勤労福祉会館・4階中会議室(長崎市桜町9-6、長崎電軌「公会堂前」) 

8月9日(日)

とき とりくみ ところ
午前10時〜 ■祈念式典糾弾・麻生来長弾劾デモ
(主催:8.6広島-8.9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会)
城栄公園(長崎市城栄町、長崎電軌「松山町」)
8.6ヒロシマ大行動実行委員会の日程は http://hw001.gate01.com/hiroshima8-6/
↑ページのtopへ

全国被爆者青年同盟2009年8・6アピール

オバマ賛美をぶっ飛ばし、被爆者・二世の怒りの炎で麻生・田母神の来広を阻止しよう!
日米韓(朝)労働者民衆の連帯で日米帝の北朝鮮侵略を阻止しよう!
大恐慌危機をプロレタリア革命に転化し、被爆者解放を勝ち取ろう!
被爆者・二世は労働者民衆の最先頭で闘おう!

被爆者のみなさん、
被爆二世・三世の兄弟姉妹のみなさん、

我々被爆者青年同盟は、この86ヒロシマを「再び過ちを繰り返さない、日本帝国主義の朝鮮侵略を阻止する」非常の決意で闘うことを宣言する。

国際的な労働者の団結で核と戦争をなくせ!

今夏86の第一の課題は、大恐慌と戦争という時代状況の中で、これを迎え撃ち、核兵器廃絶の展望を鮮明にしるすということだ。
被爆者とその家族にとって核は絶対に許せないものである。身体を射ぬいた放射線は被爆者とその家族を死と絶えざる不安で苛み続けている。被爆者はそうした戦後を生き抜いてきた。延命のために再度、朝鮮で中東で核戦争を引き起こそうとする帝国主義者の策動に血が逆流する思いだ。
しかし、今、我々の恨み全てを晴らすらすような労働者階級の世界的な結合した闘いが力強く始まっている。100年に一度という大恐慌と戦争は資本主義の体制的危機の現れであり、資本主義を転覆する現実的な可能性が指呼の間にあるということだ。だからこそ、帝国主義は国内的には労組破壊の攻撃を仕掛け、対外的には侵略戦争に打って出て、労働者民衆の怒りを他民族との敵対に排外主義的に絡めとろうとしている。だが、このことが労働者の生活と命を破壊し、苦悩させるがゆえに、世界的に労働者は階級として団結し、延命のために核兵器をも先制的に使おうという帝国主義を打倒する決意を固めつつある。帝国主義を打倒しなければ生きられないのだ。帝国主義打倒の絶好のチャンスが到来したのだ。自らも労働者階級の一員としてプロレタリア革命勝利—労働者権力樹立による核廃絶に向け被爆者が総決起する時がきた。
労働者は社会の生産を担い、社会を運営する実体であるからこそ、プロレタリア革命を闘い取って、全民衆の解放を実現する能力を持っている。核戦争を阻止し、核兵器を廃絶することは全く可能なのだ。また、核兵器開発のために膨大に蓄積されてきた被爆者・二世のデータは、プロレタリア革命によって始めて、労働者民衆の手に奪還される医療とともに被爆者の肉体的な困難にも解決の道を提起するだろう。被爆者の解放をかけて、労働者階級の先頭で、また労働者階級そのものとして闘おう!

