【D-STAR用語集】
D-STAR運用で使われている用語や設定などに使用されている項目などを簡単にまとめてみました。
運用   機能・操作   設定   拡張機能   その他
 は 今回(2022/05/21)の追加・追記・修正など
 






レピータお借りします
ありがとうございました*
D-STARは「こうしなければいけない」など、決められた運用方法はありません。
ただ、他のバンド・モードのように慣例的な運用方法や用語があります。
・レピータを使用する時に「レピータお借りします」というのは不要
・最後に「ありがとうございました」も不要
※誰に対して借りる承諾やお礼なのか?不明です!
※レピータは、いつでも誰でも自由に使用できることが前提
 ただし、マナー良く使用することが必須
 (連続使用・長時間QSO・カーチャンクや自動応答の連続など)
関連は「CQの出し方,特定局の呼び出し方と応答の例」・「余談ですが
レピータクリアします* D-STARは「こうしなければいけない」など、決められた運用方法はありません。
ただ、他のバンド・モードのように慣例的な運用方法や用語があります。
・交信の終了時に「レピータの使用を終わります」という意味のことば
・他に「以上です」や「終了します」などもある
※自然発生的、慣例的に使われていることばとなっている
※他のバンド・モードで「73」や「さようなら」、CWでは「VA(・・・−・−)」で
 終わるが、D-STARレピータではレピータの使用を終わるという意思を示すために
 「クリア」や「以上です」が慣例となっている
 必要かどうかは意見の分かれるところ
関連は「CQの出し方,特定局の呼び出し方と応答の例」・「余談ですが
山かけ
(山かけQSO)
(山かけ通信)
・自局が使用するレピータのみを使用してQSOする方法(ゲート越えをしないQSO)
・無線機は「山かけ設定」、運用時は「山かけQSO(山かけ通信)」という
※無線機のTO(旧機種はu,ur,UR)の設定は「CQCQCQ」
注:D-STAR管理サーバーにコールサインの登録が必要 (※その他項目を参照)
ゲート越え
(ゲート越えQSO)
(ゲート越え通信)
・自局が使用するレピータともう一つのレピータに接続してQSOする方法
・無線機は「ゲート越え設定」、運用時は「ゲート越えQSO(ゲート越え通信)」という
・アシスト接続レピータ局間は「ゾーン内QSO」という(※その他項目を参照)
※無線機のTO(旧機種はu,ur,UR)にレピータ局のコールサインを設定
注:D-STAR管理サーバーにコールサインの登録が必要 (※その他項目を参照)
ゲートウェイ ・インターネットに接続しているレピータ局間を接続するためのレピータのインター
 ネットの出入口
・インターネットに接続しているレピータ局に設置されている設備
 D-STARの仕様では「ゾーンレピータ」と定義されている
・DVゲートウェイ機能(ターミナルモード・アクセスポイントモード)も同様
参考:DVゲートウェイ機能情報は こちら
コールサイン指定呼出 ・無線機のTO(旧機種はu,ur,UR)に「QCQCQ」やレピータを設定するのではなく、
 呼び出しをしたい相手局のコールサインを設定して呼び出す方法
・RX→CS操作で相手局のコールサインを設定した時も同じ
※呼び出し時に「山かけコールサイン指定」とか「ゲート越えコールサイン指定」
 という言い方は間違い!!
参考:「コールサイン指定呼出」の意味と解説は こちら
カーチャンク* ・PTTを1〜2秒押して、ゲート越え先のレピータが使用中かどうかや自局の電波が
 レピータまで届いているか・アクセス状態はどうかなどの確認をする操作
※FMレピータでもアクセス状態を確認する時に行う
※カーチャンクの連続(連打)は控える
関連は「CQの出し方,特定局の呼び出し方と応答の例
ケロる ・受信した音声が「ケロケロ」「キュルキュル」など正常に聞こえない時に表現する
 ことばで「ケロってます」などと言う俗語
・レピータに正常にアクセスできてない時や、受信状態が良くない時に起きる現象
・レピータを使用しないシンプレックス運用時にも発生する
※不法局(無免許)や違法局(免許(コールサイン)はあるが使用区分(パンドプラン)を
 守らない局)のFM波で妨害されて起きることが多々ある
59メリット5

