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《 ふじみ野市、旧大井町の山車(屋台)》
ふじみ野市、旧大井町の山車(屋台)は、全て屋台型の山車で、4つ車。昔から
ヒッカワセが多く行われたため、今回確認した全ての山車(屋台)に
廻り舞台が装備され、360度回転する事ができる。
廻り舞台
の構造は、上側の台輪(上枠)にローラーとなる、滑車を埋め込んだ
タイプで下側の台輪(下枠)に鉄製のレールが埋め込まれ、その上を廻る。
廻り舞台で回転する囃子台部分は唐破風付きの屋根を持つ。屋根は
格子状に木が組まれ、その上に油障子が貼られる。多くは屋根から
花が飾られ、華やかな花山車の様相である。その屋根を支える柱は
4本のもの(上写真左側)が多いが、6本の柱のもの(上写真右側)
もある。ともに舞い手が着替えをするために幕などで仕切られた
楽屋と呼べるような部分は無いのが特徴的である。
山車(屋台)の移動も特徴的であり、山車(屋台)に梶が無いのだが、
かわりに2本の棒が搭載され、左右への進行方向の変化は、この棒の
1本を廻り舞台の芯棒となる部分直下にある芯棒に棒の先をあてがい、
上写真(左側)のように最後部の柱に棒の中間を支点として押し当て、
テコの原理で車台を歪ませ、方向を微妙に変化させる(上写真、左側)。
但し、大井上組、旭の2地区の山車(屋台)については、カナテコも
補助として加わっている(上写真、右側)。柱に直接、棒を押し当てる
ため、芯棒、最後部の柱とも、削られ、年季を感じさせる(上写真、
左側、最後部柱、右側、中心の柱)。補強が入っている地区もあった。
急角度な方向転換には2本の棒を巧みに使用する。1本で前輪を動か
ないように抑え、もう1本を山車(屋台)の下に潜り込ませ、テコの原理
で車台後部を持ち上げ、横から押して方向を転換させる。かなり力の
いる作業だ(上写真左=棒を差し込み、右=持ち上げ、後輪を移動)。
取材を行った「おおい祭り」では、4台全ての山車が勢ぞろいするが、
大井上組、旭は地元祭礼のため、昼間は地元の曳きまわしを行い、
夕方から、「おおい祭り」に参加する。「おおい祭り」は7月中旬の日曜日に
行われる市民まつりである。さまざまな催しが行われ、多くの人で賑わう。
(平成17年取材時)
2005.8.2up+2006.8.31retake
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