再び過ちを繰り返すなー被爆者•二世は北朝鮮侵略戦争を絶対に阻止する

第二の課題は、切迫する北朝鮮侵略戦争を阻止する労働者人民の先頭に被爆者が立つということだ。
日米帝国主義の戦争重圧に追いつめられた北朝鮮が、4月5日「核実験の実施」(真相は不詳)を発表するや、日米帝国主義は国連制裁決議に持込み、イラク侵略戦争と同様の(大量破壊兵器開発を阻止するという名目)戦争を仕掛けようとしている。とりわけ、日本帝国主義は、「ヒロシマ・ナガサキを繰り返さないために日本も核武装すべき」「北朝鮮の出撃基地を先制攻撃せよ」と、北朝鮮が最大の軍事的脅威であるかのように描き出し、むき出しの軍事の言葉で労働者民衆を煽動している。そして、日本の独自の核武装化の攻撃を満展開させている。戦後の反戦平和の拠点であるヒロシマ・ナガサキを反革命の道具に辱めるこの攻撃を断じて許しはしない。
ところが、既成の体制内指導部も、平和と核廃絶に向う世界潮流(ブッシュからオバマへの移行を得手勝手に解釈)を妨害する北朝鮮という非難に終始し、切迫する朝鮮侵略戦争に棹さしている。このデマゴギーを粉砕せよ!戦争の原因は北朝鮮にはない。大恐慌とプロレタリア革命への恐怖こそが、帝国主義をして侵略戦争に血道をあげさせているのである。日米帝国主義は、北朝鮮スターリン主義が労働者階級の世界的団結で戦争重圧をはねのけるプロレタリア的な反戦闘争と無縁であることを十二分に知りつつ、「核実験」の袋小路に追いやり、それを餌食にしている。アメリカ帝国主義の居丈高な荷物検査活動(北朝鮮の船舶追跡)はそのことを示して余りある。
1950年6月25日から始まった朝鮮戦争において、北朝鮮が先に侵攻したからとして、発足したばかりの総評は機関紙「労働」8月15日号で「あきらかに北鮮軍の進入」として国連軍という名の米軍の侵略戦争を支持した。日本列島は朝鮮の労働者人民を虐殺する出撃基地と化した。数百万人の朝鮮の労働者民衆が虐殺された。日本の経済は疲弊の中から立ち直おり、以降、帝国主義的な発展を遂げた。まさに、朝鮮の労働者民衆の血をすすり、南北分断をもたらした。
歴史が教えるように、朝鮮戦争はどちらが先に攻撃を始めたかに本質はなかった。アメリカ帝国主義による、中国革命転覆と朝鮮内戦への介入という侵略戦争であった。朝鮮戦争(朝鮮侵略)に対して、被爆詩人峠三吉らは、米軍占領下において命がけで非合法のビラ撒きやストライキ、デモを闘い反戦を貫いた。我々は、峠らの闘いをはるかに超える日朝(韓)労働者民衆の国際連帯の闘いで、新たな朝鮮戦争を阻止するのだ。

オバマの反革命的な核独占—核戦争宣言に被爆者の猛然たる怒りを!

今夏86の第三の課題は、オバマ賛美のペテンをはぎ取り、今こそ被爆者の怒りを解き放つことだ。
被爆者は日本帝国主義のアジア侵略のもっとも残忍な帰結として被爆し殺され、生き残った者も未だに放射能禍に苦しめられている。自らをも含む日本の労働者階級が、侵略を開始し、指揮し、ずるずると終えることもできない天皇とブルジョアジーを自らの手で打倒できなかったことの帰結でもあった。とはいえ、アメリカ帝国主義が100万人の若者を救ったとのデマを流し続けながら、原子爆弾の投下について一言の謝罪もなく、むしろ逆に、ヒロシマの悲惨を味わいたくなければアメリカ帝国主義の支配に屈せよとの脅しに使って新植民地主義支配を貫徹して来たことを徹底的に断罪しなければならない。
被爆者は戦争の残忍さ、悲惨さを最も良く知るものとして戦後の反戦平和の背骨をなしてきた。原爆症認定のでたらめさに示されるように、放射線の被爆者への影響は未だ解明されてはいない。放射線影響研究所(ABCCの後続組織・日米共同運営)の実態調査結果発表が象徴するように、被爆二世三世については補償の必要すらないものとして、単なる核開発のためモルモットとされている。戦後のプレスコード制圧下、被爆被害が隠蔽され、治療の対象にすらされなかった歴史は今も継続している。これがアメリカ帝国主義と日本帝国主義が結託して行ってきた被爆者抹殺政策だ。
今、オバマが大統領になったことが、自由の発展と称賛され、彼のプラハ演説が核兵器廃止宣言と美化されている。オバマは、「20世紀に自由のために戦ったように、人々が恐怖のない生活を求めて戦いに立ち上がらねばならない」と二つの帝国主義戦争を美化し、続いて「核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として、米国にはそのように行動する道義的責任がある」と言い放っている。明らかに、「自由のために」つまりアメリカ帝国主義の利益のために核兵器を使うという宣言なのだ。ところが、日本被団協や県被団協は、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下と戦後一貫した被爆者抹殺政策を謝罪する言葉一つもないこのオバマのプラハ演説を、原爆投下を過ちと認めた「道義的責任」論として画期的な前進などと持て囃している。それどころか、謝罪がないことを批判する被爆者に対しては、「いつまでもアメリカを恨むのは良くない。和解の時だ。それが被団協の方針だ」などと、オバマ賛美運動弾圧の口実にされている。明らかに「道義的責任」は謝罪を意味していない。核兵器を最初に開発し、使用した国として、どういう時に使うかという宣言であり、かつ「拡散させない」つまりは「テロリスト」などに手渡さない=NPT体制(核独占)を維持するという宣言でしかない。
では「核兵器のない世界」について、オバマは何と言っているのか。また、実際には何をしているのか。
プラハ発言の核心は「核兵器が存在する限り、いかなる敵であろうとこれに対する抑止を行い、チェコ共和国を含む同盟諸国に対する防衛を保障するために、安全、確実で効果的な核兵器備蓄を維持する」「いかなる国であろうとも規則を破れば、必ずその報いを受けるような制度を整備する必要がある。北朝鮮は、脅迫と違法な兵器によって安全保障と尊敬を勝ち取る道を切り開くことはできない(さらにイランにも言及)」に示されている。圧倒的な核抑止力の維持であり、核独占を口実に、北朝鮮とイランに戦争を仕掛けるという宣言である。そして、実際にもオバマは6月29日大陸弾道弾発射実験を行なった。何が、核廃絶宣言なものか。帝国主義は必然的に核兵器を必要とし、使う存在である。いささかの幻想も許されない。
オバマ賛美の狙いは明白だ。日本における反戦反核意識の原点であるヒロシマ・ナガサキの怒りを、帝国主義への依存に滑り込ませ、反戦反核運動の実体をになった4大産別の労働者の階級意識を解体しようというものだ。帝国主義者のための侵略戦争に加担しないとは、階級意識の極めて優れたあり方だからだ。オバマ発言を「被爆者の悲願の実現」と描き出し、被爆者を武装解除して、日米帝国主義者と和解させる。結局は、被爆者を絶望のどん底に叩き込もうというのだ。我々はオバマ賛美を許さない。日本共産党、連合、秋葉、被団協をぶっ飛ばす。日米労働者の階級的団結で麻生とオバマを打倒しよう。被爆者青年同盟はその先頭に立つ。

