Last update : 2008.3.10

バイク de GPS(C/Cx/HCx編)


etrex関係の記事はしばらく放置プレイ状態だったが、新しいGPSを入手したのでその取付風景を紹介します。
(本記事は2007.5.31のブログの記事を再編集したものです)・・・っていつの話じゃん(^^ゞ


1.能書き
ハンディタイプのGPSはこれで2個目。前モデルから改良され長時間使えるようになったものの、やはりロング&2泊以上のツーリングでは電池切れの不安が残る。実際1000kmほど走ってみたが丸3日は持たなかった。

2台で激安PCが買える<`〜´>
今回はGarminのLegendCx-Jと言うモデル。前のLegend-Jと比較すると、液晶がカラーになり低消費電力となってアウトドアでの利便性がよりアップした。しかし一番の変更点は安価で入手性のいいSDカードが使えるようになったことだろう。Jeg-Jは内蔵の16MBに地図やらlogやら入れたらすぐ満杯になるが、Cx-Jは2GBのmicroSDが使えるようになったお陰で、全国詳細地図がサクッと1枚に入る。軌跡ログは地図を転送した残りの200MBに入るが、仮に毎日ハードに走ったとしても3ヶ月は持つ計算。全国の1/10程度しか本体に入らず、行き先が変わる度に転送(しかも45分かかる)していた手間に比べるとまるで天国。
この便利さを知ってしまうともう戻れない。

電源Boxは前と同じように3端子レギュレータを使って作ってもいいが、今回は趣向を変えて安く簡単に入手可能な自動車用携帯電話充電器を流用することにした。
カーチャージャー
近所の100均でゲット。流石に100円ではなかったが、これだけの完成品がわずか400円前後。自分でこの部品と小物を揃えるとなると、とてもこの値段では無理。しかもどこでも簡単に手に入るのは嬉しい限り。
分解
中身はこんな感じ。微妙にコンデンサの容量とか違っていたりもするが2個共基本回路は同じだった。黒いヤツが100円高いのだがOEM元が違うのだろう。どちらもダ●ソーブランドで大陸製には変わりない。3端子レギュレータを使ったほうが部品点数は少なくて済むのだが、発熱やら電圧制限が大きいのでこの方式にしているようだ。

2.基礎編
電源BOXを作成するために基礎勉強をする。
基板拡大
この基板のメインな部品のアップ。MC34063なるMotorola社のアナログIC。名前の頭がMCなので元はMotorola製なのだが、現在はOnsemi社に業務移管されているようだ。
このICはチャージポンプとかDC-DCコンバータと呼ばれており、入力電圧に対して様々な電圧を発生させることが出来る。最大1.5A流すことが出来るスグレモノ。カーチャージャーとかの小物にはうってつけというワケだ。
修正ポイント
このICのデータシートをチェックしどこを変更すればいいかを確認する。
データシートからは(Step-Down Converterの例)、R1とR2の抵抗で出力電圧が決まっているのが読める。ってーことは、これを変更すれば所望の電圧を得ることが出来るってワケ。ちなみに電圧を上げることも、下げることも、反転(マイナス電圧を出力)させることも出来る。

データーシートの参考回路は
R1=1.2k(オーム)
R2=3.6K

出力電圧Vout=1.25x(1+(R2/R1))
= 1.25x(1+(3600/1200))
=5.0(V)
丁度5Vの設定になっていることがわかる。
そこで現物を確認すると
R2とR3
現物ではR1とR2がR2、R3となっているので読替える。

抵抗値をカラーバーから読んで見ると(上下逆に付いてる)
R2=茶黒黒茶茶=1000±1%
R3=橙橙黒茶茶=3300±1%

Vout=1.25x(1+(3300/1000))=5.37V。実測5.36Vだったので計算通り。

肝心のeTrexC系の電源電圧はUSB電圧の5V±5%(4.75-5.25V)なので少し下げる必要がある。
入手しやすい5%のE24系列抵抗の組合せ(一定の抵抗値ステップで製品化されている)で計算すると
R2=2200オーム
R3=6800
∴Vout=5.11V
若しくは4.7K/1.5K(≒5.17V)の組合わせいいだろう。5V丁度の設定だと電源ONの瞬間とかバックライトを点けた時の電圧低下で不安定になる可能性もあるのでちょい高めとした。

目標値が決まったので抵抗を交換する。ついでにインジケータのLEDが小さいので戸外でも分かり易いよう明るい5mmタイプに交換。
交換前後
R2とR3,R5(インジケータ用200オーム)とLED1が変わっているのが分かるだろうか?
改造後の実測値=5.17V。安価な抵抗を使ったので計算より電圧が上がったが、ケーブルやコネクタでの電圧低下を考えるといい方向だ。

3.組立
回路の改造が終わったら組み立てる。
シーリング。汚い??
必要なケーブルとコネクタを付けたら、例のバスコークを使って防水用シーリングを行う。
元はFUSEが付いていたが、500mAのポリスイッチ(リセッタブルFUSE)と交換。
FUSEを取り去った分空きが出たので切り詰めて小型化した(^^ゞ
完成品比較
上が今回の作品、下が以前のモノ。1cm程長くなったが前回とほぼ同じサイズになった。



次回はバイク接続用ケーブルの作成と実装を行う。


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