「挨拶文」の過去ログです。

言葉を紡ぐということ。それは僕がここにいるということ。誰かがそこにいるということ。
やあ、はじめまして。ひさしぶりだね。この前はどうも。あいかわらずだな。調子はどうだい?

君がここへやってくる。出逢えて嬉しいよ。僕はMacの前で、ぷかぷかと煙草を吸っているはず。
きっと今頃は、やわらかなお酒でも楽しんでいるはず。愛する音楽でココロ満たされてるはず。

紡がれた言葉は、普段よりも胸の奥に近いところにあるから、わかりあえることが、少しだけ
多いかもしれない。日毎、この場所から僕は「ポストのいらない手紙」を書き続けている。

それは、歌だったり詩だったり音楽だったり、時として物語になったり、単なる目印としての日記
になったりもする。僕はずっと辿った轍を地図にしてまとめたいと思っていた。この電脳の空間は
なんて便利なんだろう!君に Say Hello!。ここには昼も夜もないんだ。もう、いつでも会えるね。

'01年9月13日





Apple社のMacintoshPowerBookを購入したのが98年の6月のこと。
近所に住む友達が自宅にサーバを持ち、コミュニティを作っているのを目の当たりにして、
Internetというメディアに本当に驚いたものだ。
Macintoshというと、僕は音楽制作の現場で頻繁に使用する
「便利なコンピュータ」程度の知識しかなかった。
その知人の部屋に招かれた、ある日のこと。
コンピュータだらけの彼の部屋の台所で、大きな旧型のMacintoshが低い音で唸っていた。
「これがサーバだよ、FIRSTCLASS(会議室を運営するソフト名)が入ってる」
「今、5,6人ほどアクセスしてるな」彼はモニターを見ながら説明をしてくれた。
「と、言うことは、電話回線を使った来客があの箱にいるってことかい?」
「ま、かいつまんで言えば、そういう事かな?」
僕は台所を占拠してるMacintoshに耳をすました。
かがそこで話をしているのだ。
「すごい!皆、何を話し合ってるの?」
「うーん、まぁ色々だな。好き勝手なこと。5,60人が出入りしてるよ」
様々な地域から昼夜を問わず集まってきて、お喋りを楽しんでいる。
外国からやって来る客人もいると言う。顔は見えないのに、今にも騒めきが聞こえてきそうだ。
 「会う」「電話をする」「手紙を書く」というコミュニケーションは
通常「個人的な事情」から成り立つもので、とても限定されたものだと思う。
新しい出逢いを紡ぐにはシャイで忙しい世の中だし、不特定の誰かに自らを発信するには、
雑誌、電波等の個人レベルでは縁遠い媒体を通さなければ効率が悪い。
その箱の中に「可能性がある」と思った。
その友達に「これ、オレでもできるかな?インターネットって面白そうだよ」
「できるよ、簡単だよ」。
機械音痴な自分に一抹の不安はあったけど、まずは始めてみるものだ。
魅力的なものがそこにあるのに、触れて確かめてみないのは味気ない。
その翌月には秋葉原でMacintoshを購入していた。
当初は「機能拡張」だの「アプリケーション」だのと聞いただけで頭が混乱したものだ。
その友達は頭をかかえる僕に、操作方法を手取り足取り教えてくれた(多謝)。
そして98年の10月には、音楽ライターの「角野恵津子」さんのHPで
連載をやれるほど使えるようになった。制約なしに書いた文章を読んでくれる人達がいる。
それをきっかけにライブに足を運んでくれた人もいる。角野さんには本当に感謝している。
その連載を続けていく中で、自分でもホームページを持ちたいと思った。
自分で自由に情報を発信し、音楽活動の拠点になる基地が欲しいと思った。
とにかく何でもやりたがりの僕としては、デザインやコンテンツまで自分で挑戦してみることにした。
デザイン方面の知識は皆無に等しかったけど、色々な方々のHPを参考にして、どうにかここまでこぎつけた。
といっても稚拙この上ないですが。運営していくうちにまた、色々と覚えていけば良いかな。
数年の後にはInternet上での楽曲の配付が一般的になると思う。それも視野に入れていきたい。
このページを訪問してくれた人達の意見もドンドン取り入れて行きたいです。
そして音楽活動を通じて知りあった仲間達。彼らとのコミュニケーションの場も作りたい。
欲張りになった分、覚えなくちゃいけないことは色々あるけどさ、少しづつ、ね。
 
談だけど、WEBタイトルの「Tangled up in blue」とは、Bob Dylanの「血の轍」と言うアルバムの
一曲目に収められてる同名の曲から拝借した。邦題は「ブルーにこんがらがって」と言う。
「こんがらがって」と言う下りが好きで、このタイトルにしてみた。
僕にとって音楽は、絡まりあった無数の糸の結び目をほどくようなものでもあり、
その糸は絶えず何処かへと繋がっているものなのだ。
さてさて、とりあえず扉を開けて出かけてみよう。いつの日も足を踏み出すことでしか結果は得られない。
長くなりましたが御挨拶まで。

99年5月 片岡大志 runt@pop17.odn.ne.jp





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