虚子




長月・神無月・霜月・師走

睦月の花

2005


花の歳時記

「風の盆恋歌」
 の小説の中で
「思わぬものが眼に入った」
 として登場してくる花が
 『酔芙蓉』です。

酔芙蓉 アオイ科 

 越中で立山 加賀では白山
    駿河の富士山 三国一だよ
    歌われよ わしゃ囃す

    おわら踊りの 笠きてござれ
    忍ぶ夜道は オラワ 月明かり
 
    きたさのさ どっこいさのさ
    浮いたか瓢箪(ひょうたん) かるそに流るる
    行先ぁ知らねど あの身になりたや

♪〜蚊帳の中から花を見る 
咲いてはかない酔芙蓉 
若い日の美しい 
私を抱いてほしかった 
しのび逢う恋 風の盆〜♪


   「風の盆恋歌」 石川さゆり

♂そろそろ呑むか〜
♀少しだけ〜

♂かなり好い気分〜
♀あら!ほんのりしてきたかしら〜

♂もう呑めねえ〜
♀どうしましょう。。

純白に咲き、
昼にはほんのり赤らみ
夕刻には赤く染まる
たった 一日で花の生涯を終える
美しく淑やかであり繊細な表情を持つ花
愛らしく そして哀らしく切ない花・・・ 

「風の盆恋歌」には久保田万太郎の句が 「ゆめにみし 人のおとろへ 芙蓉咲く」

芙蓉アオイ科
「酔芙蓉」は「芙蓉」の品種の一つです

枝ぶりの 日ごとにかはる 芙蓉かな 芭蕉

爺の所には肝心な酔芙蓉はありませんが、
上の句のようにこの時期芙蓉の花が咲き乱れます〜♪
酔芙蓉は曇った日とか、
温度のかげんで翌日まで赤い花が残る事があります。
二日酔いって云うんでしょうか?(誰かみたい。。)


睦月の花

マメ科

山萩

宮城野萩

丸葉萩

桜と云う桜があるようでない、松と云う松もあるようでない。。
桜なら「ソメイヨシノ」「ヤマザクラ」「オオシマザクラ」〜
松なら「アカマツ」「クロマツ」「ゴヨウマツ」〜
これら全体を称して「桜」「松」と呼んでいるだけだ。
萩も同じで左の3種の他に「ツクシハギ」「ニシキハギ」「メドハギ」「ネコハギ」等々がマメ科ハギ属にあってそれら全体を萩と呼んでいる。

左の画像を普通に比べても違いが良く分からないミヤギノハギは庭などの植木として見られるようで花序が長く枝垂れる。ヤマハギ、マルバハギは山に普通に見られるようでヤマハギの花序は葉より長い、マルバハギの花序はあるかどうか分からないほどで花は葉の付け根に咲いている。。どうせ全部覚えられないと思うから「マルバハギはズングリムックリ」と一つだけ覚えておこうと思う。。それも自信がないっちゃそれまでなんだが。。

「一家(ひとつや)に遊女も寝たり萩と月」  芭蕉

奥の細道の途中「荒海や佐渡によこたふ天河」を詠み爺の故郷(糸魚川)から                                    親不知の難所を抜けた時に詠んだ句、後に「波の間や小貝にまじる萩の塵」と続く。。

同じあんころもちでも春のお彼岸は牡丹餅(ぼたもち)、秋のお彼岸は萩の花に因んでお萩(おはぎ)と云うようだ。それにしても最近は「あんころ餅」を食べなくなった。。?
白状しますが両刀使いです〜♪

睦月の花

公孫樹

(イチョウ) イチョウ科

古生代の末期(1億五千万年前、巨大恐竜が棲息していた時代)に
地球上に広く分布し、生育していた樹種。

神宮外苑の並木
総本数・・146本(雄木44本 雌木102本)外苑に並木として1923年に植栽された。
 樹高、最高24m、目通り周り2m80p、最低17m、目通り周り1m80pのものを樹高順に、
青山口より降り勾配に従って植えられ、絵画館を眺む見事な遠近法を活用。
苗圃で実生されて80有余年、外苑に植栽されて70年。

金色の小さき鳥の形して
           銀杏散るなり夕日の丘へ  

与謝野 晶子

雌花と果実と葉

雄花と葉

公孫樹は銀杏とも書き、雌雄異株〜昔、雄杏・雌杏と云う呼び名を教わった。。
雄杏はトランクスの様な葉をし、雌杏はスカート型の葉をしているとも聞いた。
以来、注意して見ているが、かなりの確率で当たっているようだ!

♪〜鳩が飛びたつ 公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ
薄れ日に 微笑みながら  季節の歌を
ラララン ラララン ラララン  唄っているよ
貸してあげよか アコデイオン   銀杏は手品師 老いたピエロ

雲が流れる 公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ
口上は 言わないけれど  なれた手つきで
ラララン ラララン ラララン  カードをまくよ
秋が行くんだ 冬がくる  銀杏は手品師 老いたピエロ
〜♪

「公園の手品師」

フランク永井

♪〜銀杏は手品師
    老いたピエロ〜 

         う〜む!