 レピータ使用時の
 レポート交換
 間違っていませんか?
■特にレピータを使用した時は、ありえません!(発音=ごうきゅうメリットご)
  59 → 了解度5・信号強度9、メリット5 → 一般的に了解度が5
 ・まずは、レピータを使用した時相手局の信号強度でなくレピータの信号強度
  のため、相手局としては自分の電波の信号強度でないため意味がない。信号強度を
  伝えるなら「レピータの信号強度は9です」となる
 ・次に、59とメリット5の両方を伝える意味は?59は意味がないので、メリット5
  だけで十分。D-STARの場合の例は「クリアーに聞こえてます、メリット5です」
  のような言い方になる
 ・シンプレックスの時にも「59メリット5」でなく「59です」や「メリット5です」
  が一般的に使われている
関連は「余談ですが
デジタル
 メインチャンネル*
・音声デジタル用のメインチャンネル(呼出周波数)でD-STARや他の音声デジタル方式
 で運用する時に使用する
 総務省告示には規定されてないが、51.30MHz145.30MHz433.30MHz
 2015年(平成27年)1月5日施行の総務省告示後に、JARL推奨としてJARLの区分表
 (バンドプラン)に掲載されている
・JARL推奨(音声デジタル)を知らない局や、FM運用局には音声が聞こえないため、
 運用時には注意する必要がある
・FMのメイン(145.00MHzや433.00MHzなど)でデジタルを運用すると違反
※2010年(平成22年)に開始した、1エリアDVシンプレックスロールコール(1DVRC)で
 使用した周波数が起源 (諸説あり)
参考:JARLバンドプランは こちら  (JARLホームページにリンク)
D-PRS (DPRS) ・GPSで受信した自局の位置情報を、送信時に送出する仕組みの一つ
 位置情報のデータをAPRSシステムに転送する仕組みがレピータ局にセットされている
 ため、インターネットの地図上で電波を出した位置が確認できる
・無線機のGPS受信をONにしてGPS送信モードを DV-A,GPS-A,DPRS などに設定する
 と送信時に自動で位置情報データが送出される
レピータ使用時は「GPS自動送信」の設定をOFFにして自動送信は絶対に行わない
 ようにする
参考:GPS運用・D-PRSでGPS情報を送出する時の注意は こちら
 









DR機能 ・無線機にセットしてあるレピータのリストや呼び出したい局のコールサインを登録
 したメモリーから選択して設定する機能(D-STAR Repeater Mode)
・次の機種に搭載されている
 ID-80,ID-31シリーズ,ID-51シリーズ,ID-52
 ID-880,ID-4100,ID-5100
 IC-705,IC-7100,IC-9100,IC-9700
FROM ・DR機能でセットする時の自局が使用するレピータを設定する項目
 ID-80,ID-880とIC-9100の表示は「r」
TO ・DR機能でセットする時の接続先レピータ又は呼び出す時や応答する局のコールサイン
 (コールサイン指定呼出)を設定する項目
・ID-80,ID--880の表示は「u」、IC-9100の表示は「ur」
※ゲート越えQSOをしない時(山かけ)は「CQCQCQ」を設定
RX→CS ・受信した局のコールサインをTO(旧機種はu,ur,UR)に一時的に設定する時に、
 RX→CSを押してセットする機能、機種により「RX-CS」や「R>CS」の表示もある
ゲート越えの呼出局にすぐに応答する時に便利な機能で「コールサイン指定呼出」
 と同じ方法になる
「山かけ」(自局と同じレピータ)の場合は、この操作は必要ない
CD ・受信履歴(受信した局)の表示(Received Call sign Display)
※機種により20件〜50件の受信履歴が確認できる
CS ・コールサインの設定及び設定(無線機の設定項目)の確認(Call sign Select)
※DR機能使用時はMY(自局のコールサイン)のみ設定可能
 








MY ・自局のコールサインを無線機に設定する全機種共通の項目
 無線機に設定してない時とD-STAR管理サーバーにコールサインを登録してない
 場合は、ゲート越えのQSOはできない
レピータを使用する時は、管理サーバーに必ず登録が必要
 参考:管理サーバーへの登録につていは こちら
※コールサインは、左詰めで正しく設定が必須 設定方法は こちら
UR(YOUR) ・DR機能の「TO」(旧機種はu,ur,UR)と同じで、DR機能がない機種や手動で接続先
 レピータや呼び出す局のコールサインを設定する項目
・ゲート越え通信をしない時(山かけ)は「CQCQCQ」を設定
R1(RPT1) ・DR機能がない機種又は自局が使用するレピータのコールサインを手動で直接無線機に
 登録する項目
R2(RPT2) ・DR機能がない機種又は自局が使用するレピータ以外のレピータに接続(ゲート越え)
 する時に、レピータのコールサインを無線機に登録する項目
 山かけ通信の時は「NOT USED*」
・アシスト接続レピータ間を接続する以外はR1(RPT1)と同じコールサインと8桁目
 に「G」を設定
・アシスト接続レピータ間の場合はゲートウェイレピータのコールサインと8桁目に
 「G」を設定 (※その他項目を参照)
 



