レコーディング風景とjj crewによる日記的レポ 1
7/8(木)
初日のこの日は仕事があったため、スタジオに到着したのが19時頃。4階にある録音&ミキシングブースのドアを開けると、丁度リズムトラック(ドラムとベース)の録音の真っ最中であった。生々しく躍動するドラムにブンブンとドライヴするベースが、スピーカーから鳴り響いている。暫くしてHIZUMIさんも到着。この後jjcrewは、HIZUMIさんとともにスタジオ近くのファミレスにて、歌詞の打ち合わせ。英詞部分の言い回しを練る。2曲ほどのリズムトラック録りを残して、22時過ぎにこの日の作業は終了。
奥がスタジオ。手前左がミキシングルーム。その通路の部分にGEORGEのベースアンプのスピーカー。 マイクがセットされた。 こちらはスタジオ内。ドラムセットにマイクが、そして毛布が・・・。
ドラムの前の青い箱が、ヘッドホーンでモニターする音を調整する道具。 今回のエンジニアT氏。実はとても昔からの知り合い・バンド仲間。優秀なエンジニアとしてだけでなく、素晴らしいプロデューサーでもあり、とても頼もしい存在。 T氏が席を外している間に、なりきりHAYA。
7/9(金)
朝11時半にスタジオ到着。レコーディングは、予想だにしないアクシデントが起こる(なぜか必ず!)。しかし今回のは、ホントに焦った。12時頃、そろそろ作業に取り掛かろうと思った矢先、スタジオの建物全体の電源が(半分)バチンと落ちた。スタジオのスタッフさんが慌ててブレーカーを上げるが、また落ちる。どうにも埒があかず、結局、東京電力のハシゴ車を呼ぶ騒ぎとなった。この影響で、この日のレコーディングは約2時間遅れでスタート。ふぅ。残ったリズムトラック録りは小1時間で無事に終了。続いてギター録り。サウンドを決め、録り始めた…のだが、数曲録った時点で、またしてもアクシデント。アンプの調子が良くない。音のハリが失われてきている。色々と改善策を試みるが解決せず。急遽予定を変更して、先にHIZUMIさんのヴォーカル録りを少しずつ開始。暫くアンプを休ませてから再度ギター録りを始めるが、やはり完全復帰せず。最終的に、アンプのヘッドを交換することを余儀なくされた。幸い交換後はすこぶる好調で、音的にも違和感はなかったので一安心だったのだが、この時ばかりは内心ホントに焦りました(勿論、NOBさん本人が一番焦ったと思うが)。数々のピンチを脱出したこの日の作業は、22時半過ぎにようやく一段落。長い1日でした。今回エンジニアを担当してくださっている、T氏の現役バンドマン時代の話で盛り上がる(JJと共演経歴アリ、です)。
東京電力に指示を出すGEORGE。 指示を出し続けるGEORGE。 T氏が珍しく笑顔なのでホッとします。(笑)
7/10(土)
12時から残りのギター録りを開始。遅れを取り戻すべく、サクサク進めていく。細かい、そして難解なリフ。相当な集中力を要求されているハズ。15時ごろ、ギター録りが終了。続いてヴォーカル&コーラス録り。HIZUMIさんの歌録りの合間に、ゲスト・S氏を迎えてコーラスパートを録音。入れ替わりで17時ごろ、ゲストM氏(Sのヴォーカリスト)到着。コーラス、そしてHIZUMIさんとのデュエット、語り等さまざまなパートに参加してもらう。極めつけは、HAYAさんと一緒にカリンバの演奏まで果たしてしまったことだろう。多大な力を貸していただいたゲストのS氏&M氏には感謝!その後もHIZUMIさんの歌録りを続けるが、ノドのコンディションを考慮し、20時すぎに終了。
SUNS OWLマジマが歌いに来てくれた。
曲も知らない状態でいきなりの唄入れ。(申し訳ない!)
しかし、完璧!に決めてくれてこの表情。さすが! これはお楽しみのコラース録り。
HAYAが一人でやりたくないばかりにマジマにまでやらせてしまったカリンバのレコーディング。 他のレコーディング最中に練習したかいあって、良い感じで録れました。
実はこの曲はSATOOへのレクイエム曲でしたが、マジマは知りません。
7/11(日)
残り数曲の歌入れとコーラス少々、そしてベースのオーバーダビング作業をやって、夕方に新譜の録音作業が無事すべて完了!あとは来週にミックスダウンとマスタリングが行われます。ようやくここまできました。メンバーの皆様、取りあえずはお疲れ様です。GEORGE師匠は、早くも来年(?)の次作に向けて意欲満々の様子でした(そういや、来年は結成20周年なんだね)。盤になって手元に届く日を、自分も心待ちにしています。

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