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「ぴぐれっと」
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支援:平成14年度文化庁映画芸術振興事業 2002年 16mm/カラー 98分 |
世界中がみんなぴぐれっとみたいだといいのに・・・・
と誰かがつぶやいた。ここには、ひとりひとりがいて、みんながいます。
笑顔があります。
淋しいことや、哀しいこと、苦しいことも山ほどありけど、
ここは笑い声で一杯です。
「いい一日になればいいなあ ・・・」
ひとときひとときがあっという間に飛んでいきます。
その記憶のかけらを拾い集めてみたら、
しあわせのようなものが見えました。あたたかく、さわやかで、ホッとする
ぴぐれっとの空気のようなものが
スクリーンの窓からあふれ出ることを願って ・・・・
かすかな物音のような声 伊勢 真一
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「ぴぐれっと」を自主上映しませんか。 「ぴぐれっと」のフィルム は
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監督のつぶやき(天使シリーズ) |
地域作業所「ぴぐれっと」とは
| 横浜市泉区にある地域作業所、ぴぐれっとは、ハンディキャップを持つ人々とその家族が「普段を支える」生活支援の場、自立を目指すひとりひとりが主人公の物語の舞台です。 |
ぴぐれっとの仲間たち |
| 何より多くの出会いがありました。 西村信子(「ぴぐれっと」運営委員長) |
かすかな物音のような声 伊勢 真一
20年前の夏
「つぼみの会」という障害を持つ子どもの母親たちの集まりを撮影しました。 小さな部屋で5〜6人のお母さんたちが、電気製品の部品のようなものを、おしゃべりをしながら内職しているシーン、「地域で子供たちがハンディキャップを持ちながらでも、生き生き暮らせる場をつくりたい・・・」そのための活動資金づくり、ということです。
底抜けに明るい笑い声とセミの声が心地よかった。
お母さんたちの中心に居たのは、私の実姉、西村信子です。私は仲間たちと実姉の長女、てんかんと知的障害を合わせ持つ少女「奈緒ちゃん」を追うドキュメンタリーに撮りかかったばかりでした。「金は無いけど時間はあるさ」を合言葉に通い続け、映画は12年後にひとまず完成します。奈緒ちゃんが二十歳になり、「つぼみの会」から地域作業所「ぴぐれっと」が誕生するのを見届けたからです。映画は完成しても、現実に終わりはありません。誕生した「ぴぐれっと」がどんなふうに成長していくのか、奈緒ちゃんとその家族は、どう変わっていくのか、気になった揚げ句カメラは再び回り始めます。「ぴぐれっと」に通い個性あふれるひとりひとりと会いに行くような撮影が繰り返され、気がついたら100時間を越える映像が編集室に山積みでした。あの夏から20年の歳月が重ねられていました。
20年を経て、「ぴぐれっと」は、3カ所の拠点を持ち、利用者、職員、ボランティアを含めると100人近い大所帯に成長していました。お母さんたちの仲間づくりの夢は、確実にかたちになりつつあります。
奈緒ちゃん一家もそれぞれに変わりました。奈緒ちゃんは、グループホームで暮らすことを目指すようになり、弟、記 一くんは、「ぴぐれっと」の中心を担うスタッフに成長、定年間近の父、大乗さんは退職後はボランティア志願です。この20年、仲間たちのリーダーだったお母さんは、あれやこれや悩みながら次の世代へのバトンタッチを果たそうとしています。ただただ「ぴぐれっと」と「奈緒ちゃん」の周辺をウロウロしてきただけの私たちのドキュメンタリーには、確かなメッセージのようなものはありません。風に乗って聞こえてくる、かすかな物音のような声を感じてもらえればそれで充分です。
笑い声、泣き声、 怒り声、うなり声、歌声、声にならない声。
耳を澄まして、ちょっとだけ眼を凝らしてみて下さい。「ぴぐれっと」の仲間たちの空気のようなものがスクリーンの窓から溢れ出たら、「世界中がみんなぴぐれっとみたい」になるかも知れないよ。
ホントに・・・
スタッフ
| 撮影 | 石倉隆二 | 演出・編集 | 伊勢真一 |
| 照明 | 箕輪栄一 | 企画・製作 | 映画「ぴぐれっと」製作上映委員会 |
| 音響 | 米山靖 | いせ Film | |
| 録音 | 渡辺丈彦 | ヒポ コミュニケーションズ | |
| 永峯康弘 | 製作協力 | 一隅社 クロスフィット | |
| 沢畑明 | 「奈緒ちゃん」製作委員会 | ||
| 音楽 | ストラーダ | 地域作業所「ぴぐれっと」 | |
| タイミング | 笠原征洋 | 西村信子 西村大乗 西村奈緒 西村記一 | |
| スチール | 内藤雅行 | 渡辺哲也 野口香織 岩永正敏 守内尚子 | |
| デザイン | 石毛誠 | 大場健二 篠塚昌述 宮本浩司 勇崎哲史 | |
| ジオングラフィック | 飯田光代 | ||
| 上映デスク | 相原余至子 | ||
| 製作進行 | 助川満 |