DVゲートウェイ機能 ・電波でレピータにアクセスをしないでインターネット経由でD-STAR運用ができる機能
 で「ターミナルモード」と「アクセスポイントモード」の2種類がある
 Andoroidスマートフォンやパソコンに専用ソフトウェアをインストールして、無線
 機に接続して運用する
  スマートフォン用(Andoroid端末用):RS-MS3A
  Windows用:RS-MS3W
・無線機は、DVゲートウェイ機能が搭載されている下記の機種が可能
  ID-31PLUS,ID-51PLUS2,ID-52,ID-4100,IC-705,IC-9700
※IC-705とIC-9700はソフトウェアが内蔵されているため、無線機をインターネット
 に接続すれば専用ソフトウェアは不要
※ソフトウェアは、アイコムから無償提供されている
参考:DVゲートウェイ機能情報は こちら
dmonitor*
(ディーモニター)
・インターネット経由でレピータに直接接続してQSOのモニターや送信ができる機能
・JARL D-STAR委員会がレピータシステムの検証用に開発している公式ソフトウェア
 条件付で公開されているものを使用できる
・シングルボードコンピュータのRaspberry Pi(ラズベリーパイ)が必要
・無線機は、DVゲートウェイ機能が搭載されている下記の機種が可能
  ID-31PLUS,ID-51PLUS2,ID-52,ID-4100,IC-705,IC-9700
参考:dmonitorについては こちら
NoraGateway
(ノラゲートウェイ)
・インターネットからレピータに直接接続してQSOのモニターや送信ができる機能
 スマートフォンやパソコンで動作可能
・ソフトは、個人が製作・無償配布をしている(非公式)
※設定ミスがあると接続ができない場合や、D-STAR運用全体に支障が出る可能性が
 あるので、製作者のWebページの設定方法に従って設定する必要がある
※ソフトは必ず最新版を使用する必要がある
 



アシスト接続* ・レピータ局間をインターネットで接続するのではなく、アシストレピータを使用し
て電波で接続しているレピータ
■下記のレピータがアシスト接続 (2020年10月現在)
 ※GWはゲートウェイ(インターネット接続)になっているレピータ
 ・西東京(GW) ⇔ 調布
 ・名古屋大学(GW) ⇔ 春日井
 ・豊明藤田医科大学(GW) ⇔ 名古屋第二日赤
 ・平野(GW) ⇔ ならやま ⇔ 生駒山 ⇔ WTC
 ・京都南GW) ⇔ 京都比叡山
 ・和歌山(GW) ⇔ 和歌山有田
 ・上田(GW) ⇔ 美ヶ原
ゾーンとエリア ・レピータの構成を説明する時の用語で、簡単に説明すると
  ゾーン:アシスト接続されているレピータのグループ
  エリア:1つのレピータが通信エリアをカバーしている範囲
 となる
・D-STARの説明によってはにはゾーンとエリアという用語が出てくる時があるが、
 D-STARの仕組みを理解していないと、その説明は少々難解なところがある
 アシスト接続のレピータを使用する時は 運用上はほとんど気にする必要はない
D-STAR管理サーバー ・D-STARシステム全体を管理・コントロールしているサーバー
 管理サーバーに自局のコールサインを登録してない場合は、ゲート越え通信をすること
 はできない
・登録は、JARLホームページから又はJARLに書面で登録の依頼する
 D-STARレピータを使用する時は、自局のコールサインを必ず登録する必要がある
・登録してない場合は「D-STAR運用指針」に合致しない運用となる
参考:管理サーバーへの登録(運用指針)につていは こちら
D-STAR運用指針 ・D-STARの普及促進と有意義な活用を図るために制定した「D-STARの運用ガイド
 ライン」で、運用時はこのガイドラインに準拠する必要がある
 コールサインの登録は4-2-4項と4-2-5項に記載されている
参考:管理サーバーへの登録(運用指針)につていは こちら
参考:運用指針の全文は こちら (JARLホームページにリンク)
D-STARの仕様 ・緒元を説明している技術情報が「マチュア無線のデジタル化技術の標準方式」という
 タイトルでJARLホームページに公開されている
 これを見ればD-STARの仕様がわかるが、かなり難しい
参考:緒元と技術情報のダウンロードは こちら (JARLホームページにリンク)

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