被爆者青年同盟とは
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被爆者青年同盟はなぜ結成されたのか

What is our Organization?


 1970年8月被爆者青年同盟は結成されました。当時ベトナム(インドチャイナ半島)ではアメリカ帝国主義の侵略に対して、多くの人が起ちあがり激しく闘いアメリカ軍を追い詰めていました。世界中でベトナム反戦の運動が盛り上がっていました。しかし、日本帝国主義は積極的にアメリカ帝国主義に加担し、実質的な参戦国になっていました。被爆者、被爆二世は考えました。このままでは再び侵略戦争の加担者としてあの被爆が繰り返されるのではないかと。
 しかし、原水禁運動団体はベトナム反戦運動から意識的に距離を置きました。「ベトナムではまだ核兵器が使われいてないから?」という幹部もいました。被爆者は原水禁大会の演壇に立たされ被爆の情景だけを語ることを強いられた。哀れみと救済の対象として被爆者を政治的に利用していたのです。被爆者は被害者としてのからの中に閉じこもらされ、自らもそれに甘んじることにより帝国主義を救済していたのです。日本帝国主義はまた「唯一の被爆国」という免罪符のために被爆者を利用したのです。
 被爆二世は生れるときから流産、死産により多くのものが命を奪われた。無事に生れても白血病など親の被爆の影響と思われる病気で死んでいった。生き残ったものも発病を恐れながら二十歳を過ぎていた。就職、結婚、出産と社会的存在の主体となった被爆二世はいかにしても「親からの影響」から逃げることはできかった。被爆者である親は自らへの差別が子供に引き継がれることおそれ被爆の事実を隠す者が多かった。被爆二世に関する全体的な調査は行われていなかった。「被爆二世」という言葉すら流通していなかった。
 被爆者、被爆二世は起ち上がった。明治以来の日本帝国主義の侵略戦争、戦後もひとときも絶えたことのない侵略戦争への加担を自らのものとして思想的、政治的に総括し、既存の原水禁運動、被爆者運動を徹底的に批判し、糾弾しおのれ自身を被爆者解放の主体として。「ヒロシマは、日帝のアジア侵略の行きついた場所であり、日帝のもっとも悲惨な姿である。1945年をもって戦争は終わったのではなかった。それは継続されており、いま再び全面的破滅への道へ突き進んでいるのではないか。もし被爆者が8月6日への、ヒロシマへの回帰を拒否せんとするならば、日帝のアジア侵略を自らの力で阻止する以外にないであろう。被爆者の自己矛盾からの解放は、自らが戦争の根底的止揚を実現するために、存在を賭して闘い抜く道の中にしかないといえる。救済の対象とされることを拒否し帝国主義の危機の救済者になることを拒否する。被爆者の人間的解放目指し被爆者青年同盟結成を勝ち取ろう。」
 現在インド洋には日本帝国主義の軍艦がアフガニスタン人民、近い将来イラク人民を殺戮するアメリカ軍の爆撃機に燃料を補給している。30年前のベトナム戦争への加担とは比べようもない。東アジアでの戦争が迫っている。日本帝国主義は有事立法をもって日本人民を侵略戦争に動員しようとしている。
 被爆二世、三世、四世は被爆者青年同盟に結集しよう。
We set up the organization in August 1970.We were the first and the only organization of the Nuclear Bomb Survivors’ children. At that time the US troops and allies were invading Vietnam and killing many people. Japanese government supported the war and gave them air bases and all kind of logistics to kill Indo-China people. But existing anti-Nuke movement at that time did neither fight with US aggression nor Japanese government. We considered if the war continued there would be “Hiroshima” again on Indo-China people. We could not wait the existing movement fighting with the war. Since then we have been fighting with wars, discriminations on Nuclear Bomb Survivors and their descendants, Japanese government’s poor health care policy of the disease caused by the radio activities. We are mainly taking an act in Hiroshima and have branches in Nagasaki and Tokyo.

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全国被爆者青年同盟
広島市西区草津東3-2-5
電話&FAX (082)271-7895