2008.5
中米、パナマ共和国に村落開発普及員として派遣され、9ヶ月が経ちました。
最初はどこに位置するのかも分からず、思わず地図を広げて確認した国でしたが、今では地元新潟よりも慣れ親しんでいます。職場では保健省のおじさん達と奮闘の日々を送っています。あれやこれやとモノをねだられた着任当初とは
一転、すっかりシャーガス病対策活動の重要人物として(?)、
なくてはならない存在で(?)あります。
シャーガス病とは
中南米の熱帯地域には、「シャーガス病」という感染症があります。
カメムシの一種「サシガメ」を媒介にして感染が広がっていく病気で、土壁や
椰子でできた家が多い田舎でサシガメが発見されます。したがって、
この媒介虫が発見される田舎に住む人々は、常にシャーガス病のリスクと
背中合わせということになります。しかしながら、この病気を知らずに、
またこの媒介虫の存在をよく知らずに生活している住民はたくさんいます。
というのは、シャーガス病は初期の急性期には症状が現れにくく、
慢性期にさしかかって20年後、30年後に心臓等に異常をきたすというのが
特徴で、シャーガス病にかかっているという事実そのものが表に出にくい
病気です。よってシャーガス病はとてもマイナーで人々に馴染みのない病気
ということになります。
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