被爆者•二世は被爆者解放をかけて、4大産別決戦の先頭に立つ

今夏86の第四の課題は、被爆二世・三世の組織化を階級的労働運動再生のただ中で大胆にやりぬくことだ。
日本共産党のオバマ発言賛美、北朝鮮非難の連合1000万署名、ファシスト田母神登場への全勢力の沈黙。被爆者運動は北朝鮮の核実験を踏み絵とする、日本の核武装への承認を迫られる危機的状況にある。
田母神は「侵略戦争というのは濡れ衣だ」「日本も核を使うべきだった」との暴言で核武装論者の麻生に更迭された。一昨年の、「原爆投下は仕方なかった」(久間元防衛大臣)をはるかに超える踏み込みだ。そして、8月6日には平和公園のすぐ横で集会を開いて、「ヒロシマ・ナガサキを繰り返さないためには核兵器を持つこと」と煽動しようとしている。ヒロシマが核武装の根拠にされるという恐るべき事態だ。これに対して、秋葉も被団協も「日にちを変えてくれ」とか細く哀願するだけだ。これは一体なんだ!秋葉は勿論、被団協の幹部も、業火の中で焼き殺され、放射能で悶え苦しんだ被爆者の悔しさ、怒りを忘れたのか!何のために被爆証言をしてきたのだ。何のために原爆体験の継承をうたってきたのか。この時のためではないのか!
日本が核武装するなら、我が身と差し違えてでも阻止する。これが被爆者の心だ。オバマの道義的責任発言を勝手に謝罪と読み込み、和解するほど原爆への怒りを忘れてしまったのか。怒るべき時に怒りえぬ者は去れ!(峠三吉)我々被青同が今こそ被爆者解放の指導部として、日本帝国主義の核武装化、北朝鮮侵略と闘う新たな被団協に再生させねばならない。そして、その主戦場は労働運動・労働組合であるのもまた明白である。
国鉄、教労、全逓、自治労この4大産別に被青同こそが86ヒロシマに向け組織化に入るのだ。連合1000万人署名とオバマ賛美が労働組合解体の攻撃でもあることを提起し激しく討論を巻き起こすのだ。オバマ賛美が、オバマの大資本救済を隠ぺいし、オバマの新しい「ニューディール」と対決するアメリカ労働運動の「ランク&ファイル」に敵対し、世界プロレタリア革命達成にとって許しがたい妨害であることを、今秋11月一万人集会成功の展望をもって語ろうではないか。また、1000万人署名が北朝鮮侵略戦争に向けた北朝鮮排外主義であり、これと闘う、韓国民主労総ソウル支部との合流を破壊するものであることを熱烈に語ろう。日米韓の階級的な労働者の国際的団結が動労千葉の「分割・民営化阻止」の闘いを軸に形成されており、その発展こそ、核廃絶の最も現実的な道であることを訴えよう。1946年、アメリカ政府に核兵器使用弾劾のデモをぶっつけたILWU(国際港湾労組)こそアメリカの核廃絶の展望を確信させるのだ。
被爆労働者・二世の決起は反戦運動を内包した労働運動を反戦・反核運動の拠点ヒロシマに再生させる。このことに確信をいだいて、86ヒロシマ大行動を圧倒的に成功させよう。
↑ページのtopへ

HOMEへ戻る